ラノベ作家を目指して無理をしたら下血して目覚めたら異世界病院でした~魔王を倒しお腹を負傷して下血でドバドバな勇者に転生したので隠居生活です~
常陸之介寛浩☆第4回歴史時代小説読者賞
文字の大きさ
大中小
9 / 49
第8話 死んでいませんでした。
しおりを挟む
もぞもぞとする感触で俺は再び目を覚ますと、オムツの交換だった。
「あっ、勇者様、おはようございます。今、朝のオムツ交換ですから我慢してくださいね。ついでに洗いますから」
と、言って前回目覚めたときに顔を覗かせた金髪美少女ナースだ。
温いお湯をチンチンにかけ、皮を剥いて洗ってくれていた。
包茎だって気にしないプロだ。
ありがたい。
「は~い、もうすぐ終わりますよ」
と、オムツのマジックテープがビリビリと何回か位置を確認してるのか剥がしては付けてをしていた。
「はい、終わりました」
「あの、ありがとうございます」
と、声を出せた。
「なにを言っているんですか、勇者様。勇者様の従者である私にとってこのようなことは当然のこと」
と、青い薄いビニール手袋を外しながら言ってきた。
「あの、その勇者様って何なんですか?」
「え?」
「俺の名前は久慈川龍矢です」
顔を近づけてくるナースは本当に美少女。
青い瞳はエーゲ海のようだ。
行ったことないけど。
「勇者リューヤ様ですよ。どうしたんですか?もしかして私が誰だかもわからないのですか?勇者様」
「すみません。あなたみたいな美少女外人さんとお会いする機会はなかったかと」
すると、俺の顔に大粒の涙がこぼれ落ちてきた。
「うわぁ~~~~、魔王の呪いで勇者様は記憶までなくされてしまったようなのです」
魔王?勇者?
何なんだろう。この美少女外人ナースさんは日本の二次元文化が大好きで日本で就職してしまったオタクナースなのかな?
少し残念なナースなのかな?
「あの、中二病は今はしまってください」
「うわ~~~ん、勇者様が変なこと言い出した、せんせ~~~い」
と、美少女外人ナースさんが部屋の外に駆け出していくとき髪の隙間から長い耳が見えた。
コスプレしながら看病する病院?・・・・・・・斬新だな。
あれか?パッチアダムス的な事なのかな?
あの映画は感動的だったからよく覚えているぞ。
小児科患者に明るく接する医師が元ネタだったはず。
俺みたいなラノベに夢を見ているオタクにはコスプレナースなのかな?
そう思いながら、手に流れる点滴を見ると血液が入った袋が見えた。
輸血している訳か、下血相当出たのかな?
そろそろ、先生説明してくれないかな?俺に何が起きたのか。
下血で死にかけたのはなんとなくわかる。
便器に赤ワイン3本止めどなく出した感覚はある。
便器を真っ赤に染め上げるあれだけの量を出したのだから何かはあるはずだ。
・・・・・・ああ、まだ血足りないのかな。
眠い、頭が回らない。
俺はまたしても眠りに入った。
「あっ、勇者様、おはようございます。今、朝のオムツ交換ですから我慢してくださいね。ついでに洗いますから」
と、言って前回目覚めたときに顔を覗かせた金髪美少女ナースだ。
温いお湯をチンチンにかけ、皮を剥いて洗ってくれていた。
包茎だって気にしないプロだ。
ありがたい。
「は~い、もうすぐ終わりますよ」
と、オムツのマジックテープがビリビリと何回か位置を確認してるのか剥がしては付けてをしていた。
「はい、終わりました」
「あの、ありがとうございます」
と、声を出せた。
「なにを言っているんですか、勇者様。勇者様の従者である私にとってこのようなことは当然のこと」
と、青い薄いビニール手袋を外しながら言ってきた。
「あの、その勇者様って何なんですか?」
「え?」
「俺の名前は久慈川龍矢です」
顔を近づけてくるナースは本当に美少女。
青い瞳はエーゲ海のようだ。
行ったことないけど。
「勇者リューヤ様ですよ。どうしたんですか?もしかして私が誰だかもわからないのですか?勇者様」
「すみません。あなたみたいな美少女外人さんとお会いする機会はなかったかと」
すると、俺の顔に大粒の涙がこぼれ落ちてきた。
「うわぁ~~~~、魔王の呪いで勇者様は記憶までなくされてしまったようなのです」
魔王?勇者?
何なんだろう。この美少女外人ナースさんは日本の二次元文化が大好きで日本で就職してしまったオタクナースなのかな?
少し残念なナースなのかな?
「あの、中二病は今はしまってください」
「うわ~~~ん、勇者様が変なこと言い出した、せんせ~~~い」
と、美少女外人ナースさんが部屋の外に駆け出していくとき髪の隙間から長い耳が見えた。
コスプレしながら看病する病院?・・・・・・・斬新だな。
あれか?パッチアダムス的な事なのかな?
あの映画は感動的だったからよく覚えているぞ。
小児科患者に明るく接する医師が元ネタだったはず。
俺みたいなラノベに夢を見ているオタクにはコスプレナースなのかな?
そう思いながら、手に流れる点滴を見ると血液が入った袋が見えた。
輸血している訳か、下血相当出たのかな?
そろそろ、先生説明してくれないかな?俺に何が起きたのか。
下血で死にかけたのはなんとなくわかる。
便器に赤ワイン3本止めどなく出した感覚はある。
便器を真っ赤に染め上げるあれだけの量を出したのだから何かはあるはずだ。
・・・・・・ああ、まだ血足りないのかな。
眠い、頭が回らない。
俺はまたしても眠りに入った。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
没落貴族の異世界領地経営!~生産スキルでガンガン成り上がります!
武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生した元日本人ノエルは、父の急死によりエトワール伯爵家を継承することになった。
亡くなった父はギャンブルに熱中し莫大な借金をしていた。
さらに借金を国王に咎められ、『王国貴族の恥!』と南方の辺境へ追放されてしまう。
南方は魔物も多く、非常に住みにくい土地だった。
ある日、猫獣人の騎士現れる。ノエルが女神様から与えられた生産スキル『マルチクラフト』が覚醒し、ノエルは次々と異世界にない商品を生産し、領地経営が軌道に乗る。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる