137 / 171
“mellow time”~いつか夢で~
“mellow time”~いつか夢で~<39>
しおりを挟む「…………あとでする……とかは?♡♡ だめかな?♡♡ 今すぐがいい?♡」
俺基準では強めにお願いしたけど、彼女は両手の指を組んで、お願いのポーズを取った。あざとい。可愛い。写真撮りたい。連写モードで。……いや、そうなったらもう録画でよくないか?
――でも、今回は我慢だ。先週仕入れた俺だけのAVも全然見飽きないし、連写より連射のほうが紗世ちゃんを喜ばせられると思うしね♡♡
「あと?♡ 俺、もうその気だって言ってるじゃん♡♡ 今、してもらいたいんだけど♡♡」
笑顔で圧をかけたら、彼女が一瞬困った顔になった。俺ってまさか真顔だけじゃなくて笑顔も怖い感じ?
まあ、そんなのはいい。問題は彼女のことだ。先延ばしにしようとしてはいるけど、口では承諾しておきながら、本当はしたくない――ってわけでもなさそうだな。
「えっと……♡♡ そっかあ♡ 私もしたいんだけど、今はそれより……♡」
場数を踏んでいる彼女は、オトコの萎えポイントだって熟知しているだろうし、仮に汚いのが嫌だったとしても、拒否なんていう萎え一直線な行動は取らないはず。
それどころか、お風呂エッチに持ち込みそうじゃん♡♡ だいぶ偏見入ってるけど。
「…………でも、紗世ちゃんはそういうの全部すっ飛ばしてエッチしたいんだ?♡♡ なんにもしてないのに挿れちゃうの?♡ 痛くされるのが好み?♡♡」
ともあれ、答えは彼女の言葉の先に隠されていた。
「痛…………くないと思う♡♡」
「痛くない?♡ なんで言い切れるのかな♡♡」
「……私、もう鏑木くんの挿れる準備出来てて♡ スカートのほうまで染みてきちゃってる…………から♡♡」
彼女はスカートの裾を握り締めて離さない。
そんなに心配しなくても外からは見えないし、すぐ剥ぎ取られるかもしれないのに♡♡ 女の子がエッチのときにしがちな無駄すぎる抵抗って、ほんとそそるよね♡♡
「え?♡♡ そんなに?♡ そこも触ってないし、キスとかハグとかしたおぼえもないんだけど♡ ……まさか、俺と会う前、違うオトコと会ってた?」
最後の問いだけは少し冷ややかに。――とはいえ、本気で疑っているわけではないのは言わずもがなだ。
「そんなことしてないもん……。前の私だったら、そういうこともあったかもし――――……あ、そうだ! 見てもらったら、信じてもらえると思う!」
しかし、変なところに純粋さを残した彼女の口からは、耳を疑うような発言が飛び出してきた。
「!?」
以前からその傾向はあったけど、この子、本当に前触れもなくとんでもないことを言い出すな。身の潔白を証明するためっていっても、ちょっとそれは思い切りがよすぎなんじゃない?
――俺を絶句させられるのなんて、君しかいないと思うよ。つくづく。
0
お気に入りに追加
15
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
獣人の里の仕置き小屋
真木
恋愛
ある狼獣人の里には、仕置き小屋というところがある。
獣人は愛情深く、その執着ゆえに伴侶が逃げ出すとき、獣人の夫が伴侶に仕置きをするところだ。
今夜もまた一人、里から出ようとして仕置き小屋に連れられてきた少女がいた。
仕置き小屋にあるものを見て、彼女は……。
保健室の秘密...
とんすけ
大衆娯楽
僕のクラスには、保健室に登校している「吉田さん」という女の子がいた。
吉田さんは目が大きくてとても可愛らしく、いつも艶々な髪をなびかせていた。
吉田さんはクラスにあまりなじめておらず、朝のHRが終わると帰りの時間まで保健室で過ごしていた。
僕は吉田さんと話したことはなかったけれど、大人っぽさと綺麗な容姿を持つ吉田さんに密かに惹かれていた。
そんな吉田さんには、ある噂があった。
「授業中に保健室に行けば、性処理をしてくれる子がいる」
それが吉田さんだと、男子の間で噂になっていた。
王女、騎士と結婚させられイかされまくる
ぺこ
恋愛
髪の色と出自から差別されてきた騎士さまにベタ惚れされて愛されまくる王女のお話。
性描写激しめですが、甘々の溺愛です。
※原文(♡乱舞淫語まみれバージョン)はpixivの方で見られます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる