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第五章 幸福編
2話 情報量の暴力
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~談話室~
エレア「なあ。記憶消してよかったのか?」
エル「ええ?消さないとダメでしょうよ」
エル「七皇帝神王全員、性転換が可能とか
知られたら、ただでさえ距離あるのにもっと
開いちゃうよ」
エレア「だからと言って、その状態で抱く意味は
あったのか?」
エル「一応は私の従属でもある。黒苑達が手
出さないと決めた以上、私らで守らないとだしね」
エレア「...まあ、その考えには賛成だな」
エル「多分、明日には目覚めるから」
エル「そばにいてあげてね?」
エレア「言われなくとも。ずっといるさ」
ーーーー☆ーーーー
~日瑠暗の精神世界~
陰葉「まあ、話したいのはお前の種族に関する事と
エル様達の色々だな」
「は、はあ...」
陰葉「まず、ちょっと前。お前には種族が違うって話をしたよな?」
「そうだね。で、それがなんなの?」
陰葉「正確に言えば、種族は陰陽守護天龍のまま。
とあるものがプラスされている」
陽葉「それが、ベガ様も持っている、覚醒唯一神
です」
「覚醒、唯一神?」
陽葉「貴方のように、手に『覚醒の印』が出ている神に問答無用でつくもう一つの種族名のようなものです」
陽葉「その状態では、才能や特性、種族の覚醒に
よる暴走が無くなり、最初からその力を扱うことが可能になるんです」
「えと、それは、どういう...」
陽葉「...黒苑様が持つ才能と同じような効果です」
陰葉「黒苑様は、『覚醒』という才能を持っている」
陰葉「これは自身、もしくはその周りに覚醒の力。
言うならば、パワーアップする為の力を与えて、本来出来ない覚醒を行わせる才能だ。そして、
覚醒による精神暴走を軽くしたりも出来るんだ」
「...?」
陰葉「多分、起きた後にお前に覚醒の補助をする為の加護を付けると思う」
陰葉「わかってると思うが、アレ系の効果がプラスでないと効かないからな?」
「なんで、そんな特性を持ってるの...?」
陰葉「元々は無かったけどな。黒苑様と契約した時、移ったって聞いてるけど、真実かはわからん」
「そう、ですか...」
陰葉「あと、もう一つ」
「なに...?もう頭がパンクしそうなほど情報
渡されてるけども...」
陰葉「黒苑様達はお前に手を出さないと決めてる」
陰葉「その分、エル様とエレアス様からの愛情が
多くなるのを理解しておけよ」
「え、は、うん...?」
陰葉「じゃあ、戻りな、なにかあったらこっちから話しかける」
陽葉「脳に霊力を纏わせれば私達とも会話が
できますので」
陽葉「多分、霊力の付与くらいなら簡単
でしょうし」
陽葉「では、また」
「あ、うん...」
エレア「なあ。記憶消してよかったのか?」
エル「ええ?消さないとダメでしょうよ」
エル「七皇帝神王全員、性転換が可能とか
知られたら、ただでさえ距離あるのにもっと
開いちゃうよ」
エレア「だからと言って、その状態で抱く意味は
あったのか?」
エル「一応は私の従属でもある。黒苑達が手
出さないと決めた以上、私らで守らないとだしね」
エレア「...まあ、その考えには賛成だな」
エル「多分、明日には目覚めるから」
エル「そばにいてあげてね?」
エレア「言われなくとも。ずっといるさ」
ーーーー☆ーーーー
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陰葉「まあ、話したいのはお前の種族に関する事と
エル様達の色々だな」
「は、はあ...」
陰葉「まず、ちょっと前。お前には種族が違うって話をしたよな?」
「そうだね。で、それがなんなの?」
陰葉「正確に言えば、種族は陰陽守護天龍のまま。
とあるものがプラスされている」
陽葉「それが、ベガ様も持っている、覚醒唯一神
です」
「覚醒、唯一神?」
陽葉「貴方のように、手に『覚醒の印』が出ている神に問答無用でつくもう一つの種族名のようなものです」
陽葉「その状態では、才能や特性、種族の覚醒に
よる暴走が無くなり、最初からその力を扱うことが可能になるんです」
「えと、それは、どういう...」
陽葉「...黒苑様が持つ才能と同じような効果です」
陰葉「黒苑様は、『覚醒』という才能を持っている」
陰葉「これは自身、もしくはその周りに覚醒の力。
言うならば、パワーアップする為の力を与えて、本来出来ない覚醒を行わせる才能だ。そして、
覚醒による精神暴走を軽くしたりも出来るんだ」
「...?」
陰葉「多分、起きた後にお前に覚醒の補助をする為の加護を付けると思う」
陰葉「わかってると思うが、アレ系の効果がプラスでないと効かないからな?」
「なんで、そんな特性を持ってるの...?」
陰葉「元々は無かったけどな。黒苑様と契約した時、移ったって聞いてるけど、真実かはわからん」
「そう、ですか...」
陰葉「あと、もう一つ」
「なに...?もう頭がパンクしそうなほど情報
渡されてるけども...」
陰葉「黒苑様達はお前に手を出さないと決めてる」
陰葉「その分、エル様とエレアス様からの愛情が
多くなるのを理解しておけよ」
「え、は、うん...?」
陰葉「じゃあ、戻りな、なにかあったらこっちから話しかける」
陽葉「脳に霊力を纏わせれば私達とも会話が
できますので」
陽葉「多分、霊力の付与くらいなら簡単
でしょうし」
陽葉「では、また」
「あ、うん...」
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