352 / 533
HONEY BUNNY
HONEY BUNNY<CCLXVI>
しおりを挟む「ぽろぽろ涙零しちゃって……♡ そんなにお腹つらい?♡♡ 細い針で刺されてる感じ、だったっけ?」
彼はわたしの訴えを覚えていてくれたようだった。
頷いた拍子に、左目に溜まった涙がまたひと筋流れる。
「そっか。…………もしかして、今日も危ない日?♡♡」
潜めた声を聞くなり、お腹の奥で渦巻く欲望が一段と激しく暴れ出した。
「うん♡ まだ危険日♡ ちくちく、ずくずくってしてるから、たぶん……♡♡ でも、せーしくれたら、しばらくおちつくと思うから……♡ ね、わたしと一緒に気持ちよくなろ?♡♡」
「じゃあ、お言葉に甘えて♡♡ ……ちょっと強くするね♡♡」
『果てのない疼きを鎮めてほしい』と鼻にかかった声を出せば、激しく嬲られ、圧迫感が強まった。
「は……っ♡ あ、ああああっ♡♡ だいすき……♡」
肌と肌が衝突する音は破裂音さながらの迫力で、往復する彼自身に付き従う粘膜の動きを感じては肉の器を持って生まれた悦びに酔う。
「俺も大好き♡ ……っう♡ ごめん、もう出そう……♡♡」
「ん……♡ いつでもきて♡♡」
「ありがと♡♡ せっかくしっかり見えてるんだし、そのままちゃんと見ててよ♡ きみと俺が繋がってるとこ♡ 一瞬でも逸らしたらすぐ抜いちゃうよ♡♡ 頼むから無駄撃ちさせないでね?♡ ちゃんと監視してて……♡♡」
上から子宮を圧し潰す彼の息が荒くなっている。
口調は穏やかだけれど、有無を言わさぬ響きがあった。
「見てるっ♡♡ ちゃんと見張ってる、からぁ……っっ♡ 抜かないで♡ わたしのナカ……でっ♡ んぁぁあっ♡♡」
「出る……っ♡」
短い宣言のあと、彼が顔を寄せてきた。
「…………孕んでね?♡♡」
久々に交わした口付けは長く、なにより愛おしそうに見つめてくる瞳とたまに漏れる声がとてつもなく甘かった。
0
お気に入りに追加
106
あなたにおすすめの小説
先生!放課後の隣の教室から女子の喘ぎ声が聴こえました…
ヘロディア
恋愛
居残りを余儀なくされた高校生の主人公。
しかし、隣の部屋からかすかに女子の喘ぎ声が聴こえてくるのであった。
気になって覗いてみた主人公は、衝撃的な光景を目の当たりにする…
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
イケメンドクターは幼馴染み!夜の診察はベッドの上!?
すずなり。
恋愛
仕事帰りにケガをしてしまった私、かざね。
病院で診てくれた医師は幼馴染みだった!
「こんなにかわいくなって・・・。」
10年ぶりに再会した私たち。
お互いに気持ちを伝えられないまま・・・想いだけが加速していく。
かざね「どうしよう・・・私、ちーちゃんが好きだ。」
幼馴染『千秋』。
通称『ちーちゃん』。
きびしい一面もあるけど、優しい『ちーちゃん』。
千秋「かざねの側に・・・俺はいたい。」
自分の気持ちに気がついたあと、距離を詰めてくるのはかざねの仕事仲間の『ユウト』。
ユウト「今・・特定の『誰か』がいないなら・・・俺と付き合ってください。」
かざねは悩む。
かざね(ちーちゃんに振り向いてもらえないなら・・・・・・私がユウトさんを愛しさえすれば・・・・・忘れられる・・?)
※お話の中に出てくる病気や、治療法、職業内容などは全て架空のものです。
想像の中だけでお楽しみください。
※お話は全て想像の世界です。現実世界とはなんの関係もありません。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
ただただ楽しんでいただけたら嬉しいです。
すずなり。
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる