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第二章 神の世界編
10話 話し合いの余地
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「ッ...」
(どれくらい経ったんだろう?)
(お腹が空きすぎて、先に餓死しそう...)
(何故か眠気も出てくるし...)
エレアス「へえ。人間にしては耐えてるな」
「ッぅ...」
エレアス「まあ、もう限界か」
(もう、十二時?)
(真っ暗だから時間がわからない...)
エレアス「さて、三択だったが、どれにする?」
「...そ、んなの」
エレアス「...?」
「決め、られな、ぃ...」
エレアス「...そうか」
カチャン
「...?」
エレアス「なら、いい方法がある」
エレアス「少し眠ってな」
どがっ
「ッ...」
バタン
エレアス「選ばない選択肢、か」
エレアス「まあ、これでもいい」
エレアス「私らは本が欲しいんじゃない」
エレアス「まあ、本は欲しいがもっと言うなら」
エレアス「本と契約した少女が
欲しかった、だな」
ーーーーーーーー
「...ぅ、っ」
(なんか、首が痛い...)
「...なにが、あって」
エル「おはよう。梨花ちゃん?」
「ッ...?」
エル「起きたばっかで悪いけど、やって貰わないといけないことがあるんだよね」
「...それは?」
エル「この本と、契約をしてもらいたいのよ」
「...え?でも、それをしたら陰葉達は?」
エル「別に後からでも契約は可能だよ」
エル「ただ、この本の力は消える直前ぐらいでね」
エル「早急に契約をして、神になって欲しい」
「陽奈達は、人間界にいるんですか?」
エル「...?どういうことかな?」
「えっ?だって、さっき...」
エレアス「ああ。さっき言ったのは嘘だ」
「えっ...?」
エル「闇の神様だからねえ。嘘とかは得意分野
だもんね」
「なら、なんで城内で陽奈達と会わないんですか?」
エル「あの三人は契約した後、森で暮らしてるからだね」
「森?そんな場所あるんですか?」
エル「ここに来る時見たと思ってたけど、
見てなかった?」
「え?あ、そういえば...綺麗な森があったような」
エル「そうそう。そこで暮らしてるだけだよ」
エル「まあ、エレアスの嘘は太刀悪いからね」
エル「こっちから謝っとくよ」
「え、あ、いえ...」
エル「話を戻して。本の契約をしてから、陰葉達との契約をしてくれるかな?」
エル「あと、個人的に聞きたいんだけど」
「はい?」
エル「本に加護がついてるけど、元々?それとも、誰か付けたの?」
「後から誰かが付けたと言った場合、
どうなります?」
エル「...まあ、私らに言わなかった事について
問い詰めるくらいかな?」
(なら、大丈夫かな?問い詰めるだけなんだもんね)
「加護、は昨日?につけてもらったものです」
エル「ほうほう。付けたが誰かは予想つくから
いいとして」
エル「契約、しちゃっていいかな?」
「...」
エル「...痛みとかはない」
「っ?」
エル「ただ、強い力を取り込む訳だから体が重たく感じるだろうけどね」
エル「さっ。この本の"はい"の所に触ったら
完了だよ」
「...」
バタン!
「ッ⁈」
(どれくらい経ったんだろう?)
(お腹が空きすぎて、先に餓死しそう...)
(何故か眠気も出てくるし...)
エレアス「へえ。人間にしては耐えてるな」
「ッぅ...」
エレアス「まあ、もう限界か」
(もう、十二時?)
(真っ暗だから時間がわからない...)
エレアス「さて、三択だったが、どれにする?」
「...そ、んなの」
エレアス「...?」
「決め、られな、ぃ...」
エレアス「...そうか」
カチャン
「...?」
エレアス「なら、いい方法がある」
エレアス「少し眠ってな」
どがっ
「ッ...」
バタン
エレアス「選ばない選択肢、か」
エレアス「まあ、これでもいい」
エレアス「私らは本が欲しいんじゃない」
エレアス「まあ、本は欲しいがもっと言うなら」
エレアス「本と契約した少女が
欲しかった、だな」
ーーーーーーーー
「...ぅ、っ」
(なんか、首が痛い...)
「...なにが、あって」
エル「おはよう。梨花ちゃん?」
「ッ...?」
エル「起きたばっかで悪いけど、やって貰わないといけないことがあるんだよね」
「...それは?」
エル「この本と、契約をしてもらいたいのよ」
「...え?でも、それをしたら陰葉達は?」
エル「別に後からでも契約は可能だよ」
エル「ただ、この本の力は消える直前ぐらいでね」
エル「早急に契約をして、神になって欲しい」
「陽奈達は、人間界にいるんですか?」
エル「...?どういうことかな?」
「えっ?だって、さっき...」
エレアス「ああ。さっき言ったのは嘘だ」
「えっ...?」
エル「闇の神様だからねえ。嘘とかは得意分野
だもんね」
「なら、なんで城内で陽奈達と会わないんですか?」
エル「あの三人は契約した後、森で暮らしてるからだね」
「森?そんな場所あるんですか?」
エル「ここに来る時見たと思ってたけど、
見てなかった?」
「え?あ、そういえば...綺麗な森があったような」
エル「そうそう。そこで暮らしてるだけだよ」
エル「まあ、エレアスの嘘は太刀悪いからね」
エル「こっちから謝っとくよ」
「え、あ、いえ...」
エル「話を戻して。本の契約をしてから、陰葉達との契約をしてくれるかな?」
エル「あと、個人的に聞きたいんだけど」
「はい?」
エル「本に加護がついてるけど、元々?それとも、誰か付けたの?」
「後から誰かが付けたと言った場合、
どうなります?」
エル「...まあ、私らに言わなかった事について
問い詰めるくらいかな?」
(なら、大丈夫かな?問い詰めるだけなんだもんね)
「加護、は昨日?につけてもらったものです」
エル「ほうほう。付けたが誰かは予想つくから
いいとして」
エル「契約、しちゃっていいかな?」
「...」
エル「...痛みとかはない」
「っ?」
エル「ただ、強い力を取り込む訳だから体が重たく感じるだろうけどね」
エル「さっ。この本の"はい"の所に触ったら
完了だよ」
「...」
バタン!
「ッ⁈」
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