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HONEY BUNNY
HONEY BUNNY<CCXXVII>
しおりを挟む「…………まぁ、きみがそう思うのはきみの勝手か。だけど、いまは……口答えできないように、こうしちゃおうっと♡♡」
高い声を上げ続けていると、しなやかな指が口を割った。
『舐めろ』ではなく『黙れ』の意だとわかっていても、しゃぶりたいという衝動を抑えることはできなかった。
「んぐ……っ♡♡」
入り込んできた彼の指からはボディミルクの甘ったるいにおいと味がする。わたしの全身を撫で回していたせいだ。
「俺、きみにすごくひどいことしてると思うんだけど、優しく舐めてくれるんだね……♡♡」
「~~~っ♡♡♡」
「……そんなに舐めても、なにも出ないよ?♡♡」
彼が言ったのは、わたしが赤子のように乳頭に吸い付く彼を見たときに抱いた感想と同じようなこと。
口枷代わりに咥えさせられたそれを丁寧に舐めて、なにがしたいのか。なにを欲しているのか。
いや、問うまでもない。欲しいものなんて、ずっと前から決まりきっている。
「でも、たぶん『ちょうだい♡』って言いたいんだね?♡♡ ……って、訊かれても答えられないか♡」
彼はようやく口から指を引き抜いてくれたけれど、依然として身体の自由は効かない。
「あぁっ♡ 好き♡ うさぎさんみたいなかっこでこーびするのすきっ♡♡」
「…………っ!」
ひとたび認めてしまえば、彼はふっと息を吐き出し、腰を激しく打ち付けてきた。
「ぅ……っ♡ 出すよ……♡♡」
切羽詰まった声が聞こえてナカがぎゅるぎゅるうねると、膨張しきったソレが弾けて。
「かわいい赤ちゃん、デキるといいね?♡♡」
「ああああっ♡♡」
気付けば片方の脚を浮かせ、彼の脚に絡めていた。
「…………ん?♡ あはは♡ かわいい脚に捕まえられちゃった♡♡ この体勢でもそんなことできるなんて器用だなぁ♡♡ 大好きって言ってくれてるの?♡♡ 俺も愛してるよ……♡」
強引に後ろを向かされ、彼が唇に食らいつく。
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