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第一章 迎え編
2話 森の声
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~森の中~
「...」
奏「なにか、思い出してるの?」
「...?まあ、そうかもね」
ーーーーーーーー
~回想内での次の日~
神主「さて、これから森へ行く。大人しく
していろよ」
梨花「...」
梨花(大人しいも何も、口に布巻かれてて
しゃべれない...)
~森の中~
どさっ!
梨花「っ、んん"...」
神主「じゃあな、鬽渦者ども」
ザッザッザッ...
梨花(とりま、これ外さないと)
梨花「んんん...っと!外れた!」
奏「っはあ!外れた...だいぶ強くついてたなぁ」
梨花「他のみんなのも外そう」
奏「うん!」
~外し終わって~
陽奈「はあ。こんな森の奥。どうしよう...」
葵蘭「あ、私、葵蘭と言います。陽奈の幼馴染です...」
梨花「よろしくね、葵蘭さん」
葵蘭「あ、私のことは呼び捨てで構いませんよ。
私の敬語は癖なだけですから」
梨花「そう?なら、外すね」
奏「で、そちら二人は...」
のの「私はのの。陽奈と同じ学校にいて、
幼馴染なの」
音空「私は音空。梨花と奏との幼馴染ね」
陽奈「と、なると。私ら6人はそれぞれで幼馴染の関係性だったのね」
梨花「そうだね。でも、それがなにかあるの?」
陽奈「わからない。ただ、不思議な共通点だなと
思っただけ」
梨花「そう、だね...」
音空「あっ!私、あっちに木の実が生えている場所があるのを知ってるんだ」
音空「もしかしたら、少しなら食べられるかも」
奏「っ!いいね、行ってみようか!」
ーーーーーーーー
音空「っ...?これは」
奏「なにこれ、石造りの、柱?」
陽奈「音空、これ。元々あったの?」
音空「知らない、わ。こんなの、見たことない」
梨花「じゃあ、この柱はなんなんだろう...」
のの「悪戯、とか?」
葵蘭「でも、こんな森の奥に悪戯なんて
おかしいですよ」
のの「それもそっか。なら、なんで...?」
梨花「と、取り敢えず!木の実を探さない?」
梨花「まずは、食べ物と飲み水がないと」
奏「そうだね。じゃあ...」
梨花「どう?音空。ありそう?」
音空「うん。この調子なら、大丈夫そう」
葵蘭「あ、あの。これも食べれますよね?」
音空「あ、それ、少し酸っぱいけど
美味しいんだよ」
葵蘭「っ!私、酸っぱいの好きなんですよ!」
葵蘭「たくさん集めますね!」
音空「うん。でも迷わないようにね!」
葵蘭「はい!わかってますよ」
ーーーーーーーー
梨花「あ、もう夕方だ...」
梨花「音空、葵蘭。帰ろう?」
っ...?いない?
「うそ?なんで?さっきまで、確かに一緒に...」
「私が迷子、だよね...」
「どうしよう、心配させちゃう...」
ガサッ!
「っひ、ぁ...?」
「なにこれ?本?なんで...?」
パラパラ...
「なにこの文字?読めない...」
葵蘭「あっ!梨花さん!」
「っ!よ、よかった!」
葵蘭「はい。皆さん、心配してますよ」
葵蘭「帰りましょう?」
梨花「そう、だよね。帰ろう」
??「もうちょっと、待っててね」
「っ⁈」
「...」
奏「なにか、思い出してるの?」
「...?まあ、そうかもね」
ーーーーーーーー
~回想内での次の日~
神主「さて、これから森へ行く。大人しく
していろよ」
梨花「...」
梨花(大人しいも何も、口に布巻かれてて
しゃべれない...)
~森の中~
どさっ!
梨花「っ、んん"...」
神主「じゃあな、鬽渦者ども」
ザッザッザッ...
梨花(とりま、これ外さないと)
梨花「んんん...っと!外れた!」
奏「っはあ!外れた...だいぶ強くついてたなぁ」
梨花「他のみんなのも外そう」
奏「うん!」
~外し終わって~
陽奈「はあ。こんな森の奥。どうしよう...」
葵蘭「あ、私、葵蘭と言います。陽奈の幼馴染です...」
梨花「よろしくね、葵蘭さん」
葵蘭「あ、私のことは呼び捨てで構いませんよ。
私の敬語は癖なだけですから」
梨花「そう?なら、外すね」
奏「で、そちら二人は...」
のの「私はのの。陽奈と同じ学校にいて、
幼馴染なの」
音空「私は音空。梨花と奏との幼馴染ね」
陽奈「と、なると。私ら6人はそれぞれで幼馴染の関係性だったのね」
梨花「そうだね。でも、それがなにかあるの?」
陽奈「わからない。ただ、不思議な共通点だなと
思っただけ」
梨花「そう、だね...」
音空「あっ!私、あっちに木の実が生えている場所があるのを知ってるんだ」
音空「もしかしたら、少しなら食べられるかも」
奏「っ!いいね、行ってみようか!」
ーーーーーーーー
音空「っ...?これは」
奏「なにこれ、石造りの、柱?」
陽奈「音空、これ。元々あったの?」
音空「知らない、わ。こんなの、見たことない」
梨花「じゃあ、この柱はなんなんだろう...」
のの「悪戯、とか?」
葵蘭「でも、こんな森の奥に悪戯なんて
おかしいですよ」
のの「それもそっか。なら、なんで...?」
梨花「と、取り敢えず!木の実を探さない?」
梨花「まずは、食べ物と飲み水がないと」
奏「そうだね。じゃあ...」
梨花「どう?音空。ありそう?」
音空「うん。この調子なら、大丈夫そう」
葵蘭「あ、あの。これも食べれますよね?」
音空「あ、それ、少し酸っぱいけど
美味しいんだよ」
葵蘭「っ!私、酸っぱいの好きなんですよ!」
葵蘭「たくさん集めますね!」
音空「うん。でも迷わないようにね!」
葵蘭「はい!わかってますよ」
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梨花「あ、もう夕方だ...」
梨花「音空、葵蘭。帰ろう?」
っ...?いない?
「うそ?なんで?さっきまで、確かに一緒に...」
「私が迷子、だよね...」
「どうしよう、心配させちゃう...」
ガサッ!
「っひ、ぁ...?」
「なにこれ?本?なんで...?」
パラパラ...
「なにこの文字?読めない...」
葵蘭「あっ!梨花さん!」
「っ!よ、よかった!」
葵蘭「はい。皆さん、心配してますよ」
葵蘭「帰りましょう?」
梨花「そう、だよね。帰ろう」
??「もうちょっと、待っててね」
「っ⁈」
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