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第二章 神の世界編
6話 危険信号
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エレアス「はあ。アイツら何処行ったんだ?」
エル「ああ。やっぱ察して逃げたの?」
エレアス「そうだ。まあ、わかりやすく殺気
出したし、気付かれても仕方ないか」
エル「でも、本はちゃんと取り戻さないとだよ?」
エル「それに、力と契約の件もまだ
終わってないんだから」
エレアス「それはこの世界の気質にある程度
慣れてからの話だ」
エレアス「今は本の回収を優先して私は動く」
エル「はいはい。ガンバ~」
エレアス「...」
ーーーーーーーー
黒苑「死んじゃうね」
「そんな...早急って、どれくらいなんですか」
黒苑「ん~...。どうなんだろ」
黒苑「でも、君がこの本の力を肉体に入れるのは
難しそうだけどなあ」
「それは、どうして?」
黒苑「だって君、愛し子でしょ?」
黒苑「愛し子はその神達と契約して、神の力を
代わりに持つ役割を担っているのさ」
黒苑「まあ、あまりに強すぎる力なせいでこれまで何人も死んでるけど」
陰葉「...それは、なんというか」
「じゃあ、私も...?」
黒苑「君は死なないよ。少なくとも、君はね」
黒苑「ただ、他の愛し子がどうなのかだけ
気になるかな」
「...」
黒苑「ひとまず、大事に至らないように本に加護は
付けといてあげるよ」
黒苑「命の危機を感じた時、その加護は
働くからね」
「えっと、ありがとうございます?」
黒苑「うん。はい、本。それじゃ、早く帰りな」
黒苑「みんながきっと心配してるよ」
陰葉「そうですね。梨花、帰るか」
「あ、うん。わかった」
陰葉「手をちゃんと掴んでてな」
「う、うん」
シュン!
魅白「ただいま~って、あれ?」
黒苑「ああ。おかえり~」
魅白「人間の気配?誰か連れて来たの?」
黒苑「それはほら。あれだよ」
魅白「あ~、愛し子かあ」
魅白「今回は力がちゃんと受け入れられると
いいけど...」
黒苑「でも、今回の子は大丈夫そうだったよ」
魅白「そうなの?なら私も会いたかったなあ」
黒苑「そのうち来るさ」
黒苑(命の危機なんてその辺に転がってるぐらいのものだからね)
エル「ああ。やっぱ察して逃げたの?」
エレアス「そうだ。まあ、わかりやすく殺気
出したし、気付かれても仕方ないか」
エル「でも、本はちゃんと取り戻さないとだよ?」
エル「それに、力と契約の件もまだ
終わってないんだから」
エレアス「それはこの世界の気質にある程度
慣れてからの話だ」
エレアス「今は本の回収を優先して私は動く」
エル「はいはい。ガンバ~」
エレアス「...」
ーーーーーーーー
黒苑「死んじゃうね」
「そんな...早急って、どれくらいなんですか」
黒苑「ん~...。どうなんだろ」
黒苑「でも、君がこの本の力を肉体に入れるのは
難しそうだけどなあ」
「それは、どうして?」
黒苑「だって君、愛し子でしょ?」
黒苑「愛し子はその神達と契約して、神の力を
代わりに持つ役割を担っているのさ」
黒苑「まあ、あまりに強すぎる力なせいでこれまで何人も死んでるけど」
陰葉「...それは、なんというか」
「じゃあ、私も...?」
黒苑「君は死なないよ。少なくとも、君はね」
黒苑「ただ、他の愛し子がどうなのかだけ
気になるかな」
「...」
黒苑「ひとまず、大事に至らないように本に加護は
付けといてあげるよ」
黒苑「命の危機を感じた時、その加護は
働くからね」
「えっと、ありがとうございます?」
黒苑「うん。はい、本。それじゃ、早く帰りな」
黒苑「みんながきっと心配してるよ」
陰葉「そうですね。梨花、帰るか」
「あ、うん。わかった」
陰葉「手をちゃんと掴んでてな」
「う、うん」
シュン!
魅白「ただいま~って、あれ?」
黒苑「ああ。おかえり~」
魅白「人間の気配?誰か連れて来たの?」
黒苑「それはほら。あれだよ」
魅白「あ~、愛し子かあ」
魅白「今回は力がちゃんと受け入れられると
いいけど...」
黒苑「でも、今回の子は大丈夫そうだったよ」
魅白「そうなの?なら私も会いたかったなあ」
黒苑「そのうち来るさ」
黒苑(命の危機なんてその辺に転がってるぐらいのものだからね)
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