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世界巡察の旅~東南アジア編~虎退治!
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ベトナム・ラオス・カンボジア・タイ・ミャンマー・ブータン・バングラデシュ・
ネパールがそれぞれの部族を尊重し合う形で、東南アジア独立国家協同体が
龍之介肝煎りで組織された。勿論、平和維持連合加盟国
元々は中国やインドからの侵略に対する防衛同盟組織ではあったが、
今はインド帝国も清・明は龍之介が滅ぼし平和維持連合加盟国が
建国されたため東南アジア独立国家協同体は、政治協力同盟となっていた。
龍之介の飛行船戦艦艦隊はホーチミンに降り立つ
ホーチミンに到着すると、迎えの使者が来ており町に一行は着いたのだが町では
物々しい軍備がなされていたのだ。
「これは、何事ぞ?他国へ攻撃でもするのか?だったら、平和維持連合代表として許さぬぞ!」
「関白殿下、違うのです。
人食い虎の退治に軍隊を山岳部に出す所で御騒がわせの所で申し訳ありません」
「なんと、虎退治か」
「狂暴な虎で、村が二つほどヤられまして・・・・・・先日も、
武装した警察隊を出したのですが大打撃を受けてしまい今回は、
軍隊を出すことになりました。」
「そうか、なら私がここに来たのも何かの縁、虎退治に参加しようではないか」
「関白殿下にそのような事をしてもらっては、国王に叱られます。」
「では、私が所望して虎狩りをしたいと言ったことにすれば良いではないか、
自分で狩った虎の毛皮の敷物が欲しい」
「しかし、関白殿下になにか有りましたら・・・・・・」
「私の噂を聞いたことはないのかな?」
「もちろん、聞き及んでおります。鬼神のごときの強さと」
「なら良いではないか、道案内を頼みます。軍隊は我が軍から50人で構成するので
案内人だけお願いする。不慣れな軍隊では私には足手まといなだけ」
「では、わかりました。明朝出発いたします。」
龍之介一行は、ホーチミンに用意された宿の宮殿で一泊をした。
ホーチミンは、大日本合衆国の海城を模範とした整備が行われ輸出入の拠点都市と
なっていた。大日本合衆国の船も盛んに出入りしていた。
もちろん、この国でも晩餐会が開かれた。
翌日、上皇や歩美・エリリはそのままホーチミンに残り国賓としてもてなされていた。
正忠は警護に残ったがどうやら、虎狩に同行したかった様子ではあった。
上皇は、「龍之介の物好きよの~」と呆れ、歩美やエリリは年甲斐もなくと心配して見送った。
龍之介と、選ばれし精鋭の部隊が虎狩に山に入っていた。
春も当たり前のごとく着いてきていた。
約六時間ほど山に入ったところで枯れ果てた静かな村・・・・・・廃墟に着いた。
山村の家には、壁が血しぶきの後も残っており、それを見るだけで凄惨さが伝わってきた。
「関白殿下、この村が虎に襲われた村に御座います。
残った村民は別な場所で保護しております。」
「今もこの辺で虎は目撃されておるのか?」
「はい、一昨日も荷物を取りに来た村民が一人襲われて・・・・・・」
「では、今夜はここで待つ、この空き家を借りよう」
「関白殿下、危険すぎます。虎は夜も襲ってきます」
「ならば、夜の見張りは私が行う、私は寝るぞ」
龍之介は、甲冑姿のまま誰もいなくなった村の家の一室を借りて仮眠に入り、
周囲を兵士が警戒したのであった。
「関白殿下、そろそろ夜が更けますが」
「おおそうか?では、私が見張りに出る部隊には知らせよ私の周りに近づくなと、」
「はい、知らせなくても関白殿下の精鋭部隊なので皆、心得ておるとおりますが」
「春は、休んだのか?」
「はい、少々仮眠は取らさせてもらいました。」
春は、龍之介が眠る部屋の前で座りながら目を閉じるくらいの仮眠で警護をしていた。
「なら、良いが虎が現れれば家の中に入り見ておれ」
「関白殿下、長い付き合いに御座います。心得ております」
「そうであるな、はははは。しー。来てる、中に入れ」
春が、周りにいた兵士に指笛を鳴らし合図する「ヒュ―」
兵士は、家の中に入り村の中心の広場をこっそりと眺めていた。
手には三八式歩兵銃が構えられ、その銃先には龍之介一人がたたずんでいた。
龍之介を狙っているわけではない
龍之介に襲い掛かるであろう虎を待っていた。
龍之介は自慢の萌甲冑を着用、腰には愛用の太刀・童子切安綱を備えていた。
暗闇から、小さく月夜に照らされる眼光が見えた。
「ガルルルル」
よだれを垂らしながら近づく虎は、まるでモンスタ-である
体長が3メートルを超えようとする巨大な虎が森林から現れた
龍之介の周りをぐるぐる回りながら近づく
「関白殿下が危のう御座います、早く銃を」
案内役は、ハラハラしていた。
「そのように関白殿下の邪魔をしてしまったら後が恐いです。殿下が危機になったら
助けるようにとは、上皇陛下から密命は受けていますがまあ見ててください」
現地案内役と一緒にいる兵士が戦いを見守っていた。
「ガルルルル、ガルルルル、ガルルルル」
しかし、龍之介は目を閉じ微動だにしない
「グワ~」飛び掛かる巨大虎
シュパッ
龍之介の戦いは虎ごときには一瞬であった。
狙いを定めて繰り出された抜刀術は、巨大虎の喉を切り裂き
飛び掛かってきた虎は、地面に着地するとすぐに倒れたのであった。
懐紙で虎の血を拭き取り納刀する
カチンッ
「虎は仕留めたぞ」
「我が国の兵が仕留められなかった物を関白殿下は、お一人で・・・・・・」
「だから、邪魔はしないほうが良いのですよ。」
案内役は絶句していた。
虎はその場で、料理に長けた兵士により血抜きが行われたのである。
次の日、無事ホ-チミンに帰還する一行の後ろには、材木で組まれたソリに
巨大人食い虎は乗せられ運ばれてきた。
街に入ると、歓声で迎えられた。
上皇たちも出迎える
傷一つない龍之介の甲冑姿に一安心する
「兄上様、今宵は虎肉料理に御座いますよ」
「え!えっえ!龍之介~これを食うのか?」
「滋養強壮に良いとの事ですよ」
「いやいやいやいや、人食い虎だぞ?」
「だからこそ、食べてやるのですよ」
現地の料理人に調理された巨大人食い虎は、夕食に並んだ。
「滋養強壮・延命の薬だと思って食べて下さい」と、強く勧める龍之介により、
上皇や歩美・春・エリリは嫌々しょうがなく食したのであった。
上皇と龍之介には、虎の睾丸のス-プが出されたのであった。
「龍之介、こっこっこれも食べろと言うのか?」
「兄上様、薬に御座います。生き物を仕留めたからには食してやるこそが礼儀」
しぶしぶス-プを飲む上皇
「・・・これは、不味い」
「確かに、不味いですね。ははは、ははは」
龍之介も冷汗を流しながら食したのであった。
虎を退治するより睾丸のス-プを飲み干すほうが龍之介には厄介であった。
皮は、龍之介が帰ったのち敷物に加工されてから大日本合衆国に送られた。
龍之介は、巨大人食い虎退治でますます名声が鳴り響いた、
目には留まらぬ超神速の抜刀術の噂と共に、その抜刀術は「虎殺し」と
龍之助の意図しないところで命名されていた。
東南アジア独立国家協同体代表からは感謝の勲章が贈られた。
勲章を受け取ると、大日本合衆国帰国の途に就いた。
ネパールがそれぞれの部族を尊重し合う形で、東南アジア独立国家協同体が
龍之介肝煎りで組織された。勿論、平和維持連合加盟国
元々は中国やインドからの侵略に対する防衛同盟組織ではあったが、
今はインド帝国も清・明は龍之介が滅ぼし平和維持連合加盟国が
建国されたため東南アジア独立国家協同体は、政治協力同盟となっていた。
龍之介の飛行船戦艦艦隊はホーチミンに降り立つ
ホーチミンに到着すると、迎えの使者が来ており町に一行は着いたのだが町では
物々しい軍備がなされていたのだ。
「これは、何事ぞ?他国へ攻撃でもするのか?だったら、平和維持連合代表として許さぬぞ!」
「関白殿下、違うのです。
人食い虎の退治に軍隊を山岳部に出す所で御騒がわせの所で申し訳ありません」
「なんと、虎退治か」
「狂暴な虎で、村が二つほどヤられまして・・・・・・先日も、
武装した警察隊を出したのですが大打撃を受けてしまい今回は、
軍隊を出すことになりました。」
「そうか、なら私がここに来たのも何かの縁、虎退治に参加しようではないか」
「関白殿下にそのような事をしてもらっては、国王に叱られます。」
「では、私が所望して虎狩りをしたいと言ったことにすれば良いではないか、
自分で狩った虎の毛皮の敷物が欲しい」
「しかし、関白殿下になにか有りましたら・・・・・・」
「私の噂を聞いたことはないのかな?」
「もちろん、聞き及んでおります。鬼神のごときの強さと」
「なら良いではないか、道案内を頼みます。軍隊は我が軍から50人で構成するので
案内人だけお願いする。不慣れな軍隊では私には足手まといなだけ」
「では、わかりました。明朝出発いたします。」
龍之介一行は、ホーチミンに用意された宿の宮殿で一泊をした。
ホーチミンは、大日本合衆国の海城を模範とした整備が行われ輸出入の拠点都市と
なっていた。大日本合衆国の船も盛んに出入りしていた。
もちろん、この国でも晩餐会が開かれた。
翌日、上皇や歩美・エリリはそのままホーチミンに残り国賓としてもてなされていた。
正忠は警護に残ったがどうやら、虎狩に同行したかった様子ではあった。
上皇は、「龍之介の物好きよの~」と呆れ、歩美やエリリは年甲斐もなくと心配して見送った。
龍之介と、選ばれし精鋭の部隊が虎狩に山に入っていた。
春も当たり前のごとく着いてきていた。
約六時間ほど山に入ったところで枯れ果てた静かな村・・・・・・廃墟に着いた。
山村の家には、壁が血しぶきの後も残っており、それを見るだけで凄惨さが伝わってきた。
「関白殿下、この村が虎に襲われた村に御座います。
残った村民は別な場所で保護しております。」
「今もこの辺で虎は目撃されておるのか?」
「はい、一昨日も荷物を取りに来た村民が一人襲われて・・・・・・」
「では、今夜はここで待つ、この空き家を借りよう」
「関白殿下、危険すぎます。虎は夜も襲ってきます」
「ならば、夜の見張りは私が行う、私は寝るぞ」
龍之介は、甲冑姿のまま誰もいなくなった村の家の一室を借りて仮眠に入り、
周囲を兵士が警戒したのであった。
「関白殿下、そろそろ夜が更けますが」
「おおそうか?では、私が見張りに出る部隊には知らせよ私の周りに近づくなと、」
「はい、知らせなくても関白殿下の精鋭部隊なので皆、心得ておるとおりますが」
「春は、休んだのか?」
「はい、少々仮眠は取らさせてもらいました。」
春は、龍之介が眠る部屋の前で座りながら目を閉じるくらいの仮眠で警護をしていた。
「なら、良いが虎が現れれば家の中に入り見ておれ」
「関白殿下、長い付き合いに御座います。心得ております」
「そうであるな、はははは。しー。来てる、中に入れ」
春が、周りにいた兵士に指笛を鳴らし合図する「ヒュ―」
兵士は、家の中に入り村の中心の広場をこっそりと眺めていた。
手には三八式歩兵銃が構えられ、その銃先には龍之介一人がたたずんでいた。
龍之介を狙っているわけではない
龍之介に襲い掛かるであろう虎を待っていた。
龍之介は自慢の萌甲冑を着用、腰には愛用の太刀・童子切安綱を備えていた。
暗闇から、小さく月夜に照らされる眼光が見えた。
「ガルルルル」
よだれを垂らしながら近づく虎は、まるでモンスタ-である
体長が3メートルを超えようとする巨大な虎が森林から現れた
龍之介の周りをぐるぐる回りながら近づく
「関白殿下が危のう御座います、早く銃を」
案内役は、ハラハラしていた。
「そのように関白殿下の邪魔をしてしまったら後が恐いです。殿下が危機になったら
助けるようにとは、上皇陛下から密命は受けていますがまあ見ててください」
現地案内役と一緒にいる兵士が戦いを見守っていた。
「ガルルルル、ガルルルル、ガルルルル」
しかし、龍之介は目を閉じ微動だにしない
「グワ~」飛び掛かる巨大虎
シュパッ
龍之介の戦いは虎ごときには一瞬であった。
狙いを定めて繰り出された抜刀術は、巨大虎の喉を切り裂き
飛び掛かってきた虎は、地面に着地するとすぐに倒れたのであった。
懐紙で虎の血を拭き取り納刀する
カチンッ
「虎は仕留めたぞ」
「我が国の兵が仕留められなかった物を関白殿下は、お一人で・・・・・・」
「だから、邪魔はしないほうが良いのですよ。」
案内役は絶句していた。
虎はその場で、料理に長けた兵士により血抜きが行われたのである。
次の日、無事ホ-チミンに帰還する一行の後ろには、材木で組まれたソリに
巨大人食い虎は乗せられ運ばれてきた。
街に入ると、歓声で迎えられた。
上皇たちも出迎える
傷一つない龍之介の甲冑姿に一安心する
「兄上様、今宵は虎肉料理に御座いますよ」
「え!えっえ!龍之介~これを食うのか?」
「滋養強壮に良いとの事ですよ」
「いやいやいやいや、人食い虎だぞ?」
「だからこそ、食べてやるのですよ」
現地の料理人に調理された巨大人食い虎は、夕食に並んだ。
「滋養強壮・延命の薬だと思って食べて下さい」と、強く勧める龍之介により、
上皇や歩美・春・エリリは嫌々しょうがなく食したのであった。
上皇と龍之介には、虎の睾丸のス-プが出されたのであった。
「龍之介、こっこっこれも食べろと言うのか?」
「兄上様、薬に御座います。生き物を仕留めたからには食してやるこそが礼儀」
しぶしぶス-プを飲む上皇
「・・・これは、不味い」
「確かに、不味いですね。ははは、ははは」
龍之介も冷汗を流しながら食したのであった。
虎を退治するより睾丸のス-プを飲み干すほうが龍之介には厄介であった。
皮は、龍之介が帰ったのち敷物に加工されてから大日本合衆国に送られた。
龍之介は、巨大人食い虎退治でますます名声が鳴り響いた、
目には留まらぬ超神速の抜刀術の噂と共に、その抜刀術は「虎殺し」と
龍之助の意図しないところで命名されていた。
東南アジア独立国家協同体代表からは感謝の勲章が贈られた。
勲章を受け取ると、大日本合衆国帰国の途に就いた。
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