16 / 35
第4章「ハンガリー戦線」
4-1
しおりを挟む
「すまいないな、こんな結果になっちまって」
「仕方ないさ、これが傭兵家業ってもんだよ、親父だってそれくらい分かっていたと思う」
「そうか、ヴァレンシュタインと言えば名の通ったすばらしい男だったって話だったけど、味方を逃す為に自ら犠牲になるなんて、さすが傭兵将軍だよ」
「そんなに褒めても何も出ないよ、でも、ありがとう、親父の事を良く言ってくれるあんたが、その最後に立ち会ってくれてさ」
「グリュネル・・・・・・」
「ユリウス・・・・・・」
お互いの顔が赤い。それは昇って来たばかりの朝日を浴びたせいでもなんでもなく、そうなんでもなく
「そろそろ茶番劇は止めたらどうだ?黙って聞いてれば俺が死んだ事にしやがって」
「ふふっごめん親父、だって生きてたしさ、良かったよ」
「そうです傭兵将軍、体中に鉛弾を五発も食らって生きてるなんて、ナポレオン戦争時代の将官でもありえません、やっぱり狼種の勘が働いたんですか?」
「んなわけあるかっ、まったくやっぱりドイツに助けられるんじゃなかったぜ、こんなひよっこがこの俺にすまし顔で冗談を言いやがるとはなっ」
担架で運ばれながら、ヴァレンシュタイン傭兵将軍は顔をそらす。
傭兵集団と出会った後、第一部隊と合流したユリウスは、先に到着していた熊種の中世風女性騎士、グリュネルがクローネに懇願している場面に出くわした。
どうやら彼女達のリーダーで、彼女の養い親であるヴァレンシュタイン傭兵将軍が敵中に取り残されてしまったらしい。
その救出を訴えているのだろうか?
「だからさひょろっとしたお兄さん、ちょこっと小銃を人数分貸してよ?人の命がかかってるって言ってるじゃん、大事な親父なんだよ」
「しかし・・・・・・」
クローネが口ごもるのは分かる。理由は二つ。
一つは武器を勝手に貸与する訳には行かないという、至極真っ当な理由。そしてもう一つは単純に語りかけてくる、熊種の中世女性騎士の身を案じてのことだった。
救出作戦の場合、その救出される人員とはなるべく関係の浅い相手が作戦を行うほうが望ましい。関係が深いと救出に焦りが生じたり、無理をしがちになるからだ。
「もう、なんでだよ、いいじゃない、小銃余ってるんでしょ?それに、そこに並んでる兵隊だって使ってないじゃん」
彼女の言うとおり警備部隊の小銃はまだ発砲体制にも入っていない。ドイツ国境側に入った位置に居るので、ここであからさまな迎撃体制は取らせていないのだ。
慎重なクローネらしいと言える。
「救出するにしても、君にそれをさせるわけには行かないし、その為の見返りも必要になる、見たところ君達が僕たち黒の家旅団に何が提供出来る?救出作戦成功に見合う見返りはあるのかい?」
おや?と思った。普段から冷静な男で、血を熱くして戦いに望む熱血漢とは正反対とみていたが、このクローネと言う少年はなかなかどうして、頼れる隊長になるかも知れない。
彼女の感情に流されること無く、非情とも言える取引を持ちかけている。だが多分この取引、相手が何を出すのか予測した上で、しかも取引台の上に、救出成功という鍵を乗せているのがまた小憎らしい。
成功報酬でかまわないといっているのだ、この少年は。表面上は全く彼女の感情に流されていない様に見えて、しっかり流されているじゃねぇか。
でもそれが、アドルフが指揮する黒の家旅団らしいと言えば、らしい。頼られて見捨てる事が出来ていたのなら、黒の家は彼女達自身の手で再建されることも無く、朽ちて行っただろう。
「くぅ~分かったよ、ドイツってのはがめついな!こっちは、この傭兵団の全権を一時的に預けることにする、一時ってのは一時だ、最低でも一会戦はサービスでつきあったげる、それ以降敵になるか味方のままかは親父の判断かな・・・・・・、必ず、救ってきて」
威勢よかった前半と違い、最後は聞こえるか聞こえないか程度の小さな声だった。これが女の持つ魔力かと一瞬考えてしまったユリウスは、自分がもう若くないのかもしれないと痛感していた。なにせ、彼女の周囲にいた警護部隊の少年少女たちは、目を真っ赤にしながら拳を握り締めてる。
「あ~あ、熱血しちゃって、まぁ」
若者の暴走を抑えるのは大人の役目、だけど抑えすぎては良い所も伸びなくなる。
軍隊の中ではまだまだひよっこ扱いしかされない二十五歳のユリウスだが、ここは大人役に徹して彼らを導く。
「お~い、こっちの軽砲部隊は無事全員帰還してるんだろうな、ああ?そうか無事か、んで救出作戦やるのか、隊長?」
「・・・・・・はい、やろうと思います、教官は反対ですか?」
「い~や、隊長はお前だクローネ、お前が決めたのなら反対はしない、で?どうやって救出するんだ」
「えっとそれは、護衛部隊から人数を選抜し、彼女の情報の場所を捜索、一時間で目的の傭兵将軍をみつけられなければ、そのまま撤退します」
「ん~、悪くない、悪くないけど、それじゃあ難しい、お前の作戦に付け加えて、重砲隊、軽砲隊もこう使って、ついでにそこの傭兵団からも銃を使えそうな奴らを使う、どうせミント少尉の事だ、予備弾薬も含めて人数の三倍くらい用意してるんだろう?」
「よくご存知で」
ミントは豪快な部分と繊細な部分を併せ持つ、まぁ一口で言ったら面倒くさい女だ。ユリウスは経験上、自分が出撃しない場合、彼女ならば出来る限りの心配をすると読んだ。
自分自身が出撃するのであれば、自分が責任をとって戦えば良い。だからこそ自分が出撃しないときは過保護なくらい出来ることをやる。
壊れたときの為や、逃げるときに放棄するかも?そんな事を考えて積載可能な量を逆算、第一部隊に持たせてくれたのだろう。
先ほど、いざとなれば迫撃砲は放置してもかまわないと判断した理由の一つにはこれもあった。迫撃砲の砲身は予備でまだ四門、後方の馬車に積んである。
「じゃあ、行こうか!」
グリュネルの周りで心配そうにしている傭兵団のリス種とイタチ種、それにアナグマ種に小銃を投げて渡す。彼らは火縄銃やマスケット銃を持っていたので、射撃が出来ると踏んだ。最新式だろうが旧型だろうが、銃を撃つ事にそう変わりは無い。
「フェネ、迫撃砲チーム一つ借りるぞ!」
「駄目ですよ~教官、今逃げてきたばかりの子達にもう一度行けってのは無理ですよぉ」
「それもそうか、だけど、無事に救出するには迫撃砲が必要だ、どうしたもんか」
「私がいきますよ、弾は煙幕だけで?」
「いいや、榴弾と煙幕を二発づつで、それとこんどこそ、この迫撃砲は置いてくるからな」
「はぁ~もったいないけど、しかたがないんですよね?じゃあ、準備します」
それから三分後、ユリウスが指揮する救出チームは重砲部隊の援護の元、作戦を開始した。
「仕方ないさ、これが傭兵家業ってもんだよ、親父だってそれくらい分かっていたと思う」
「そうか、ヴァレンシュタインと言えば名の通ったすばらしい男だったって話だったけど、味方を逃す為に自ら犠牲になるなんて、さすが傭兵将軍だよ」
「そんなに褒めても何も出ないよ、でも、ありがとう、親父の事を良く言ってくれるあんたが、その最後に立ち会ってくれてさ」
「グリュネル・・・・・・」
「ユリウス・・・・・・」
お互いの顔が赤い。それは昇って来たばかりの朝日を浴びたせいでもなんでもなく、そうなんでもなく
「そろそろ茶番劇は止めたらどうだ?黙って聞いてれば俺が死んだ事にしやがって」
「ふふっごめん親父、だって生きてたしさ、良かったよ」
「そうです傭兵将軍、体中に鉛弾を五発も食らって生きてるなんて、ナポレオン戦争時代の将官でもありえません、やっぱり狼種の勘が働いたんですか?」
「んなわけあるかっ、まったくやっぱりドイツに助けられるんじゃなかったぜ、こんなひよっこがこの俺にすまし顔で冗談を言いやがるとはなっ」
担架で運ばれながら、ヴァレンシュタイン傭兵将軍は顔をそらす。
傭兵集団と出会った後、第一部隊と合流したユリウスは、先に到着していた熊種の中世風女性騎士、グリュネルがクローネに懇願している場面に出くわした。
どうやら彼女達のリーダーで、彼女の養い親であるヴァレンシュタイン傭兵将軍が敵中に取り残されてしまったらしい。
その救出を訴えているのだろうか?
「だからさひょろっとしたお兄さん、ちょこっと小銃を人数分貸してよ?人の命がかかってるって言ってるじゃん、大事な親父なんだよ」
「しかし・・・・・・」
クローネが口ごもるのは分かる。理由は二つ。
一つは武器を勝手に貸与する訳には行かないという、至極真っ当な理由。そしてもう一つは単純に語りかけてくる、熊種の中世女性騎士の身を案じてのことだった。
救出作戦の場合、その救出される人員とはなるべく関係の浅い相手が作戦を行うほうが望ましい。関係が深いと救出に焦りが生じたり、無理をしがちになるからだ。
「もう、なんでだよ、いいじゃない、小銃余ってるんでしょ?それに、そこに並んでる兵隊だって使ってないじゃん」
彼女の言うとおり警備部隊の小銃はまだ発砲体制にも入っていない。ドイツ国境側に入った位置に居るので、ここであからさまな迎撃体制は取らせていないのだ。
慎重なクローネらしいと言える。
「救出するにしても、君にそれをさせるわけには行かないし、その為の見返りも必要になる、見たところ君達が僕たち黒の家旅団に何が提供出来る?救出作戦成功に見合う見返りはあるのかい?」
おや?と思った。普段から冷静な男で、血を熱くして戦いに望む熱血漢とは正反対とみていたが、このクローネと言う少年はなかなかどうして、頼れる隊長になるかも知れない。
彼女の感情に流されること無く、非情とも言える取引を持ちかけている。だが多分この取引、相手が何を出すのか予測した上で、しかも取引台の上に、救出成功という鍵を乗せているのがまた小憎らしい。
成功報酬でかまわないといっているのだ、この少年は。表面上は全く彼女の感情に流されていない様に見えて、しっかり流されているじゃねぇか。
でもそれが、アドルフが指揮する黒の家旅団らしいと言えば、らしい。頼られて見捨てる事が出来ていたのなら、黒の家は彼女達自身の手で再建されることも無く、朽ちて行っただろう。
「くぅ~分かったよ、ドイツってのはがめついな!こっちは、この傭兵団の全権を一時的に預けることにする、一時ってのは一時だ、最低でも一会戦はサービスでつきあったげる、それ以降敵になるか味方のままかは親父の判断かな・・・・・・、必ず、救ってきて」
威勢よかった前半と違い、最後は聞こえるか聞こえないか程度の小さな声だった。これが女の持つ魔力かと一瞬考えてしまったユリウスは、自分がもう若くないのかもしれないと痛感していた。なにせ、彼女の周囲にいた警護部隊の少年少女たちは、目を真っ赤にしながら拳を握り締めてる。
「あ~あ、熱血しちゃって、まぁ」
若者の暴走を抑えるのは大人の役目、だけど抑えすぎては良い所も伸びなくなる。
軍隊の中ではまだまだひよっこ扱いしかされない二十五歳のユリウスだが、ここは大人役に徹して彼らを導く。
「お~い、こっちの軽砲部隊は無事全員帰還してるんだろうな、ああ?そうか無事か、んで救出作戦やるのか、隊長?」
「・・・・・・はい、やろうと思います、教官は反対ですか?」
「い~や、隊長はお前だクローネ、お前が決めたのなら反対はしない、で?どうやって救出するんだ」
「えっとそれは、護衛部隊から人数を選抜し、彼女の情報の場所を捜索、一時間で目的の傭兵将軍をみつけられなければ、そのまま撤退します」
「ん~、悪くない、悪くないけど、それじゃあ難しい、お前の作戦に付け加えて、重砲隊、軽砲隊もこう使って、ついでにそこの傭兵団からも銃を使えそうな奴らを使う、どうせミント少尉の事だ、予備弾薬も含めて人数の三倍くらい用意してるんだろう?」
「よくご存知で」
ミントは豪快な部分と繊細な部分を併せ持つ、まぁ一口で言ったら面倒くさい女だ。ユリウスは経験上、自分が出撃しない場合、彼女ならば出来る限りの心配をすると読んだ。
自分自身が出撃するのであれば、自分が責任をとって戦えば良い。だからこそ自分が出撃しないときは過保護なくらい出来ることをやる。
壊れたときの為や、逃げるときに放棄するかも?そんな事を考えて積載可能な量を逆算、第一部隊に持たせてくれたのだろう。
先ほど、いざとなれば迫撃砲は放置してもかまわないと判断した理由の一つにはこれもあった。迫撃砲の砲身は予備でまだ四門、後方の馬車に積んである。
「じゃあ、行こうか!」
グリュネルの周りで心配そうにしている傭兵団のリス種とイタチ種、それにアナグマ種に小銃を投げて渡す。彼らは火縄銃やマスケット銃を持っていたので、射撃が出来ると踏んだ。最新式だろうが旧型だろうが、銃を撃つ事にそう変わりは無い。
「フェネ、迫撃砲チーム一つ借りるぞ!」
「駄目ですよ~教官、今逃げてきたばかりの子達にもう一度行けってのは無理ですよぉ」
「それもそうか、だけど、無事に救出するには迫撃砲が必要だ、どうしたもんか」
「私がいきますよ、弾は煙幕だけで?」
「いいや、榴弾と煙幕を二発づつで、それとこんどこそ、この迫撃砲は置いてくるからな」
「はぁ~もったいないけど、しかたがないんですよね?じゃあ、準備します」
それから三分後、ユリウスが指揮する救出チームは重砲部隊の援護の元、作戦を開始した。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
魔術師のロボット~最凶と呼ばれたパイロットによる世界変革記~
MS
SF
これは戦争に巻き込まれた少年が世界を変えるために戦う物語。
戦歴2234年、人型ロボット兵器キャスター、それは魔術師と呼ばれる一部の人しか扱えない兵器であった。
そのパイロットになるためアルバート・デグレアは軍の幼年学校に通っていて卒業まであと少しの時だった。
親友が起こしたキャスター強奪事件。
そして大きく変化する時代に巻き込まれていく。
それぞれの正義がぶつかり合うなかで徐々にその才能を開花させていき次々と大きな戦果を挙げていくが……。
新たな歴史が始まる。
************************************************
小説家になろう様、カクヨム様でも連載しております。
投降は当分の間毎日22時ごろを予定しています。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
❤️レムールアーナ人の遺産❤️
apusuking
SF
アランは、神代記の伝説〈宇宙が誕生してから40億年後に始めての知性体が誕生し、更に20億年の時を経てから知性体は宇宙に進出を始める。
神々の申し子で有るレムルアーナ人は、数億年を掛けて宇宙の至る所にレムルアーナ人の文明を築き上げて宇宙は人々で溢れ平和で共存共栄で発展を続ける。
時を経てレムルアーナ文明は予知せぬ謎の種族の襲来を受け、宇宙を二分する戦いとなる。戦争終焉頃にはレムルアーナ人は誕生星系を除いて衰退し滅亡するが、レムルアーナ人は後世の為に科学的資産と数々の奇跡的な遺産を残した。
レムールアーナ人に代わり3大種族が台頭して、やがてレムルアーナ人は伝説となり宇宙に蔓延する。
宇宙の彼方の隠蔽された星系に、レムルアーナ文明の輝かしい遺産が眠る。其の遺産を手にした者は宇宙を征するで有ろ。但し、辿り付くには3つの鍵と7つの試練を乗り越えねばならない。
3つの鍵は心の中に眠り、開けるには心の目を開いて真実を見よ。心の鍵は3つ有り、3つの鍵を開けて真実の鍵が開く〉を知り、其の神代記時代のレムールアーナ人が残した遺産を残した場所が暗示されていると悟るが、闇の勢力の陰謀に巻き込まれゴーストリアンが破壊さ
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
関西訛りな人工生命体の少女がお母さんを探して旅するお話。
虎柄トラ
SF
あるところに誰もがうらやむ才能を持った科学者がいた。
科学者は天賦の才を得た代償なのか、天涯孤独の身で愛する家族も頼れる友人もいなかった。
愛情に飢えた科学者は存在しないのであれば、創造すればいいじゃないかという発想に至る。
そして試行錯誤の末、科学者はありとあらゆる癖を詰め込んだ最高傑作を完成させた。
科学者は人工生命体にリアムと名付け、それはもうドン引きするぐらい溺愛した。
そして月日は経ち、可憐な少女に成長したリアムは二度目の誕生日を迎えようとしていた。
誕生日プレゼントを手に入れるため科学者は、リアムに留守番をお願いすると家を出て行った。
それからいくつも季節が通り過ぎたが、科学者が家に帰ってくることはなかった。
科学者が帰宅しないのは迷子になっているからだと、推察をしたリアムはある行動を起こした。
「お母さん待っててな、リアムがいま迎えに行くから!」
一度も外に出たことがない関西訛りな箱入り娘による壮大な母親探しの旅がいまはじまる。
惑星保護区
ラムダムランプ
SF
この物語について
旧人類と別宇宙から来た種族との出来事にまつわる話です。
概要
かつて地球に住んでいた旧人類と別宇宙から来た種族がトラブルを引き起こし、その事が発端となり、地球が宇宙の中で【保護区】(地球で言う自然保護区)に制定され
制定後は、他の星の種族は勿論、あらゆる別宇宙の種族は地球や現人類に対し、安易に接触、交流、知能や技術供与する事を固く禁じられた。
現人類に対して、未だ地球以外の種族が接触して来ないのは、この為である。
初めて書きますので読みにくいと思いますが、何卒宜しくお願い致します。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる