天寿を全うしたら美少女閻魔大王に異世界に転生を薦められました～戦国時代から宇宙へ～

1617年の旅立ち・新痛萌甲冑

龍之介は三男・正忠と、春・エリリを連れ平潟国際港に、停泊してある「建御雷」に乗り込んだ
平潟の港は、平潟城が平和維持連合の本部と決まった時に「平潟国際港」となったのだ

不動明王やほかの戦艦が停泊している鹿島港に入港した
鹿島港では、嫡男・征夷大将軍正長と正室・歩美が出迎えていた

「殿下、出港の準備はできております」

「ありがとう　では、京都の帝に挨拶して海外に出発する　後のことはしかっりと頼んだぞ」

「ご安心ください　正忠、父上様のお役に立てるようにしっかりと励めよ」

「はい、日々修行で励んだ腕で父上様のお役に立てるよう努めます」

「正忠の為に南蛮胴の甲冑を作らせた、安心せい父上様みたいな美少女は描かれてはいないから」

そこにいる皆が苦笑いをしていた

「ん?正長、私の甲冑がどうかしたか?」

「父上様の美少女甲冑は父上様にしか似合わないという話ですよ」

「そうかそうか、後々は正長に譲る故、家宝とせよ」

「・・・はい・・・」

「兄上様、甲冑を見てもよろしいでしょうか」

「ああ勿論だとも」

甲冑の基本は、南蛮胴で兜の前立てに「鹿島大神宮」後ろ立物に「菊水の家紋」が、胴には熊が金の蒔絵で描かれていた

「兄上様素晴らしい甲冑ではありませんか!ありがとうございます」

「いや、私的には胴ぐらいには美少女が描かれていても良いと思うが」

「あのような甲冑は父上様にしか似合いませんから・・・」

皆が顔を背け笑いをこらえていた

龍之介の南蛮胴具足には、美少女が描かれていた…
龍之介監修のもと平成の深夜アニメ的な絵が狩野派の絵師に描かせた美少女…青髪の短髪美少女で小さなツノがあり「鬼っ子」そして、メイド服を着ながら巨大な鎖分銅の武器を持つ美少女…それは…レ⚪？であったのだ
さらに、兜の前立ても「萌」の一字から美少女キャラクターに変わっていた
それは、上杉謙信の不動明王の前立てのような彫金師に細かく細工された前立て
髪にはピンクゴールドがあしらわれていた…ラ⚪？であった　背中には金の一字で「萌」その下に「MOE」と書かれていた、それが龍之介の甲冑
数々の歴戦で痛んでいたので甲冑を修理に出すのに合わせて進化していた
胴はさらに螺鈿細工で派手になり、兜には大きな脇立て金の猫耳のようであった
さらに、後ろ立物には「萌」の大きな一字が復活していた
小手にも美少女が描かれていた
正長も歩美も側室たちも苦笑をこらえるしかなかったのだ
さらには、膝まである陣羽織も進化していた
美少女がふんだんに描かれていた
数えきれない美少女の刺繡はこれまた皆が笑いを乞こらえていた

「殿下、それと正忠にも熊の毛皮の羽織を準備しているので寒いときにはそちらを御召し下さい。春・エリリの分も用意してありますから」

「何から何まですまぬな」

「政所様ありがとあございます」

「ロシアは寒い土地と聞いています　皆、体に気を付けて」

「ああ、でわ行ってくる」

鹿島港を建御雷・不動明王・その他通常型スクリュー式蒸気機関鉄甲船5隻合計7隻の艦隊は堺を目指したのであった
もちろん、京都の御所城の帝に挨拶に寄るためであった