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“mellow time”~いつか夢で~
“mellow time”~いつか夢で~<27>
しおりを挟む「エ…………ッロ♡♡♡ 随分、慣れてるように見えるんだけど?♡ いつもそんな風にオトコ誘ってるの?♡」
鏑木くんがスカートの上からお尻を撫でてきた。さりげない撫で方がかえって情欲を擽る。
「ゃんっ♡♡ お尻さわさわしないで♡♡」
「……これ見よがしに突き出しといて、そんなこと言うかな、普通♡♡」
呆れを含んだ笑いが耳に届く。
言われてみれば、こんな大胆に誘っておいて、『触られるとは思っていなかった』なんて言い訳は通用しないかもしれない。
「すっかり自分ちにいる感覚なのかもしれないし、そうだとしたら嬉しいんだけどさ♡♡」
ひとりで納得している私をよそに、鏑木くんは話し続ける。
「『同棲の準備出来てる』って本当だったの?♡♡」
「覚えててくれたんだ♡ 自分ち感覚で寛いでもらえるのは嬉しいんだけど、ここは俺んちのベッドの上だし、何食分かになりそうな栄養補給してきたあとなんだよ?♡♡ そんな状態でこんなエロいポーズしたからには、紗世ちゃんのほうはもう準備万端なんだ……って、俺は受け取ったけど?♡♡」
「…………準備なんて、とっくに済んでるもん♡ キスもまだなのに、下着の中ぐちゃぐちゃで気持ち悪いし……♡♡ お腹苦しいのに、もっと苦しくなりたいって思ってるし……♡♡」
スカートの丈は十分長いのに、中の状態を直接確認されてはかなわないと思いっきり引っ張ったら、危うくおへそを出してしまうところだった。
(そうだ! 今日のスカートはウエストがゴムのやつで脱がせやすいだけじゃなくて、脱ぎやすいんだ……♡♡)
「え、何?♡ 今、スカート脱ごうとしなかった?♡♡ まさか紗世ちゃんって裸族?♡♡ 意外だけど、俺んちも全然全裸OKだから、脱ぎたかったら脱いじゃいなよ♡」
「別に私、裸族じゃないし……♡ 鏑木くんが見て楽しみたいだけでしょ……♡」
響きだけは大ヒット曲に近い言い回しに気を取られつつ言い返す。
「あはは♡ 大正解♡♡ ひとりが恥ずかしかったら、俺も付き合おうか?♡ したことないけど、開放的になれそう♡♡」
しかし、彼の疑念を取り払うには至らなかったようで、顔から火が出そうな提案まで出てくる始末だった。
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