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第一章 高校入学
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慌てて脱衣所に出て戸を閉めると、浴室から声がする。
「リュウちゃんまだいるよね?」
「あぁ、って千陽、女だったのか?」
「だから、そう言ってるじゃん」
「だから・・・・・・なんだ・・・・・・その性転換とかではないのか?俺そういうのは全然気にしないし千陽がそうだとしても親友に戻るのは良いんだが」
「・・・・・・生まれたときからずっと女だって、一度もチンチン生えたことないよ。それでも親友だったじゃん・・・・・・親友に戻れないの?男と女の友情はないって言わないよね?」
「いや、それとこれとは話は別だろ?男と女だろうと友情は結べるだろ。だとしても、混浴は駄目だろ」
「え~俺とリュウちゃんだよ?ねぇ~隠すから一緒に入ろうよ」
「やだよ」
「なんだよ、意気地なし、根性なし、へたれ、弱虫、二次元世界の住人、へたれ主人公」
軽い挑発だと知ってても、そこまで言われるとなんだか悔しくて、ドアを開けるとちゃんと大きいタオルで前を隠して岩風呂に入っていた。
「持っているなら始めっから隠せよな」
千陽がニヤニヤしているのが俺の心を見透かされているようで意地になって湯船に戻る。
タオルを腰に巻いて入ると、
「体は男らしいんじゃん」
「うっせぇ、とに何なんだよ、このライトノベル展開、幼なじみだと思っていた親友が女だったって・・・・・・だったら、そこは美少女に育っている展開だろ?そらは、ちゃんと美少女だったよ」
「そら?あはははははははははっ、なんかのライトノベルのヒロイン?なにそれって、えいっ」
幼なじみ『そら』は、高校で美少女として主人公の前に現れた。
性格がちょっと残念なヒロイン幼なじみ。
「うわ、バカ、俺のタオル返せよ」
「良いじゃん減るもんじゃないし見せてくれたって、ねぇねぇ、俺の実は見たいでしょ?」
「タオル取ったら出るからな、俺のタオルも返せ」
「出すの間違いじゃなくて?」
「バカかっとに何なんだよ、エロ美青年系ヒロインって」
「リュウちゃんの目にも俺、美青年系に見えているんだよね?」
俺のタオルを投げてきてボソリと言う。
今日ほど、この温泉が濁り湯だったら良かったのにっと思った日はないだろう。
ここは単純塩化物泉、透明な温泉で塩っ辛い湯、温まるのにや肌の吹き出物に良かったりする湯。
「千陽、イケメンの自覚なしか?」
「女がイケメンって褒められてもね・・・・・・何回も言われているけど、リュウちゃんにまで言われるとは思わなかったよ」
その困り顔がなぜか可愛く見えた。
「男だろうと女だろうと千陽は千陽、俺の親友だ、ただ、前は隠せ」
「うん、親友にまたなれるんだね」
タオルを剥ぎ取り、にじり寄ってくる千陽、
「だから、裸で近づいてくるなっての変態、痴女か」
パシャリとお湯を顔に勢いよく掛ける。
「顔射大当たり」
「うっせ、バカ、なんなんだよ・・・・・・」
近づいてきたところで湯船に身を付けて隠した。
隠れてないけどな。
「リュウちゃんだからだよ、一緒に入りたいじゃん。昔、大洗に海水浴に行った時、帰りに一緒に入ったじゃん」
「覚えてないっての。その頃ならギリギリ条例的にもセーフだったんだろうけど、今はアウトだろ」
混浴は地方自治体の条例で年齢や身長で制限されている。
幼稚園の頃、千陽のお祖父ちゃんか、うちの父さんかが大洗の海水浴場に連れて行ってくれたのは覚えている。
有名な大洗サンビーチではなく、そこと水族館の中間にある岩がゴツゴツした天然プール状態の波が静かな隣の海水浴場。
小さかった頃の俺たちには丁度良かったのかもしれない。
その帰りに、戦車アニメに登場する温泉で潮を流したのだろうけど、流石に風呂の出来事までは。
大体、小さいときそんなに股間を凝視しただろうか?
あの時の俺、ちゃんと千陽を女の子だって認識していろよな・・・・・・。
観測しなかったチンチンは存在しなかった?
観測していればチンチンは存在したのか?
なにか猫の実験のような阿呆な事が頭をよぎるのは焦りすぎて、変な湯あたりしたからだろうか?
「だめだ、変な妄想が膨らむ、先出る」
「え~俺の体で妄想しちゃったなら、ここでしていいよ」
「バカ、誰がエロい妄想と言ったっとに、湯あたりしそうだから出る」
「そっか、もう少しだけ入ってるね」
「リュウちゃんまだいるよね?」
「あぁ、って千陽、女だったのか?」
「だから、そう言ってるじゃん」
「だから・・・・・・なんだ・・・・・・その性転換とかではないのか?俺そういうのは全然気にしないし千陽がそうだとしても親友に戻るのは良いんだが」
「・・・・・・生まれたときからずっと女だって、一度もチンチン生えたことないよ。それでも親友だったじゃん・・・・・・親友に戻れないの?男と女の友情はないって言わないよね?」
「いや、それとこれとは話は別だろ?男と女だろうと友情は結べるだろ。だとしても、混浴は駄目だろ」
「え~俺とリュウちゃんだよ?ねぇ~隠すから一緒に入ろうよ」
「やだよ」
「なんだよ、意気地なし、根性なし、へたれ、弱虫、二次元世界の住人、へたれ主人公」
軽い挑発だと知ってても、そこまで言われるとなんだか悔しくて、ドアを開けるとちゃんと大きいタオルで前を隠して岩風呂に入っていた。
「持っているなら始めっから隠せよな」
千陽がニヤニヤしているのが俺の心を見透かされているようで意地になって湯船に戻る。
タオルを腰に巻いて入ると、
「体は男らしいんじゃん」
「うっせぇ、とに何なんだよ、このライトノベル展開、幼なじみだと思っていた親友が女だったって・・・・・・だったら、そこは美少女に育っている展開だろ?そらは、ちゃんと美少女だったよ」
「そら?あはははははははははっ、なんかのライトノベルのヒロイン?なにそれって、えいっ」
幼なじみ『そら』は、高校で美少女として主人公の前に現れた。
性格がちょっと残念なヒロイン幼なじみ。
「うわ、バカ、俺のタオル返せよ」
「良いじゃん減るもんじゃないし見せてくれたって、ねぇねぇ、俺の実は見たいでしょ?」
「タオル取ったら出るからな、俺のタオルも返せ」
「出すの間違いじゃなくて?」
「バカかっとに何なんだよ、エロ美青年系ヒロインって」
「リュウちゃんの目にも俺、美青年系に見えているんだよね?」
俺のタオルを投げてきてボソリと言う。
今日ほど、この温泉が濁り湯だったら良かったのにっと思った日はないだろう。
ここは単純塩化物泉、透明な温泉で塩っ辛い湯、温まるのにや肌の吹き出物に良かったりする湯。
「千陽、イケメンの自覚なしか?」
「女がイケメンって褒められてもね・・・・・・何回も言われているけど、リュウちゃんにまで言われるとは思わなかったよ」
その困り顔がなぜか可愛く見えた。
「男だろうと女だろうと千陽は千陽、俺の親友だ、ただ、前は隠せ」
「うん、親友にまたなれるんだね」
タオルを剥ぎ取り、にじり寄ってくる千陽、
「だから、裸で近づいてくるなっての変態、痴女か」
パシャリとお湯を顔に勢いよく掛ける。
「顔射大当たり」
「うっせ、バカ、なんなんだよ・・・・・・」
近づいてきたところで湯船に身を付けて隠した。
隠れてないけどな。
「リュウちゃんだからだよ、一緒に入りたいじゃん。昔、大洗に海水浴に行った時、帰りに一緒に入ったじゃん」
「覚えてないっての。その頃ならギリギリ条例的にもセーフだったんだろうけど、今はアウトだろ」
混浴は地方自治体の条例で年齢や身長で制限されている。
幼稚園の頃、千陽のお祖父ちゃんか、うちの父さんかが大洗の海水浴場に連れて行ってくれたのは覚えている。
有名な大洗サンビーチではなく、そこと水族館の中間にある岩がゴツゴツした天然プール状態の波が静かな隣の海水浴場。
小さかった頃の俺たちには丁度良かったのかもしれない。
その帰りに、戦車アニメに登場する温泉で潮を流したのだろうけど、流石に風呂の出来事までは。
大体、小さいときそんなに股間を凝視しただろうか?
あの時の俺、ちゃんと千陽を女の子だって認識していろよな・・・・・・。
観測しなかったチンチンは存在しなかった?
観測していればチンチンは存在したのか?
なにか猫の実験のような阿呆な事が頭をよぎるのは焦りすぎて、変な湯あたりしたからだろうか?
「だめだ、変な妄想が膨らむ、先出る」
「え~俺の体で妄想しちゃったなら、ここでしていいよ」
「バカ、誰がエロい妄想と言ったっとに、湯あたりしそうだから出る」
「そっか、もう少しだけ入ってるね」
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