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Interlude
Interlude<LXIII>
しおりを挟む「うん♡♡ 君の好きなようにして……♡」
もう『どこを』なんて訊かないし、わたしの思う『もうちょっとだけ』をどれだけ超過しても構わない。
もしわたしの考えていた場所とは違っていたとしても、どこでも好きに愛でてほしい。彼が触ってきやすいように胸を張った。
「ぁぁ……っ♡♡」
返事をしてすぐ、膨らみ全体を包まれた。そして、カップごと下から持ち上げられたかと思うと、今度は外側をほぐすように指を沈められる。
「~~~っっ♡」
優しい指先が沈むごとに恥ずかしい声が漏れそうになったけれど、卑猥なピアノのようだと気付いて我慢した。
「……結構がっつり揉んじゃってる気するな♡♡ 大丈夫?♡ これでもまだ嫌じゃない?」
彼は少し残念そうに、けれど、それと同じくらい幸せそうに、声を出さないよう必死に上唇を下唇のストッパーにしているわたしを眺めている。
(さっきよりもえっちな揉み方されちゃってる♡♡ こういうこともわたしの胸にも興味なさそうだったのに♡ でも、全然嫌じゃない……♡ いつまでも揉んでてほしいし、直接揉んでもらいたいと思っちゃう♡♡)
服とブラジャーを隔てていても刺激が伝わってくるということは、かなりしっかりめに揉まれているのだろう。よりダイレクトな刺激を求めて、ブラジャーを押し上げるほどに乳首が育ってしまっているのを感じた。
「ひゃ♡♡ ……ぅ、んっ♡」
それまでおおよそ規則的に動いていた彼の手だが、乳腺を刺激するように揉むのをぱっとやめて、親指でふたつの丘の頂点を潰してきた。
「いまとか、めちゃくちゃかわいい声聞こえた気がしたんだけど、そっちの意味でも大丈夫そう?♡♡」
彼の声がわかりやすく弾んでいる。言葉はいつもどおり優しいけれど、ほんの少し意地悪な質問だ。というか、直前の行動も意地悪だ。
「そっちは…………大丈夫……じゃ、ない……かも?♡♡」
「そっか♡ じゃあ、今日はこのあたりにしておこっか♡♡ なんか俺ばっかり楽しんじゃってごめんね?♡ 上書きにかこつけてエッチなことするつもりはなかったんだけど、いまそんなこと言われても信じられないだろうなぁ♡」
囁くように弱々しい声で答えたら、頭を撫でられて面食らった。彼はつやつやして満足そうだけれど、わたしは当分えっちな気分が抜けそうにない。
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