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HONEY BUNNY
HONEY BUNNY<CCXL>
しおりを挟む「ゃっ♡♡ 」
「きみが腰振ってるところ見てるのも楽しかったけどね♡♡」
彼はわたしを抱え込み、ゆさゆさと揺さぶってくる。
求めていた刺激には程遠かったということかもしれない。
「……っ、あぁっ♡ 勝手に休んでごめんなさいっ♡♡」
悔しいことに、わたしの拙い腰振りの何倍も気持ちよくて、ほとんど嗚咽のような嬌声を奏でてしまう。
「休むのは別にいいんだけどさ♡ く……っ♡♡ いちばん好きなお顔は近くでじっくり見せてもらいたいと思って♡♡」
涙で霞んだ視界の中、ピントが合った瞬間に確認できたのは、薄く汗を浮かべ、歯を食い縛って快楽に耐える彼の姿だった。
肉食獣のような色気を振り撒かれ、下腹部がずんっと重くなる。
わたしもあなたの男のひとの表情がいちばん好き。間近で見ていたい。
その口に食まれ、その舌で弄ばれたいのだと、わずかに開けた唇を近付けて――――……。
「…………! いつでもいいよ♡♡」
発言の意味を理解したのは、少しあとのことだった。
彼は絶頂が近いことを仄めかしていたのだと。
「ありがとう♡ こっちだけじゃなくてそっちもお口開けて待っててくれてるみたいだもんね?♡♡」
最後の距離を詰めたのは彼のほうだった。
覗いた長い舌に吸われ、とんとんと子宮口をノックされる。
「言わないで……♡」
緩みっぱなしのそこが彼の先端に取り付いているのは嫌というほどわかっていた。
「あ、恥ずかしい?♡ 実況いらなかったかな♡♡ ごめんね♡ でも、できれば聞いててほしいなぁ♡♡ これはきみが俺のためにこんなかわいいことしてくれてるんだよっていう自慢でもあるからさ……♡♡」
「それをわたしに聞かせる意味ってあるの?♡♡ ふ……ぁあっ♡」
「なくもないんじゃない?♡♡ だって、きみは恥ずかしいこと言われるのも言わされるのも好きみたいだから、言葉責めにもなって一石二鳥でしょ♡」
彼は口端から零れた唾液を舐め取る。舌を仕舞う仕草さえひどく色っぽかった。
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