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HONEY BUNNY

HONEY BUNNY<CCXXXVI>

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「引かないでいいのに♡ わたしは引いてないよ♡ 全部してほしいと思ってたことだもん♡♡」

 ひとつひとつ思い浮かべては、カラダの芯が熱を持って。

「よかった♡♡ きみがそういうことにも寛容で♡」

「それだけわたしのこと好きでいてくれてるってことでしょ?♡♡ したかったのに我慢してくれてたのも、怖がらせたくないとか大切にしたいって思ってくれてたからだと思うし♡」

「参ったなぁ。そんなことまでお見通しか♡♡」

 はにかんだ彼の頬はほんのり紅潮している。

「……できれば、いますぐしてほしいなぁ♡ なんて、思ってたりして……♡♡」

 乳首には触れず、周囲をくるくる撫でながら独り言のように呟くと。
 
「ごめんごめん、のんびりお話してる場合じゃなかったね♡ ならさ、強いて言えば、どれからがいいとかある?♡♡」

 あまり余裕のないはずの彼が、いたずらに興じるわたしの手をぱしっと掴んだ。

「えっと、それじゃあ……♡♡」
 
 捕まっていないほうの腕でむぎゅっと抱き着いて、耳打ちしたのは――――……。
 
「…………あぁ、そうだね♡ 了解♡」

 くすり、と笑んだ彼は硬いモノに手を添え、花弁に守られた入口にソレを押し当てる。
 
「挿れるよ。というか、いつでもどうぞ……かな♡♡」

「うん♡ ん……っ♡♡」

 先端だけ埋めてもらったソレを、ぐぷぐぷと飲み込んでいく。

「挿入ったね♡♡ さぁ、お待ちかねの時間だ♡ ……っていっても、ここからは主にきみに動いてもらう感じになると思うけど♡♡ 大丈夫そうかな?♡♡」

「大丈夫♡♡ 頑張る♡ あなたにもから……っ♡」

 なんて大見得を切ってしまったけれど。

「いいね、それ♡♡ やっぱり気持ちいいのも一緒がいいもんね♡♡」

 彼は妖しく光らせた瞳をすぐに隠し、鼻と鼻をくっつけてきた。   

 多幸感に包まれて、すでにどうにかなってしまいそうだ。
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