76 / 116
2010/8/25 22:32 『びいどろのひと』
しおりを挟む閉じ込められた想いを吐き出すかの如く
文字として書き起こす
どう表現すれば良いかわからぬまま
過去の想いを書き綴る
煌びやかな青春ではなく
一途な憧れが
ガラスのように粉々に打ち砕かれる
あの時の情熱は
今もまだ消えずに燃え続けてる
自分が自分であるが為に
飼い慣らせない心の檻に閉じ込めた怪物が
牙を剥き出し、檻を食い破ろうとする
他人が見る心証と
我が心象の相反する様よ
表面では人を哀れみ同情する心を見せていても
胸の内に渦巻く羨望や嫉妬
挫折や後悔を吐き出す先は
意のままに操ることの出来るこの世界
書き殴る言葉の数々は
まるで心を切り裂いた断片のように散らばる
それは決して美しくなく
欲にまみれ
背徳感に苛まれ
時に力で捻じ伏せようとする
たとえ醜くても
美しくなくとも
卑怯であったとしても
これが私だと叫ぶことしかできない
欲望のままに
感情のままに
自分の書いた物を読み返せば
そこに広がるのは誠に心の中の闇
一筋の光すら、闇に覆い尽くされそうになる
それでも私は書き続ける
闇の中で一筋の光を掴むために
いつかこの筆が、
自分を赦し
自分を解き放つ日が来ると信じて
0
Wavebox:絵文字押してくださると作者の励みになります!ご覧くださり、ありがとうございました! 感想などいただけると作者が泣いて喜びます。「読んだよ~」等のシンプルな読了報告もたいへん嬉しく存じます。
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/essay.png?id=5ada788558fa89228aea)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/contemporary.png?id=0dd465581c48dda76bd4)
もちまる日記{批判で死にそう。助けて…。}
すずりはさくらの本棚
現代文学
もちまる日記
チャンネル登録者総数 2,160,000
推定月収 14,645,177円
CPM: 197円-623.84円
YouTubeの推定収益[各動画] 5,682,608円
CPM: 4,377.8円-7,989.49円
人気 店長おすすめ もち様の部屋 プピプピ文太 ニャンちゃんライフ もんたの日常 ゴンとサンGON&SAN
YouTubeチャンネル計算機
デイリー視聴回数:1189442
CPM(USD):3.75
推定日間収入
278,418.48円
推定月間収入
8,352,554.53円
推定年間収入
101,622,746.78円
遅れてきた先生
kitamitio
現代文学
中学校の卒業が義務教育を終えるということにはどんな意味があるのだろう。
大学を卒業したが教員採用試験に合格できないまま、何年もの間臨時採用教師として中学校に勤務する北田道生。「正規」の先生たち以上にいろんな学校のいろんな先生達や、いろんな生徒達に接することで見えてきた「中学校のあるべき姿」に思いを深めていく主人公の生き方を描いています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
【ショートショート】おやすみ
樹(いつき)@作品使用時は作者名明記必須
恋愛
◆こちらは声劇用台本になりますが普通に読んで頂いても癒される作品になっています。
声劇用だと1分半ほど、黙読だと1分ほどで読みきれる作品です。
⚠動画・音声投稿サイトにご使用になる場合⚠
・使用許可は不要ですが、自作発言や転載はもちろん禁止です。著作権は放棄しておりません。必ず作者名の樹(いつき)を記載して下さい。(何度注意しても作者名の記載が無い場合には台本使用を禁止します)
・語尾変更や方言などの多少のアレンジはokですが、大幅なアレンジや台本の世界観をぶち壊すようなアレンジやエフェクトなどはご遠慮願います。
その他の詳細は【作品を使用する際の注意点】をご覧下さい。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる