257 / 323
1625年3月3日その2
しおりを挟む
平和維持連合本部・平潟城
世界から集まっていた大使達は平潟城城下で騒がしく、慌ただしく動いていた。
それに対応していたのが、歩美と勿来城城主・従三位権中納言大日本合衆国統治責任者全権大使大将軍補佐兼飛行船艦艦隊隊長の正忠であった。
歩美と正長の対応は的確であった。
「代表代行正長が、おらずとも代表補佐である私がおります。
平和維持連合本部会議は延期としますが、すぐに準備をしなおして開催することといたします。大使の方々は各国大使公邸でお待ちください」
この発言に対して、ハワイ国、北アメリカ合衆国、マヤメキシコ州立国、インカ南アメリカ合衆国の大使が賛成と協力を表明した。
しかし、それに対して即時会議開催を要求する大使がいた。
ロシア帝国大使であった。
「代表も会議承認を受けている代表代行も出席できぬなら、代表代行を決める選挙をやるべきではないのですか?補佐は補佐する役目であり代表の仕事を代理に行う役ではあらず」
「ロシア帝国大使殿の言うことも一理ある」
「流石に補佐役殿が代表を代行するのはいかがなものかと思う」
「我が国は、正忠殿が代表代行をしても良いと思う」
「だから、公正に代表代行を選挙で選ぶのが良いのではないのか?」
歩美と正忠は反論が出来ない状況になっていた。
「では、一週間後、兄正長が復帰できなければ代表代行を選挙で選ぶことといたしましょう」
「同意した」
「立候補者は当日までに名乗り出られるようお願いいたします」
集まっていた大使は散会となった。
正長の安否確認をするために歩美は急ぎ茨城城に登城した。
すると、茨城城には正長もロシア人側室もそして、柳生宗矩の忽然と消えていて消息が不明であった。
流石に、歩美も不安になる、しかし、選挙を一週間後に控えているため、その対策もあり平潟城に帰らざるをえなかったのである、仕方なくとんぼ返りをした。
歩美と正忠は、大日本合衆国州知事・監督官にモールス信号で連絡をとり、正忠の代表代行選に出る事の了承を得る作業をしていた。
他に適任者はおらずすぐに承認されれれた。
また、歩美は次男・嵐山城城主・正三位大納言禁裏御守衛総督京都守護藤原朝臣三上鷹之介正光に指示を出しすぐに西の軍を動かせるように準備するように連絡したのであった。
各国の大使も、モ-ルス信号を利用し本国と連絡を取り合い選挙に出るか確認していた。
二の足を踏む国が多い中、ロシア帝国皇帝は名乗りを上げたのであった。
世界から集まっていた大使達は平潟城城下で騒がしく、慌ただしく動いていた。
それに対応していたのが、歩美と勿来城城主・従三位権中納言大日本合衆国統治責任者全権大使大将軍補佐兼飛行船艦艦隊隊長の正忠であった。
歩美と正長の対応は的確であった。
「代表代行正長が、おらずとも代表補佐である私がおります。
平和維持連合本部会議は延期としますが、すぐに準備をしなおして開催することといたします。大使の方々は各国大使公邸でお待ちください」
この発言に対して、ハワイ国、北アメリカ合衆国、マヤメキシコ州立国、インカ南アメリカ合衆国の大使が賛成と協力を表明した。
しかし、それに対して即時会議開催を要求する大使がいた。
ロシア帝国大使であった。
「代表も会議承認を受けている代表代行も出席できぬなら、代表代行を決める選挙をやるべきではないのですか?補佐は補佐する役目であり代表の仕事を代理に行う役ではあらず」
「ロシア帝国大使殿の言うことも一理ある」
「流石に補佐役殿が代表を代行するのはいかがなものかと思う」
「我が国は、正忠殿が代表代行をしても良いと思う」
「だから、公正に代表代行を選挙で選ぶのが良いのではないのか?」
歩美と正忠は反論が出来ない状況になっていた。
「では、一週間後、兄正長が復帰できなければ代表代行を選挙で選ぶことといたしましょう」
「同意した」
「立候補者は当日までに名乗り出られるようお願いいたします」
集まっていた大使は散会となった。
正長の安否確認をするために歩美は急ぎ茨城城に登城した。
すると、茨城城には正長もロシア人側室もそして、柳生宗矩の忽然と消えていて消息が不明であった。
流石に、歩美も不安になる、しかし、選挙を一週間後に控えているため、その対策もあり平潟城に帰らざるをえなかったのである、仕方なくとんぼ返りをした。
歩美と正忠は、大日本合衆国州知事・監督官にモールス信号で連絡をとり、正忠の代表代行選に出る事の了承を得る作業をしていた。
他に適任者はおらずすぐに承認されれれた。
また、歩美は次男・嵐山城城主・正三位大納言禁裏御守衛総督京都守護藤原朝臣三上鷹之介正光に指示を出しすぐに西の軍を動かせるように準備するように連絡したのであった。
各国の大使も、モ-ルス信号を利用し本国と連絡を取り合い選挙に出るか確認していた。
二の足を踏む国が多い中、ロシア帝国皇帝は名乗りを上げたのであった。
0
お気に入りに追加
1,483
あなたにおすすめの小説
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
猿の内政官 ~天下統一のお助けのお助け~
橋本洋一
歴史・時代
この世が乱れ、国同士が戦う、戦国乱世。
記憶を失くした優しいだけの少年、雲之介(くものすけ)と元今川家の陪々臣(ばいばいしん)で浪人の木下藤吉郎が出会い、二人は尾張の大うつけ、織田信長の元へと足を運ぶ。織田家に仕官した雲之介はやがて内政の才を発揮し、二人の主君にとって無くてはならぬ存在へとなる。
これは、優しさを武器に二人の主君を天下人へと導いた少年の物語
※架空戦記です。史実で死ぬはずの人物が生存したり、歴史が早く進む可能性があります
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
ニートの俺がサイボーグに改造されたと思ったら異世界転移させられたンゴwwwwwwwww
刺狼(しろ)
ファンタジー
ニートの主人公は一回50万の報酬を貰えるという治験に参加し、マッドサイエンティストの手によってサイボーグにされてしまう。
さらに、その彼に言われるがまま謎の少女へ自らの血を与えると、突然魔法陣が現れ……。
という感じの話です。
草生やしたりアニメ・ゲーム・特撮ネタなど扱います。フリーダムに書き連ねていきます。
小説の書き方あんまり分かってません。
表紙はフリー素材とカスタムキャスト様で作りました。暇つぶしになれば幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる