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なぜなんだ!『白木荘』のSSR美少女たちが《俺》と《僕》を狙ってくる!
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人間には表の顔と裏の顔がある。
総じてそれらは通常、目には映らない
人間の内面のことを指す。
しかし、ここでの表の顔と裏の顔は
その名の通り、外面のことを指す。
◇◆◇
俺はジュニアーズのアイドル
『蒼乃 佐伯(あおの さえき)』だ。
そして僕は普段モブキャラの陰キャ
『佐伯 蒼(さえき あお)』だ。
表の顔と裏の顔は僕と俺で使い分けている。
俺の時はもちろんイケメンで爽やか。それ相応のファンもついてる。だがアイドルになりたくてアイドルをやっているわけではない。
女手一つで俺を育ててくれているママの家計を助けるためだ。本当はファンとも絡みたくないし、誰とも絡みたくない。それが俺の本音だ。
だから僕はアイドル活動以外の時にはモブキャラを演じている。だから僕がアイドルだと誰も気付かない。
ボサボサ頭に牛乳瓶の底のようなメガネ、さらに終始マスクの完全防備。誰からも話しかけられないし、僕からも一切話しかけない。
なのになんでこんな風になったんだろうか.........
▽▼▽
「佐伯くんて何してるひと?」
「ぜんぜんわからないの。この学校、すごく個人情報に厳しいから先生も教えてくれないのよね」
「でもこの学校に入学してるってことは何かしら芸能関係でしょ?」
「あの身なりだから小説家とかじゃない?」
「いつも髪ボサボサで牛乳瓶の底みたいなメガネにマスクって、昭和の漫画家か小説家か?って感じだよね」
僕の耳には女子たちのやりとりが聞こえてくる。僕は全く気にはならない。なぜなら僕は学校内では誰とも関わりを持つつもりがないからだ。だからいつも僕はクラスの席では一人ぼっちだ。誰も話しかけてこない。
いや、1人だけ例外がいる。隣の席のやつだ。お笑い芸人の紫尊 倫太郎(しそん りんたろう)くんだ。芸人だけあって陽キャな彼は僕に対しても分け隔てなく接してくる。
「佐伯くんてさ、何してる人なの?みーんな気になってるよ」
「僕はみんなのこと気にならないから、誰が何してるか知らないし、どーでもいい」
「ほんと、佐伯くんて俺以外が話しかけてるの見たことないね」
「紫尊くんも無理して僕に話しかけなくていいよ。僕はぼっちで全然いいからさ」
「そんなこと言うなよ。俺は佐伯くんが気になってるのさ。佐伯くんはまったく媚びないからね。俺は中学生でM…1決勝まで行ってからは媚びてくる大人や同年代の奴らばっかりで、もううんざりなんだよ。その点、佐伯くんはまったくそんなことないからね。
これでも俺は佐伯くんを1番信頼してるのさ」
「勝手にすればいいよ」
僕は友達を作るつもりはない。
僕がこの学校に入ったのは母親を楽にさせてあげたいからだ。女手一つで僕を育ててくれている母親を経済的に助けてあげたい。
だから僕は事務所の社長に「もっと稼ぎたいならこの学校に入りなさい」と言われるままにこの学校に入学をした。
この学校は芸能関係者しか入れない。入れるのは推薦入学のみだ。ここの生徒は必ず何かしらの一芸に秀でている。
アイドル、女優、小説家、俳優、芸人、歌舞伎役者、インフルエンサー、コスプレイヤー、YouTuberなど多岐にわたる。
僕もまさにその1人だ。
だが誰も僕の一芸を知っている人はいない。
知っているのはここの理事と校長だけだろう。理事とは会ったことないので実質知ってるのは1人だけだ。
総じてそれらは通常、目には映らない
人間の内面のことを指す。
しかし、ここでの表の顔と裏の顔は
その名の通り、外面のことを指す。
◇◆◇
俺はジュニアーズのアイドル
『蒼乃 佐伯(あおの さえき)』だ。
そして僕は普段モブキャラの陰キャ
『佐伯 蒼(さえき あお)』だ。
表の顔と裏の顔は僕と俺で使い分けている。
俺の時はもちろんイケメンで爽やか。それ相応のファンもついてる。だがアイドルになりたくてアイドルをやっているわけではない。
女手一つで俺を育ててくれているママの家計を助けるためだ。本当はファンとも絡みたくないし、誰とも絡みたくない。それが俺の本音だ。
だから僕はアイドル活動以外の時にはモブキャラを演じている。だから僕がアイドルだと誰も気付かない。
ボサボサ頭に牛乳瓶の底のようなメガネ、さらに終始マスクの完全防備。誰からも話しかけられないし、僕からも一切話しかけない。
なのになんでこんな風になったんだろうか.........
▽▼▽
「佐伯くんて何してるひと?」
「ぜんぜんわからないの。この学校、すごく個人情報に厳しいから先生も教えてくれないのよね」
「でもこの学校に入学してるってことは何かしら芸能関係でしょ?」
「あの身なりだから小説家とかじゃない?」
「いつも髪ボサボサで牛乳瓶の底みたいなメガネにマスクって、昭和の漫画家か小説家か?って感じだよね」
僕の耳には女子たちのやりとりが聞こえてくる。僕は全く気にはならない。なぜなら僕は学校内では誰とも関わりを持つつもりがないからだ。だからいつも僕はクラスの席では一人ぼっちだ。誰も話しかけてこない。
いや、1人だけ例外がいる。隣の席のやつだ。お笑い芸人の紫尊 倫太郎(しそん りんたろう)くんだ。芸人だけあって陽キャな彼は僕に対しても分け隔てなく接してくる。
「佐伯くんてさ、何してる人なの?みーんな気になってるよ」
「僕はみんなのこと気にならないから、誰が何してるか知らないし、どーでもいい」
「ほんと、佐伯くんて俺以外が話しかけてるの見たことないね」
「紫尊くんも無理して僕に話しかけなくていいよ。僕はぼっちで全然いいからさ」
「そんなこと言うなよ。俺は佐伯くんが気になってるのさ。佐伯くんはまったく媚びないからね。俺は中学生でM…1決勝まで行ってからは媚びてくる大人や同年代の奴らばっかりで、もううんざりなんだよ。その点、佐伯くんはまったくそんなことないからね。
これでも俺は佐伯くんを1番信頼してるのさ」
「勝手にすればいいよ」
僕は友達を作るつもりはない。
僕がこの学校に入ったのは母親を楽にさせてあげたいからだ。女手一つで僕を育ててくれている母親を経済的に助けてあげたい。
だから僕は事務所の社長に「もっと稼ぎたいならこの学校に入りなさい」と言われるままにこの学校に入学をした。
この学校は芸能関係者しか入れない。入れるのは推薦入学のみだ。ここの生徒は必ず何かしらの一芸に秀でている。
アイドル、女優、小説家、俳優、芸人、歌舞伎役者、インフルエンサー、コスプレイヤー、YouTuberなど多岐にわたる。
僕もまさにその1人だ。
だが誰も僕の一芸を知っている人はいない。
知っているのはここの理事と校長だけだろう。理事とは会ったことないので実質知ってるのは1人だけだ。
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