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参の章1590年 暗殺
参の壱
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1590年 4月5日 黒川城
伊達政宗を訪ねて母、保舂院と弟の小次郎が来城して政宗に拝謁していた。
黒川城の本丸御殿の茶室にて茶をたてる保春院。
「政宗殿、成実が戦準備をしているのは豊臣秀吉様の命に従い小田原に参陣いたすのですね」
「はてさて何のことやら」
「政宗殿、時節を読みなさいあなたの野望でこの伊達家を潰すつもりですか?」
「兄上様、この小次郎も一緒に参陣いたします。どうか豊臣方に」
「そうかそうか、小次郎もそのようなことを言う年ごろとなったか、母上様と小次郎にまでそのように言われたら従うしかありませんね、わかりました小田原に参陣いたしましょう」
「わかってもらえて母はうれしゅうございます、そうだ今宵は私が腕を振るって雉汁を作るといたしましょう」
「母上様の雉汁とは嬉しいことにございます。それと、そろそろ米沢よりこの黒川城に移られてはいかがですか?」
「考えておきましょう」
伊達政宗を訪ねて母、保舂院と弟の小次郎が来城して政宗に拝謁していた。
黒川城の本丸御殿の茶室にて茶をたてる保春院。
「政宗殿、成実が戦準備をしているのは豊臣秀吉様の命に従い小田原に参陣いたすのですね」
「はてさて何のことやら」
「政宗殿、時節を読みなさいあなたの野望でこの伊達家を潰すつもりですか?」
「兄上様、この小次郎も一緒に参陣いたします。どうか豊臣方に」
「そうかそうか、小次郎もそのようなことを言う年ごろとなったか、母上様と小次郎にまでそのように言われたら従うしかありませんね、わかりました小田原に参陣いたしましょう」
「わかってもらえて母はうれしゅうございます、そうだ今宵は私が腕を振るって雉汁を作るといたしましょう」
「母上様の雉汁とは嬉しいことにございます。それと、そろそろ米沢よりこの黒川城に移られてはいかがですか?」
「考えておきましょう」
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