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第一章 迎え編

6話 特別な契約

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~陽奈side~

「なんで、みんな何処に行ったの...?」

「しかも、なんか森が暗い...」

「まだ、お昼ぐらいだったはずなのに...」

「こんな、真夜中の森みたいに...」

??「独り言は終わったかい?」

「え...?」

??「やあ。神に愛されし子供、ちゃん」

??「君を待ってたんだよ、ずっと」

琴㮈「私は琴㮈ことな。猫の神獣さ」

「神、獣...?」

琴㮈「そう、神獣。私は、貴方を神の世界に、
いや」

琴㮈「貴方達、愛神者を神の世界に連れて行く為にここに来た」

琴㮈「神の世界からの使者、さ」

「ッ...?」

ーーーーーーーー
~葵蘭、のの、音空side~

葵蘭「皆さん、何処に行かれたんでしょうか...」

のの「本当だね。まるで、最初からそこに
居なかったみたい」

音空「...この花、なにも関係ないのかな」

のの「ええっ?それはないわよ」

のの「必ず、その花がなにか関係してるはずよ」

葵蘭「...やっぱり、鬽神者は嫌われ、死ぬのが
お似合いなのでしょうか...」

のの「っ?そんなこと言わないでよ!」

のの「絶対に、違う!必ず、何処かに答えが...」

??「そうそう。答えは必ずある」

??「それも、かなりず~っと近くに、ね」

のの「ッ⁈ 」

??「やあやあ、神に愛されし者達!」

翠理「な~んてね。私は翠理すいり。小鳥の一族を守護する鳥の神様だよ」

流羅「私の名前は流羅るら。小さな動物を守護する守護神です」

アルセ「私はアルセ。精霊と大きな鳥を守護する
神よ」

葵蘭「ッ...?」

のの「どういう、こと?なにが、
どうなってるの?」

音空「貴方達は、神様なの?」

翠理「そう。私達は正真正銘、神様だよ」

音空「じゃあ、なんでここに?」

のの「私達は鬽渦者よ。きっと、殺しに
来たんでしょ...?」

アルセ「...?そんなことしませんよ?むしろ、
貴方達は殺してはいけない存在です」

のの「ッ⁈ 」

翠理「今から、事情説明をするから」

翠理「よく聞いててね」

~説明中~

葵蘭「...つまり、鬽渦者は悪魔と契約してる
のではなく」

のの「神様と契約し、愛される契約を結べる者ってこと?」

翠理「そう。理解してもらえてよかったよ」

翠理「じゃあ、理解できたところで」

翠理「君たちを私達が暮らす神の世界」

翠理「テオラス・ネーションに案内するよ」

ーーーーーーーー
~陽奈side~

「テオラス・ネーション?」

琴㮈「そう。そこに私達神は住んでいるの」

琴㮈「まあ、そこ以外にも神の国はあるんだけど」

琴㮈「私達はそこ所属の神だからね」

「は、はあ...」

「でも、どうやって行くの?私達は神でも
ないのに...」

琴㮈「それは勿論、いい方法がある」
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