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第1幕『半人半蛇(蛇人間)』【裏】
第42話『Serpent's Breath』
しおりを挟む「っあぁ゛♡♡ 何、急に……っっ♡♡」
電流が走った――とはいったものの、ふたつあるうちの片方の舌先がちょんと触れただけだ。オーバーリアクション気味なのは、焦らされ続けたその部分に受けるには過ぎた快楽だったせい。
「ぁ♡♡ やっっ♡♡ そこ弱いからぁ……♡」
犬が濡れた鼻先を押し付けてくるよりもソフトに、ずっと触れてほしかった蛇ちゃん舌がそこをつついている。
(変な力入ってなくて気持ちいい♡♡)
いや、つつくという表現さえ当てはまらないかもしれない。何せ、触れているかどうか実際のところは不明だと言ってもいいほどに慎ましやかで優しい攻め方だったから。
「あ゛ぁぁぁあ゛っ♡♡♡」
カラダもいい感じにほどけて、気分もうっとり蕩けてきたところで、次なる刺激がやってきた。
(クリ吸われちゃってる……!?♡ あたしの反応でここ好きなのバレちゃった?♡♡ 力加減絶妙すぎ理想すぎ♡♡)
特別なテクニックなんてなくても全体的に舐めてもらえれば幸せ――くらいに考えていたが、とんでもなかった。白夜はその天才的なセンスで満点以上の絶技を繰り出してくる。
(やだやだ♡ 待って♡♡ まだ吸われて気持ちいいの残ってるのに、ペロペロしてこないで♡♡ 丁寧に溝なぞられてお掃除されちゃってるみたい……♡ 恥垢溜まってないよね!?)
そうこうしている間にも、白夜の舌が溝を移動し始めた。息つく間もなく次の技に移行するさまは、なるほど確かにサーカスのようなものと呼べるかもしれない。
(これが大人のサーカス……♡♡ はちゃめちゃに肉体的で原始的かつ疲れもストレスも吹っ飛ぶ最強のエンターテイメントじゃん♡♡)
どんなに清潔に保つよう心掛けていても完全にクリーンな印象を付けることなど出来そうにない場所を差し出しているだけでもどうかしていると思うのに、服を剥ぐより簡単に理性を脱がされたあたしは、綺麗な顔にそこをぐいぐいと押し付けてしまう。
白夜の舌がステーキやテリーヌにナイフを入れるように、割れ目を上から下にスーッと下っていった。
そののち、尿道をちょんとつつかれ、次は膣口に同じことをしてくるのだろうと予測を立てて衝撃に備えていたが、そこを襲ったのは実体を持たぬ気体だった。
「っ!?♡♡ ゃ、ぁあああっ♡♡♡」
熱く熟れた秘部全体を覆い尽くすかのごとく吹きかけられた息もまた火傷してしまいそうなほどに熱く、静かな彼の興奮が確かに感じられた。
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