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“mellow time”~いつか夢で~
“mellow time”~いつか夢で~<35>
しおりを挟む「よかったね?♡ これからは触り放題だし、好きにしていいんだよ?♡ 俺のココロだけじゃなくてカラダも紗世ちゃんのものだからね♡♡」
――――まあ、俺のすべてが彼女のものなんていうのは、付き合う前からのことだけど。重すぎて引かれても悲しいから黙っておこう。
「鏑木くんの全部、私のものでいいの?♡」
「そう♡ ……でさ、対価は紗世ちゃんの全部がいいなあ……なんて思ってるんだけど♡♡」
瞳を輝かせて確認してきた彼女に、笑顔でにじり寄る。
対価の考え方にも色々あると思うけど、『最低でも同等以上のものでなくては、対価の機能を果たせない』――――っていうのは、さすがに共通認識だと思うんだよね♡
つまり、先に俺が俺のすべてを捧げると宣言すれば、彼女は彼女のすべてを差し出すほかなくなる。俺は今、その状況を作り出したわけだ。
「そんなのでいいの?♡♡ 私のココロとカラダと……あとは時間とか?♡ ……そんなの、付き合った瞬間から鏑木くんのものなのに♡♡」
しかし、彼女は一切躊躇うことなく、ふわふわの笑顔で言ってのけた。
「へえ?♡ 即答しちゃって平気?♡♡ 紗世ちゃんの仕事以外の時間、俺に拘束されちゃっても文句言えなくなるけど……♡♡ それでもいい?♡♡」
「鏑木くんこそ、今言ったことがどういう意味になるかわかってるの?♡ 『仕事以外の時間、ずっと私と一緒』ってことだよ?♡♡ ひとりの時間、いらないの?♡ ……本当に嫌じゃない?」
「ひとりの時間、か…………。これまでは結構重視してたけど、紗世ちゃんとなら二十四時間一緒でも息詰まらないし、むしろひとりでいると紗世ちゃんといるときのこと思い出して寂しくなってたから、俺としては好都合だよ?♡♡」
――――まあ、その大事な大事なひとり時間も、君を俺のものにするための計画を練るのに使ってたわけだから、元から君に費やしてたって言えなくもないし、特に大きな変化はないかな?♡
「寂しくなってたって…………気持ちの問題?♡」
見上げる瞳は潤んでいる。完全に思考がそっちに切り替わったのかな?♡ 紗世ちゃんはココロとカラダが直結してるタイプだもんね♡
これからは寂しさなんて感じる暇ないくらいに満たしてあげなきゃね。責任重大だ♡♡
「だけじゃないよ♡♡ カラダだって寂しくて寂しくて……♡ 早く紗世ちゃんに包んでほしくて限界だった♡♡ だから、こんなになっちゃってるんだよ♡♡」
少し手を伸ばせばエッチないたずらだって出来るくらい近くにいるのに、一向に何もしてこないことに痺れを切らして、華奢な手首が置かれたあたりを探ったけど、彼女の手は固く握られていた。
「こないだは触ろうとしてきたくせに、どうして今は見ようともしないのかな♡♡」
硬くなった部分に彼女の手を持っていくのはやめて、息が擽ったく感じる距離まで顔を近付けた。
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