上 下
33 / 108
第四章 復讐と才能編

6話 決行の裏での話し合い

しおりを挟む
~次の日の朝 日瑠暗side~

「っ...?」

「ゲホッ、ゲホッ...」

「っあ、う"...」

エレア「ふふっ。大丈夫かあ、日瑠暗?♡」

「っ、なお"じで、くだざいよ"...」

エレア「はいはい。大人しくしてろよ~♡」

エレア「そういや、治すにはキスした方が
いいんだが...♡」

「ッ⁈ 」

がしっ(腕を押さえる)

エレア「もう逃げるの辞めたらどうだあ?」

エレア「どうせ逃げられないだろ?」

「ッ...」

コンコン(扉を叩く)

エル「あ~。エレアス~?もし日瑠暗ちゃん
いるならこっちに渡してくれるかな~?」

エル「いくら時間が無制限とはいえ、復讐は
制限付きだから~」

エレア「...ああ。すぐ行かせるよ」

エレア「...今夜、覚悟しとけよ♡(耳元)」

「は、はいぃ...//」

ーーーー☆ーーーー
~広間~

「あ~...//」

(『覚悟しとけ』、か~...//)

(私、仮にも13歳なのに...//)

水波「日瑠暗~?大丈夫~?」

「あ、うん!ごめん、なんだっけ?」

水波「もう~。だから、これから人間界に
連れてってもらうから」

水波「そしたら……」

ーー☆ーー
「うん。オッケーオッケー」

琴㮈「ふむ...。わかったわ」

「じゃあ、囮役は私がやるってことで」

水波「よし。いいね?」

「じゃあエル様。お願いします」

エル「はいよ~。しっかりと陣内にいてね~」

シュン!

ーー☆ーー
~城内の談話室 エレアス視点~

「で、だ。日瑠暗もいないし、お前らに
事情聴取をしたくてな」

「まあ、聴取と言っても加護をつけたか
どうかだけどな」

黒苑「...いや~。私らは知らないなあ」

魅白「まず、私らの命を奪わないと言う最低保証がないんで」

「そんな私信用ないか?別に奪わないぞ」

黒苑「奪わないだけで、拷問かなんかはするんじゃないですか?」

(まあ、答え方によってはやるかもな)

「それに関しては答えられないなあ」

黒苑「くっ...」

魅白「私は付けてるの見てないからわからない
ですよ?」

「...本当かあ?」

魅白「私が来た時は帰ってましたから」

黒苑「そうだねえ。来てすぐ帰ってったね」

「...」

(嘘っぽいな...。契約してからは私に似てきてるし、仕方ないかもだが...)

黒苑「...ちなみに、付けたと言った場合、私らは
どうなるんです?」

「陽葉と同じ目に合うんじゃないのか?」

「私は気絶した後、研究室に運んだだけだから
わからんがな」

魅白「また、効果不明の薬を飲まされるのか...」

黒苑「はあ...私が付けましたよ、加護」

「へえ...?」

黒苑「万が一の為に付けといたんですよ」

黒苑「あと、今回のは魅白は全くの無関係なんで」

魅白「そ、そうそう!だから、罰は黒だけで~...」

「...いいだろう。今回のは不問にしてやる」

黒苑「はあっ...。よかった...」

「ただし、次やったら薬の刑な?」

黒苑「...はい」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

神による異世界転生〜転生した私の異世界ライフ〜

シュガーコクーン
ファンタジー
 女神のうっかりで死んでしまったOLが一人。そのOLは、女神によって幼女に戻って異世界転生させてもらうことに。  その幼女の新たな名前はリティア。リティアの繰り広げる異世界ファンタジーが今始まる!  「こんな話をいれて欲しい!」そんな要望も是非下さい!出来る限り書きたいと思います。  素人のつたない作品ですが、よければリティアの異世界ライフをお楽しみ下さい╰(*´︶`*)╯ 旧題「神による異世界転生〜転生幼女の異世界ライフ〜」  現在、小説家になろうでこの作品のリメイクを連載しています!そちらも是非覗いてみてください。

神々に天界に召喚され下界に追放された戦場カメラマンは神々に戦いを挑む。

黒ハット
ファンタジー
戦場カメラマンの北村大和は,異世界の神々の戦の戦力として神々の召喚魔法で特殊部隊の召喚に巻き込まれてしまい、天界に召喚されるが神力が弱い無能者の烙印を押され、役に立たないという理由で異世界の人間界に追放されて冒険者になる。剣と魔法の力をつけて人間を玩具のように扱う神々に戦いを挑むが果たして彼は神々に勝てるのだろうか

大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです

飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。 だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。 勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し! そんなお話です。

ガチャと異世界転生  システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!

よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。 獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。 俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。 単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。 ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。 大抵ガチャがあるんだよな。 幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。 だが俺は運がなかった。 ゲームの話ではないぞ? 現実で、だ。 疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。 そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。 そのまま帰らぬ人となったようだ。 で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。 どうやら異世界だ。 魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。 しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。 10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。 そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。 5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。 残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。 そんなある日、変化がやってきた。 疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。 その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。

(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅

あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり? 異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました! 完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。

外れスキル?だが最強だ ~不人気な土属性でも地球の知識で無双する~

海道一人
ファンタジー
俺は地球という異世界に転移し、六年後に元の世界へと戻ってきた。 地球は魔法が使えないかわりに科学という知識が発展していた。 俺が元の世界に戻ってきた時に身につけた特殊スキルはよりにもよって一番不人気の土属性だった。 だけど悔しくはない。 何故なら地球にいた六年間の間に身につけた知識がある。 そしてあらゆる物質を操れる土属性こそが最強だと知っているからだ。 ひょんなことから小さな村を襲ってきた山賊を土属性の力と地球の知識で討伐した俺はフィルド王国の調査隊長をしているアマーリアという女騎士と知り合うことになった。 アマーリアの協力もあってフィルド王国の首都ゴルドで暮らせるようになった俺は王国の陰で蠢く陰謀に巻き込まれていく。 フィルド王国を守るための俺の戦いが始まろうとしていた。 ※この小説は小説家になろうとカクヨムにも投稿しています

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?

火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…? 24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

処理中です...