ラノベ作家を目指して無理をしたら下血して目覚めたら異世界病院でした~魔王を倒しお腹を負傷して下血でドバドバな勇者に転生したので隠居生活です~
常陸之介寛浩☆第4回歴史時代小説読者賞
文字の大きさ
大中小
43 / 49
第42話 ハーレムの約束をしていたそうです。
しおりを挟む
突然家に押しかけてきたのはプルート先生だった。
「リューヤちゃん、シェルリー王女と結婚を先延ばしにしたってことは、正妻は私にするって決めたのね?」
「はぁ?」
「だって、私達はリューヤちゃんの側室にしてくれるって冒険中、約束してくれたじゃない。シェルリー王女が正室から脱落したなら、私が正室よね。寝室はどこ?早く既成事実を」
と、俺の両肩を掴んできたプルート先生をハイトンが引き離してくれた。
「って、記憶戻ってないからっていい加減な事、言わないで下さいよね」
と、言うと、
「いい加減な事ではないわよね、アリエッタ」
と、プルート先生はアリエッタのほうを見た。
すると、コクリと頷き、
「御主人様、私とプルート先生は御主人様の側室になる御約束をしておるのは事実です。シェルリー王女もそれは承知しております」
「え?ハーレム?」
「『英雄色を好む』は、常識に御座います」
ハイトンを見ると、ハイトンは下を顔を下げ、頬を赤らめながら
「師匠がお望みなら僕のお尻も・・・・・・・」
「うわ~、ちょっと待った。男色ルートはなし、それはなし」
と、額から脂汗が流れ出た。
「そうですか?いつでも大丈夫なようにスライム水溶液は準備してあるんですけど」
おいおいおいおいおいおい、準備万端だな、おい。
「ちょっと、話を整理すると、シェルリー王女と結婚の約束もしていて、アリエッタとプルート先生を側室にする約束をしている」
「僕も」
「うっ、記憶をなくす前の俺はハイトンとも約束をしていた?」
「ハイトン、嘘はいけません。御主人様はそれは約束していませんから」
と、アリエッタが注意をするとハイトンはうつむいてしまった。
「兎に角、アリエッタとプルート先生を側室にする約束はしたのね?OK、OK、わかったわかった。だけど、シェルリー王女との結婚を先延ばしにしておきながら二人を側室にするってのは筋が通らないから、それも保留にします」
異世界ハーレムを作ろうとしていた俺、冒険中によく手出さなかったな。
「別に待つくらいは良いけど。その記憶は戻らないわよ。医者として真面目に診断した結果だもん」
そりゃそうだ。閻魔ちゃんでさえ戻せないのだから。
「俺は筋は通したい。それはわかるね?」
と、言うと、三人は仕方なさそうに頷いた。
ハーレムを作るにしても筋は大切だ。
シェルリー王女との事がちゃんと決着するまでは、お預け。
気楽な隠居生活をすると思っていたのに、ハーレムルートが待っていようとわ。
嬉しい悩みではあるけど。
「リューヤちゃん、シェルリー王女と結婚を先延ばしにしたってことは、正妻は私にするって決めたのね?」
「はぁ?」
「だって、私達はリューヤちゃんの側室にしてくれるって冒険中、約束してくれたじゃない。シェルリー王女が正室から脱落したなら、私が正室よね。寝室はどこ?早く既成事実を」
と、俺の両肩を掴んできたプルート先生をハイトンが引き離してくれた。
「って、記憶戻ってないからっていい加減な事、言わないで下さいよね」
と、言うと、
「いい加減な事ではないわよね、アリエッタ」
と、プルート先生はアリエッタのほうを見た。
すると、コクリと頷き、
「御主人様、私とプルート先生は御主人様の側室になる御約束をしておるのは事実です。シェルリー王女もそれは承知しております」
「え?ハーレム?」
「『英雄色を好む』は、常識に御座います」
ハイトンを見ると、ハイトンは下を顔を下げ、頬を赤らめながら
「師匠がお望みなら僕のお尻も・・・・・・・」
「うわ~、ちょっと待った。男色ルートはなし、それはなし」
と、額から脂汗が流れ出た。
「そうですか?いつでも大丈夫なようにスライム水溶液は準備してあるんですけど」
おいおいおいおいおいおい、準備万端だな、おい。
「ちょっと、話を整理すると、シェルリー王女と結婚の約束もしていて、アリエッタとプルート先生を側室にする約束をしている」
「僕も」
「うっ、記憶をなくす前の俺はハイトンとも約束をしていた?」
「ハイトン、嘘はいけません。御主人様はそれは約束していませんから」
と、アリエッタが注意をするとハイトンはうつむいてしまった。
「兎に角、アリエッタとプルート先生を側室にする約束はしたのね?OK、OK、わかったわかった。だけど、シェルリー王女との結婚を先延ばしにしておきながら二人を側室にするってのは筋が通らないから、それも保留にします」
異世界ハーレムを作ろうとしていた俺、冒険中によく手出さなかったな。
「別に待つくらいは良いけど。その記憶は戻らないわよ。医者として真面目に診断した結果だもん」
そりゃそうだ。閻魔ちゃんでさえ戻せないのだから。
「俺は筋は通したい。それはわかるね?」
と、言うと、三人は仕方なさそうに頷いた。
ハーレムを作るにしても筋は大切だ。
シェルリー王女との事がちゃんと決着するまでは、お預け。
気楽な隠居生活をすると思っていたのに、ハーレムルートが待っていようとわ。
嬉しい悩みではあるけど。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
没落貴族の異世界領地経営!~生産スキルでガンガン成り上がります!
武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生した元日本人ノエルは、父の急死によりエトワール伯爵家を継承することになった。
亡くなった父はギャンブルに熱中し莫大な借金をしていた。
さらに借金を国王に咎められ、『王国貴族の恥!』と南方の辺境へ追放されてしまう。
南方は魔物も多く、非常に住みにくい土地だった。
ある日、猫獣人の騎士現れる。ノエルが女神様から与えられた生産スキル『マルチクラフト』が覚醒し、ノエルは次々と異世界にない商品を生産し、領地経営が軌道に乗る。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる