20 / 82
第一章 高校入学
1-19
しおりを挟む
~二島千陽~
君は私のことを男らしいという。
男らしいのは本当は君なのに。君はずっと私のヒーローなのに。
昨日ちやほやしていた女子達の距離感。
その距離感がもう恐かった。
やはりそう言う目で見るのかと。
少しくらい男の子っぽくなってしまった私が物珍しいのかと。
誤解を解いてくれるリュウちゃん、庇ってくれるリュウちゃん、私の代わりに怒ってくれるリュウちゃん、抱きしめられずにはいられなかった。
・・・・・・暴走させないように。
「暑苦しいから離れろ、バカ」
私に怒るリュウちゃんも愛おしい。
私はこの人のお嫁さんになりたい。
ずっと一緒にいたい。
子供の頃に思った感情は今でも全く変わらない。
その夢が叶うなら他は何にもいらない。
世界を敵にまわしてもって言えば良いのだろうか?
すべてが敵になろうとリュウちゃんが一緒の世界なら進み続けることが出来るだろう。
一人で耐えたあの辛い日々の中、ずっと思っていたリュウちゃん。
相変わらず私のために怒ってくれるんだな。
あの時と一緒だよ。
やっぱり変わらないな、リュウちゃん。
それより、リュウちゃんの部屋の大量のライトノベル・・・・・・リュウちゃんをものにしたいなら勉強しないとかな。
借りるのもあからさまだし、電子書籍で試しに読んでみるか。
アニメもサブスクで見られるから、それでヒロインのモノマネ出来るようにしないと。
オタクの彼氏の攻略法はオタクの趣味への理解。
たまにSNSで見る夫の趣味の物を売りに出すような最低な悪魔のようなお嫁さんにだけはなりたくない。
あんなことしたら、本人はきっと心に傷を受けるのに、なんでそれをわかってあげられないのだろう?
そうやって趣味を否定するなら、最初っからそう言う人と結婚しちゃだめだよ。
私はリュウちゃんが美少女フィギュアや、美少女が描かれた抱き枕を集め出しても、否定はしないよ。
自分のお小遣いは好きに使うべきだもの。
君は私のことを男らしいという。
男らしいのは本当は君なのに。君はずっと私のヒーローなのに。
昨日ちやほやしていた女子達の距離感。
その距離感がもう恐かった。
やはりそう言う目で見るのかと。
少しくらい男の子っぽくなってしまった私が物珍しいのかと。
誤解を解いてくれるリュウちゃん、庇ってくれるリュウちゃん、私の代わりに怒ってくれるリュウちゃん、抱きしめられずにはいられなかった。
・・・・・・暴走させないように。
「暑苦しいから離れろ、バカ」
私に怒るリュウちゃんも愛おしい。
私はこの人のお嫁さんになりたい。
ずっと一緒にいたい。
子供の頃に思った感情は今でも全く変わらない。
その夢が叶うなら他は何にもいらない。
世界を敵にまわしてもって言えば良いのだろうか?
すべてが敵になろうとリュウちゃんが一緒の世界なら進み続けることが出来るだろう。
一人で耐えたあの辛い日々の中、ずっと思っていたリュウちゃん。
相変わらず私のために怒ってくれるんだな。
あの時と一緒だよ。
やっぱり変わらないな、リュウちゃん。
それより、リュウちゃんの部屋の大量のライトノベル・・・・・・リュウちゃんをものにしたいなら勉強しないとかな。
借りるのもあからさまだし、電子書籍で試しに読んでみるか。
アニメもサブスクで見られるから、それでヒロインのモノマネ出来るようにしないと。
オタクの彼氏の攻略法はオタクの趣味への理解。
たまにSNSで見る夫の趣味の物を売りに出すような最低な悪魔のようなお嫁さんにだけはなりたくない。
あんなことしたら、本人はきっと心に傷を受けるのに、なんでそれをわかってあげられないのだろう?
そうやって趣味を否定するなら、最初っからそう言う人と結婚しちゃだめだよ。
私はリュウちゃんが美少女フィギュアや、美少女が描かれた抱き枕を集め出しても、否定はしないよ。
自分のお小遣いは好きに使うべきだもの。
0
お気に入りに追加
20
あなたにおすすめの小説
幼馴染と話し合って恋人になってみた→夫婦になってみた
久野真一
青春
最近の俺はちょっとした悩みを抱えている。クラスメート曰く、
幼馴染である百合(ゆり)と仲が良すぎるせいで付き合ってるか気になるらしい。
堀川百合(ほりかわゆり)。美人で成績優秀、運動完璧だけど朝が弱くてゲーム好きな天才肌の女の子。
猫みたいに気まぐれだけど優しい一面もあるそんな女の子。
百合とはゲームや面白いことが好きなところが馬が合って仲の良い関係を続けている。
そんな百合は今年は隣のクラス。俺と付き合ってるのかよく勘ぐられるらしい。
男女が仲良くしてるからすぐ付き合ってるだの何だの勘ぐってくるのは困る。
とはいえ。百合は異性としても魅力的なわけで付き合ってみたいという気持ちもある。
そんなことを悩んでいたある日の下校途中。百合から
「修二は私と恋人になりたい?」
なんて聞かれた。考えた末の言葉らしい。
百合としても満更じゃないのなら恋人になるのを躊躇する理由もない。
「なれたらいいと思ってる」
少し曖昧な返事とともに恋人になった俺たち。
食べさせあいをしたり、キスやその先もしてみたり。
恋人になった後は今までよりもっと楽しい毎日。
そんな俺達は大学に入る時に籍を入れて学生夫婦としての生活も開始。
夜一緒に寝たり、一緒に大学の講義を受けたり、新婚旅行に行ったりと
新婚生活も満喫中。
これは俺と百合が恋人としてイチャイチャしたり、
新婚生活を楽しんだりする、甘くてほのぼのとする日常のお話。
自称未来の妻なヤンデレ転校生に振り回された挙句、最終的に責任を取らされる話
水島紗鳥
青春
成績優秀でスポーツ万能な男子高校生の黒月拓馬は、学校では常に1人だった。
そんなハイスペックぼっちな拓馬の前に未来の妻を自称する日英ハーフの美少女転校生、十六夜アリスが現れた事で平穏だった日常生活が激変する。
凄まじくヤンデレなアリスは拓馬を自分だけの物にするためにありとあらゆる手段を取り、どんどん外堀を埋めていく。
「なあ、サインと判子欲しいって渡された紙が記入済婚姻届なのは気のせいか?」
「気にしない気にしない」
「いや、気にするに決まってるだろ」
ヤンデレなアリスから完全にロックオンされてしまった拓馬の運命はいかに……?(なお、もう一生逃げられない模様)
表紙はイラストレーターの谷川犬兎様に描いていただきました。
小説投稿サイトでの利用許可を頂いております。

彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。
遊。
青春
主人公、三澄悠太35才。
彼女にフラれ、現実にうんざりしていた彼は、事故にあって転生。
……した先はまるで俺がこうだったら良かったと思っていた世界を絵に書いたような学生時代。
でも何故か俺をフッた筈の元カノ達も居て!?
もう恋愛したくないリベンジ主人公❌そんな主人公がどこか気になる元カノ、他多数のドタバタラブコメディー!
ちょっとずつちょっとずつの更新になります!(主に土日。)
略称はフラれろう(色とりどりのラブコメに精一杯の呪いを添えて、、笑)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
「南風の頃に」~ノダケンとその仲間達~
kitamitio
青春
合格するはずのなかった札幌の超難関高に入学してしまった野球少年の野田賢治は、野球部員たちの執拗な勧誘を逃れ陸上部に入部する。北海道の海沿いの田舎町で育った彼は仲間たちの優秀さに引け目を感じる生活を送っていたが、長年続けて来た野球との違いに戸惑いながらも陸上競技にのめりこんでいく。「自主自律」を校訓とする私服の学校に敢えて詰襟の学生服を着ていくことで自分自身の存在を主張しようとしていた野田賢治。それでも新しい仲間が広がっていく中で少しずつ変わっていくものがあった。そして、隠していた野田賢治自身の過去について少しずつ知らされていく……。
Bグループの少年
櫻井春輝
青春
クラスや校内で目立つグループをA(目立つ)のグループとして、目立たないグループはC(目立たない)とすれば、その中間のグループはB(普通)となる。そんなカテゴリー分けをした少年はAグループの悪友たちにふりまわされた穏やかとは言いにくい中学校生活と違い、高校生活は穏やかに過ごしたいと考え、高校ではB(普通)グループに入り、その中でも特に目立たないよう存在感を薄く生活し、平穏な一年を過ごす。この平穏を逃すものかと誓う少年だが、ある日、特A(特に目立つ)の美少女を助けたことから変化を始める。少年は地味で平穏な生活を守っていけるのか……?

切り札の男
古野ジョン
青春
野球への未練から、毎日のようにバッティングセンターに通う高校一年生の久保雄大。
ある日、野球部のマネージャーだという滝川まなに野球部に入るよう頼まれる。
理由を聞くと、「三年の兄をプロ野球選手にするため、少しでも大会で勝ち上がりたい」のだという。
そんな簡単にプロ野球に入れるわけがない。そう思った久保は、つい彼女と口論してしまう。
その結果、「兄の球を打ってみろ」とけしかけられてしまった。
彼はその挑発に乗ってしまうが……
小説家になろう・カクヨム・ハーメルンにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる