119 / 123
第1幕『半人半蛇(蛇人間)』【真】
第11話『王道ピロートーク?』
しおりを挟む(おにーさんに連れられて白夜と対面したときの記憶――はすでに消えかかってるけど、白夜こんなんじゃなかったよね?♡ もっとびくびくしておどおどして…………。すっごく可愛かったけどめちゃくちゃかわいそうで、なんとかして自信持ってほしくて頑張ったら今の感じになってた♡♡ あたしのおかげ?♡♡ この一時間かそこらで育てちゃった感じ?♡)
再浮上した疑惑もさることながら、その他にも気になることがいっぱいだ。
(そういえば、『お嫁さんにしたいくらい可愛い』とか褒めてくれてたっけ?♡ 冗談かお世辞じゃなかったの!?♡♡ ――じゃなくて、ナマエッチしてナカに出しちゃったから社会的に責任取るよって宣言?♡♡ 真面目~♡♡)
「うん、お嫁さん」
即答だ。
「あたしが白夜のお嫁さんでいいの?♡♡ 頭も顔も平凡で、貯金もほぼほぼ出来てないし稼げる資格も持ってなくて、辛うじて若さだけはあるあたしのこと、ほんとにお嫁さんにしてくれる……?♡♡」
試すような行動も質問もしないほうが好感度高いのも愛されるのもわかってる。鬱陶しがられたり嫌われたりする可能性のほうがずっと高いなんてことも当然知ってる。
だけど、あたしは言葉で保証してくれないと信じられないから、訊かないでいることなんて出来なかった。
「…………グミちゃんは僕のどういうとこが好き?」
ようやく気が済んだ様子の白夜は、エッチな音を立ててひと回り小さくなったモノを引き抜いた。
「ん……♡ 白夜の好きなとこ?♡♡ ちょっと待って♡ 全部って言いたいけど知らないとこのが多いしな~……?♡ 顔とかスタイルとか、あとあたしの大好きな蛇ちゃんぽいとこも好きだし、可愛いで来るかかっこいいで来るか予想つかないとこも好き♡♡ ……だけど、ひとつだけって言われたら、『あたしのこと受け入れてくれるとこ』かなぁ♡♡」
白夜への想いが次から次へ溢れてくるが、彼の吐き出したものの大半は彼の去った穴から出てこない。まだそこは未練がましく押し広げられたままだというのに。
「僕も同じ。グミちゃんは見えてるとこも見えてないとこも可愛いけど、僕のこと肯定してくれる。別にそれ目当てじゃないけど、今までずっと否定されてたとこを『いいね♡』、嫌われてた原因を『好き♡』って言ってもらえて、初めて『生きててよかった』って思ったんだ」
「白夜がそう思えたのはよかったけど、それってタイミング次第では別にあたしじゃなくてもよかったってことだよね? ……白夜は今までたまたま白夜の魅力がわからない人としか出会ってなかっただけで、世界にはあたし以外にも白夜のこと『かっこいい』とか『好き』って言う人いっぱいいると思うよ?」
「いまいち想像出来ないけど、そうかもしれないね。……けど、僕と出会って、直接僕を受け入れて好きって言ってくれて、自信を持たせてくれたのはグミちゃんだよ。それだけじゃ理由にならないかな……?」
お腹を押され、奥で溜まっていた精液が下ってきた。体温と触り方に労りを感じる。
1
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる