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宇宙の旅・暗雲
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地球を出発して地球の時間で当てはめると10日ほどが過ぎようとしていた。
龍之介と春は、朝食をピロリン船長と共にするのを日課としていた。
朝食を一緒に取りながら取り留めのない話しをしていた。
人工知能のような難しい話しばかりではなく、日常の話、星々の食の話など。
食の話では龍之介とピロリン船長は、意気投合して盛り上がっていた。
その脇では、一抹の不安を顔に出している春がいた。
血の気の引いていく少し青くなりつつなる春。
「コウナン星牛の脳みそは濃厚で美味しい。」
「腐った海鳥は美味だ。」
「どこそこの星の土は頭が痛くなるほど甘くて美味しい。」
「羽化する寸前のウトサウルスの卵を割って動いている子に塩をかけてむしゃぶりつくのが美味い。」
本当に、食の話なのかと春は不安がっていた。
龍之介自慢の異臭珍味食堂に招待したい、その時にはぜひとも料理を出品したいと言うピロリン船長。
危険な混沌の暗黒の臭いを春は想像し、悪寒が走り身震いをしていた。
そんな和やかな話をしている中、突如衝撃が走る。
『ズンドコドッコン』
今まで、本当に宇宙を超光速で移動しているのかと疑いを持つぐらい静かに、そして快適に飛んでいた
宇宙船に衝撃音と共に振動が走った。
『緊急、緊急、襲撃、襲撃発生』
船内に響く緊急を知らせる放送。
龍之介、ピロリン、春は、すぐさま隣室の操作室に移動した。
操作盤の前で慌ただしく操作をしている操縦士達。
「状況は?」
「はい、ピロリン船長、敵機突如出現、大母艦が被弾しました。大母艦からの指令で離脱せよとの事。」
操縦士の一人が報告する。
「わかった、すぐに離脱、戦闘態勢に入れ・・・・・・この船は戦闘用ではないのに・・・・・・」
ピロリン船長は、操作室中心にある椅子に腰を下ろした。
龍之介と春は、朝食をピロリン船長と共にするのを日課としていた。
朝食を一緒に取りながら取り留めのない話しをしていた。
人工知能のような難しい話しばかりではなく、日常の話、星々の食の話など。
食の話では龍之介とピロリン船長は、意気投合して盛り上がっていた。
その脇では、一抹の不安を顔に出している春がいた。
血の気の引いていく少し青くなりつつなる春。
「コウナン星牛の脳みそは濃厚で美味しい。」
「腐った海鳥は美味だ。」
「どこそこの星の土は頭が痛くなるほど甘くて美味しい。」
「羽化する寸前のウトサウルスの卵を割って動いている子に塩をかけてむしゃぶりつくのが美味い。」
本当に、食の話なのかと春は不安がっていた。
龍之介自慢の異臭珍味食堂に招待したい、その時にはぜひとも料理を出品したいと言うピロリン船長。
危険な混沌の暗黒の臭いを春は想像し、悪寒が走り身震いをしていた。
そんな和やかな話をしている中、突如衝撃が走る。
『ズンドコドッコン』
今まで、本当に宇宙を超光速で移動しているのかと疑いを持つぐらい静かに、そして快適に飛んでいた
宇宙船に衝撃音と共に振動が走った。
『緊急、緊急、襲撃、襲撃発生』
船内に響く緊急を知らせる放送。
龍之介、ピロリン、春は、すぐさま隣室の操作室に移動した。
操作盤の前で慌ただしく操作をしている操縦士達。
「状況は?」
「はい、ピロリン船長、敵機突如出現、大母艦が被弾しました。大母艦からの指令で離脱せよとの事。」
操縦士の一人が報告する。
「わかった、すぐに離脱、戦闘態勢に入れ・・・・・・この船は戦闘用ではないのに・・・・・・」
ピロリン船長は、操作室中心にある椅子に腰を下ろした。
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