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第三章 過去と狙い編

8話 才能と仕掛け

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~黒苑達の過去編から約200年後~

黒苑「あ~...。平和~」

魅白「なんだっけそれ。平和ボケ?だっけ」

黒苑「ん~?わかんないけど、平和なのは
いいじゃない?」

魅白「それはそうだねえ」

魅白「仕事はあるけど、基本暇だしね」

黒苑「仕事も叶神の時よりずっと簡単だしね」

魅白「でも、最初は戸惑ったよ?」

魅白「"電子技術"とか聞いたことなかったし」

黒苑「それは私もだよ。付きっきりで教えて
もらったからね」

魅白「私も付きっきりだったなあ」

魅白「...そういや、黒。少し聞きたい事あるんだ」

黒苑「どしたの?」

魅白「教えてもらってた時さ、距離近いなあって
感じたんだけど、黒はどうだった?」

黒苑「距離?あ~...。言われれば、近かったかも
しれない」

黒苑「でも、主従関だからかなって思ってたな」

魅白「やっぱ主従関のやつなのかな」

魅白「主も従属も居なかったから
わからなかったけど」

黒苑「きっとあれが本来の神の関係性
なんじゃない?」

魅白「うん。そうだよね」

ーーーーーーーー
~エルの部屋~

エル「~~♪」

コンコン

エル「っ?は~い。誰?」

エレアス「私だ。入っていいか?」

エル「ああ。どうぞ~」


エル「で、どうしたの?」

エル「また闇世界でなんかあった?」

エレアス「いや?今回のは別件だ」

エル「そうなの?なら、なに?」

エレアス「...あの二人の、について少しな」

エル「ああ。調査してたやつね。で、
どうだった?」

エレアス「それがな...」

~説明中~

エル「あ~、え?」

エル「ん~?才能の塊とは思ってたけど、それは
なんか違うような...」

エレアス「私らと契約したからある程度の
ドーピングはあるが、こんなのは初めてだな」

エル「...はあ、しゃーない。使わないつもり
だったけど」

エル「ちょうど最近、発明した薬がある」

エレアス「...飲ませるのか?」

エル「その方が楽だよ。大丈夫でしょ?」

エレアス「...わかった。今回はお前に従うよ」

ーーーーーーーー

黒苑「...なんだろう。嫌な予感が」

魅白「なんだろ...寒気がする」

二人「「なんか、今すぐ逃げろと本能が言っている気がする...」」

エル「お~い!二人ともこっち来てくれない?」

黒苑「は~い」

魅白「すぐ行きます~」


魅白「で、私達になにか用ですか?」

エル「うん。二人にこれ飲んで欲しいんだ」

黒苑「...? ただの水じゃないですか」

エル「ふふ。飲んでみなよ」

黒苑「...」

魅白「ええ...大丈夫ですか?死にません?」

エル「大丈夫!いいから、飲んで!」

黒苑「はあ...」

魅白(不安しかないけど、仕方ない...)

ごくっ
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