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HONEY BUNNY

HONEY BUNNY<CXVI>

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「他にも欲しいものがあったら言ってね♡♡」

 膣内がぐちゅぐちゅ掻き混ぜられていく。

 全体が吸盤になってしまったみたいに彼自身に付き従っているのがまざまざと感じられ、自分は彼のものなのだと再確認した。
 
「…………それも物じゃなくてもいい?♡」

 あえて立てた爪をお尻の肉に食い込ませる。
 
「いいよ♡ なにかしてほしいことがあるの?♡♡」

 すると、彼はわずかに顔を歪ませ、口端を吊り上げた。挑発的な表情と優しい声のギャップに脳が混乱する。

「あるけど、言ったら困らせちゃうかも……」

 と躊躇う素振りを見せると。

「いいから俺にも教えてよ♡ まだそうと決まったわけじゃないんだから、言うだけ言ってみて♡♡ ね?♡」

 彼は雁首を引っ掛けて、もじもじしているわたしを追い立てた。

「わたし…………あなたが欲しいなぁ……♡♡」

 うるうるした瞳で見つめながら、指を寝かせて腰を引き寄せる。
 
「俺?♡ あげてるでしょ?♡♡ いま……くっ、こうしてさ……っ♡♡」

 曖昧すぎるわたしの言葉を典型的な殺し文句だと解釈した彼は奥を圧迫し、しきりにその存在を主張する。すっかり開発されてしまった奥ばかり重点的に責められ続けているせいで、いまにも絶頂してしまいそうだ。

「ん……、そうじゃなくてっ♡」
 
「違うの?♡♡ ああ、だったらもしかして……」

 なにかに思い至った様子の彼は、突然律動を速めた。

「あっ♡ あっ♡ やぁぁっ♡♡」

 感じる場所を的確に突かれ、浮遊感が最高潮に達する寸前。

「……いい?♡」

「うん♡♡」

 たったひと言の問い掛けに短く答えて、腰を浮かせれば。
 
「…………こういうことだった?♡」

 彼は再び最奥に舞い戻り、そこで動きを止めた。どくどくと脈打ったソレから吐き出される精液が子宮に流れ込んでいく。
 
「っあ♡ ぁあっ♡♡ わかんない♡♡」

 快感に腰をくねらせるわたしの開きっぱなしの口から彼の舌が侵入してきたのをいいことに、唾液をねだって吸い付いた。
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