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水戸城~御前山城のガリレオ
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茨城城は現在城主は正長であるもちろん、征夷大将軍であったからだ
龍之介が住むのも問題はなかった龍之介は二之丸を茨城城では住まいとしていたが水戸城に移った
「父上様が作った城、なんの遠慮がいりましょう」
と、正長には言われたが水戸城に移ることにした
正室・歩美は引き続き仕事もあったので茨城城に残った
水戸城に移ったのは、春・エリリ・トゥルル・エターニャ・有紀・涼子と国内では守備を担当する柳生宗厳と龍之介艦隊の家臣達であった
水戸城は城主は龍之介である、その水戸城は来春の帝の御下向に合わせて、御成御殿が新しく作られ始めていた
水戸城には天守がないが広大な敷地に、 五稜郭に近い形状の五芒星型城郭であった堀は、三重となっており三之丸まで存在する城
天守閣は持たず不思議な形状であったが、鉄砲からの死角がなく攻めるのは困難な事は城攻めをしたものにはよくわかる城であったのである
さらに、那珂川を利用し川と土塁とで水戸町は総構えになっていたのであった
その、城内の二之丸に御成御殿は作られていた
帝の宿泊所、格式ある作りとなり本丸御殿に引けを取らない作りである
龍之介は、御成御殿建設の監修の合間を見て御前山城に向かった
蒸気機関自動車も、水戸には用意されていたが馬で移動した少ない供回りと、春・エリリが同行
御前山城では、ガリレイ・ガリレオが来日しており日々、天体観測をしている
他にも、ヨーロッパで異端とされて日本に島送りになっている者達もいたのである
ジョルダーノ・ブルーノやヨハネ・ケプラーなどが御前山城でガリレオと経験の日々を送っていた
「ガリレオ殿久し振りですな」
「これは、殿下お着きなら私から出向きましたのに」
「いや、良いのだ 研究の邪魔になるからな」
「殿下、インカ・マヤの天体観測は進んでおりました、既に地動説を常識とし太陽系全体の惑星を観測しておりました」
「良い、経験になったなら何より」
「殿下私は今、太陽の観測をしております」
「何かわかりますかな?」
「大陽の黒点の数を数えてますが、…殿下は黒点はおわかりで?」
「問題ないので続けてください」
「黒点の数が減少傾向にあります」
「大陽活動の低下…」
「殿下!なぜその事を?」
「ははは、私も天体観測をしておりますからな…」
笑ってごまかす龍之介
「マヤ・インカの天体観測から学びましたが大陽には活動周期があるようなのです、このまま黒点が減れば冷夏が続くやもしれません…」
「マウンダー極小期の始まりか…」
龍之介は小言で言った
「ガリレオ殿、このまま観測をお願いします しかし、望遠鏡をそのまま覗いていては目がやられます」
投映法と呼ばれる観測方法を龍之介はガリレオに伝授した
望遠鏡のレンズから太陽を,白い板に映し間接的に観測する方法で現世では太陽黒点を観測する一般的な観測法であった
龍之介は日食などの際のニュースで、やりかたを知っていたのだ
これにより、ガリレオは失明の危機から逃れる事になる
ガリレオは龍之介が教えた観測方法に感心しながら研究を続けたのだった
この御前山城は後に天体観測の聖地となるのであった
龍之介が住むのも問題はなかった龍之介は二之丸を茨城城では住まいとしていたが水戸城に移った
「父上様が作った城、なんの遠慮がいりましょう」
と、正長には言われたが水戸城に移ることにした
正室・歩美は引き続き仕事もあったので茨城城に残った
水戸城に移ったのは、春・エリリ・トゥルル・エターニャ・有紀・涼子と国内では守備を担当する柳生宗厳と龍之介艦隊の家臣達であった
水戸城は城主は龍之介である、その水戸城は来春の帝の御下向に合わせて、御成御殿が新しく作られ始めていた
水戸城には天守がないが広大な敷地に、 五稜郭に近い形状の五芒星型城郭であった堀は、三重となっており三之丸まで存在する城
天守閣は持たず不思議な形状であったが、鉄砲からの死角がなく攻めるのは困難な事は城攻めをしたものにはよくわかる城であったのである
さらに、那珂川を利用し川と土塁とで水戸町は総構えになっていたのであった
その、城内の二之丸に御成御殿は作られていた
帝の宿泊所、格式ある作りとなり本丸御殿に引けを取らない作りである
龍之介は、御成御殿建設の監修の合間を見て御前山城に向かった
蒸気機関自動車も、水戸には用意されていたが馬で移動した少ない供回りと、春・エリリが同行
御前山城では、ガリレイ・ガリレオが来日しており日々、天体観測をしている
他にも、ヨーロッパで異端とされて日本に島送りになっている者達もいたのである
ジョルダーノ・ブルーノやヨハネ・ケプラーなどが御前山城でガリレオと経験の日々を送っていた
「ガリレオ殿久し振りですな」
「これは、殿下お着きなら私から出向きましたのに」
「いや、良いのだ 研究の邪魔になるからな」
「殿下、インカ・マヤの天体観測は進んでおりました、既に地動説を常識とし太陽系全体の惑星を観測しておりました」
「良い、経験になったなら何より」
「殿下私は今、太陽の観測をしております」
「何かわかりますかな?」
「大陽の黒点の数を数えてますが、…殿下は黒点はおわかりで?」
「問題ないので続けてください」
「黒点の数が減少傾向にあります」
「大陽活動の低下…」
「殿下!なぜその事を?」
「ははは、私も天体観測をしておりますからな…」
笑ってごまかす龍之介
「マヤ・インカの天体観測から学びましたが大陽には活動周期があるようなのです、このまま黒点が減れば冷夏が続くやもしれません…」
「マウンダー極小期の始まりか…」
龍之介は小言で言った
「ガリレオ殿、このまま観測をお願いします しかし、望遠鏡をそのまま覗いていては目がやられます」
投映法と呼ばれる観測方法を龍之介はガリレオに伝授した
望遠鏡のレンズから太陽を,白い板に映し間接的に観測する方法で現世では太陽黒点を観測する一般的な観測法であった
龍之介は日食などの際のニュースで、やりかたを知っていたのだ
これにより、ガリレオは失明の危機から逃れる事になる
ガリレオは龍之介が教えた観測方法に感心しながら研究を続けたのだった
この御前山城は後に天体観測の聖地となるのであった
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