天寿を全うしたら美少女閻魔大王に異世界に転生を薦められました~戦国時代から宇宙へ~

常陸之介寛浩☆第4回歴史時代小説読者賞

文字の大きさ
上 下
47 / 323

明智光秀の裏切り!

しおりを挟む
姫路城にていつでも戦に出れる準備して織田信忠対三上龍之介正圀の
 戦情報を集める明智光秀がいた。

 「織田秀信様、討ち死に!」

 と、明智光秀の忍びから報告が入った。

 「なんだと!やはり、関白は織田宗家を根絶やしにするつもりか!
  いざ出陣!!目指すは三上龍之介正圀!挟み撃ちにしてくれる!」

 明智光秀は、安土に向けて五万の大軍の進軍を開始したのである!
 そこに邪魔するのが、嵐山城であった。

 無視して通過出来なくも無かったが、通過したあと後ろからの攻撃または、
 観音寺城から駆けつける三上軍と挟まれては一溜まりもないと、
 攻略を決意したのである。

 しかし、嵐山城を守は「織田信長の娘、歩美」戦いたくないのが本音であった。

 無血開城が望ましく、歩美には安全に投降してほしかったのである。

 そこで明智光秀自ら、使者として嵐山城に向かった。

 歩美は礼儀を重んじる龍之介の名に恥じぬよう使者、明智光秀を迎えたのだ。
 嵐山城、三ノ丸庭園内にある茶室に

 茶室には明智光秀が平伏して待っていた。

 「待たせました」

 「お久し振りにございます歩美様」

 歩美は一服の茶をたてた。

 明智光秀は毒の疑いもせず飲み干したのである。

 「で、今回の用向きは、関白殿下に助力するために嵐山城
  並びに都を通るのを許可せよ!で、宜しいのですね?」

 歩美は嵐山城を取り囲む明智光秀の軍を見てわかっていたが牽制したのである。

 「いや、残念ながら違います。歩美様にはこのまま城を明け渡して頂きたく
  お願いに参りました。」

 「関白殿下に弓引くは朝廷に弓引くも同然わかっているのですか?」

 歩美は流石に信長の娘であり気丈に振る舞った。

 「三上龍之介正圀は、織田宗家を根絶やしにしようとしています!
  信忠様を助けねば」

 「光秀殿、関白殿下は信孝に継がせるおつもりですが、
  私は三上龍之介正圀様に嫁いだ身、織田宗家の行く末は関白殿下に
  お任せし、口を挟む立場ではありませぬ」

 「しかし、信忠様は御嫡男やはり織田宗家は御嫡男の血筋で繋がねば」

 「光秀殿、私は関白殿下から聞き及んでおりますよ!昔、謀叛を企てた事を」

 「はい、あのとき正圀の助言で取り止めなかったら、今の私はおりません…」

 「だったらその恩義に報いるため兵を引くのです!今、戻り蟄居閉門すれば
  減俸ぐらいですまされるはずです」

 「いや、信長様に対しての恩返しをするために今回は引けません」

 「ならば戦うのみですね!嵐山城を主人より預かる城代として受けてたちます。
  陣に戻られよ。」

 「歩美様、残念に御座います。」

 明智光秀は歩美に深々とお辞儀をし茶室を退室したのである。

 嵐山城守備は5千、また二条城からも兵が駆けつけ8千にはなっていたのであるが、
 明智光秀軍には到底及ばず、籠城戦となった。

 明智光秀は、本丸御殿を避けながら砲撃を開始したのである。

 嵐山城も守備に残しておいたアームストロング砲で応戦を開始した。
 嵐山城は大砲による戦を想定した作りとなっており堅牢であった。

 堅牢な鉄の門の櫓から撃たれる三八式歩兵銃に明智光秀軍はなやまされたのである。
 その為、城内には侵入できないでいた。

 さらに、歩美は龍之介から預かっている高性能ライフルを持ち、
 三の丸御三階櫓に上り自ら撃ち込み超長距離狙撃をしたのである!
 
 その銃弾は、明智光秀軍本陣に着弾したのである。
 明智光秀は驚き軍は後退して、嵐山城を包囲するしかなかった。
 兵糧攻めとなるのであるが、城の大きさに比例せず城内の兵は少なく、
 兵糧攻めには、効果が出るまでは時間がかかるのは必定であった。

 そのころ、明智光秀の領地は上杉家の領地を海上から砲撃したのち移動した
 最上家、率いる蒸気機関鉄甲船艦隊による海上砲撃を受けていた。

 明智光秀の進軍により羽柴秀吉も京都に向けて軍を進めていた。

 伊達家の蒸気機関鉄甲船は徳川家康の領地を砲撃を続ける艦隊と、
 羽柴秀吉の領地九州攻めをする艦隊に別れて薩摩に進行中であった。
しおりを挟む
感想 37

あなたにおすすめの小説

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。

克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。

銀河英雄戦艦アトランテスノヴァ

マサノブ
SF
日本が地球の盟主となった世界に 宇宙から強力な侵略者が攻めてきた、 此は一隻の宇宙戦艦がやがて銀河の英雄戦艦と 呼ばれる迄の奇跡の物語である。

猿の内政官 ~天下統一のお助けのお助け~

橋本洋一
歴史・時代
この世が乱れ、国同士が戦う、戦国乱世。 記憶を失くした優しいだけの少年、雲之介(くものすけ)と元今川家の陪々臣(ばいばいしん)で浪人の木下藤吉郎が出会い、二人は尾張の大うつけ、織田信長の元へと足を運ぶ。織田家に仕官した雲之介はやがて内政の才を発揮し、二人の主君にとって無くてはならぬ存在へとなる。 これは、優しさを武器に二人の主君を天下人へと導いた少年の物語 ※架空戦記です。史実で死ぬはずの人物が生存したり、歴史が早く進む可能性があります

能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?

火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…? 24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する

カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、 23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。 急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。 完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。 そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。 最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。 すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。 どうやら本当にレベルアップしている模様。 「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」 最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。 他サイトにも掲載しています。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

処理中です...