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第6章 砦陥落・・・。このまま小悪魔で終わってたまるか、絶対に生き抜いてやるから。
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「お、おいっ、これは一体どういう事だ?」
空中を3色の光が奔り、その光が消えるころ、大手門側で爆発の音が響いた。それと同時に搦め手門を守る主力だった老練な将軍の部下が一塊になって門へと向かう。その波の中心には妹お嬢様悪魔が居て、その流れの端にはなんとか流されないようにする僅かな悪魔達が茫然とした顔で事態を飲み込めずにいた。下級悪魔サテルスもその一人で、近くまで来ていた長い付き合いのインプが深刻な顔でいるのを見て口を開いた。
「ん?ああ、サテルス、これはもうおしまいだ、砦は落ちる、味方は殺される、砦にいる将軍の片方が裏切ったんだから持つはずがない、後は旨く逃げられればいいんだけど・・・」
俺は焦りからか、薄笑いの表情のまま顔が固まっているサテルスにそう伝えてやった。
正直俺も焦っている、やっぱり外に出た時に逃げるのが正解だったか?何となく流れに乗って砦に帰ってきてしまったけど、期待した褒美も称賛もないままに、砦が落ちてしまう。
「逃げるってどこに?さっきの感じだと大手門側は術式で酷いことになっているだろうし、搦め手門だって裏切り者たちがすぐにでも開門する、敵がすぐい雪崩れ込んでくるぞ!」
そう、雄々しく戦って死ぬのなんてのはインプの役割じゃない。ここは逃げの一手なんだが、逃げ道が判らない・・・、いや一つあるか?
「サテルスも逃げるってんなら、方法はありますぜ、ってか一緒についこの前、砦の外に出たじゃないか、そっから逃げるしか道はない」
「俺たちだけで逃げるのか?裏切っていない味方だってまだいるんだぞ、それを見捨てて逃げるなんて」
「あ~うっさいうっさい、どう見たって逃げなきゃ殺されるだけだ、裏切った元味方に殺されるか、敵が中に入ってきて殺されるかだけの違いしかないんだ、死にたくなければ逃げの一手しかない」
「・・・わかった、逃げよう」
やっと逃げることに同意したサテルスだったが、すでにもう遅かった。搦め手門が老練な将軍の子飼いの悪魔によって大きく開かれて、そこから喊声を上げた敵が続々と砦の中に入ってくる。それを遮ろうとした僅かな悪魔はめった刺しにされて次々と絶命していく。ぼうぉっとしていただけのインプも同じ様に槍の一突きで殺されていく。四つ足悪魔が軽快なステップでその槍を逃れようとするが、大きく飛び上がった瞬間に矢で射られ、炎の術式で焼かれていく。
虐殺だ。その波はすぐそばまで迫っている。周囲にはまだ裏切っていない悪魔が少しいるが10人にも満たないその数で100を超える敵を相手にはできない。
逃げ道に向かって走ろうとしたが、そちらの方角から敵ではないこれまた10人ぐらいの集団が迫ってきた。ここは搦め手門脇の小さな柵の中だ。10人の悪魔が居るところにさらに10人が入ってきたら身動きが取れなくなる。
「誰だよ、まったくこんな時に」
誰もかれもが混乱して、おそろしあい程に無秩序のるつぼとなっている。
逃げ道への方向は、こちらに合流しようとする悪魔の背後に迫る敵が塞いでしまった。
「おおい、おおい、入れてくれっ、もうあっちもこっちも敵だらけだ」
柵の中に入ってきたのは本陣で働いていた、いつぞやの中級悪魔と彼に守られた姉お嬢様悪魔一行だった。背後には数倍の敵が迫っている。
「ええい面倒くさい!」
俺といつものインプ、サテルスの3人で用意してあった油壷を敵に投げつけて他の悪魔たちに目配せし火矢を遣わせる。本来であればインプや下級悪魔の命令なんか聞く事は無いのだが、混乱しているし、生き残るためには何かしなければいけないと思ったのか、10人全員で敵を迎え撃つ。
油壷が割れ、そこに火矢が射られたことで逃げる姉お嬢様悪魔の背後に炎の壁が出来、その隙をついて悪魔達は合流を果たした。
「サテルス、この先はどうするつもりなんだ?」
合流してすぐに中級悪魔がサテルスに迫る。迫られたサテルスは、ついさっき逃げる決断をしたばかりで、急展開に頭がついていっていない様で、首を左右に振るばかりで答えない。
「よしなさいオセ、誰もかれもが混乱しているの、私たちだってそう、下級悪魔を問い詰めても仕方がないわ」
先日の貧相なシーツにワンピースではなく、きちんと専用で作られたのであろう皮の簡易鎧を纏い、腰には細い剣をさした姉お嬢様悪魔が間に入る。
彼女たちを狙って追いかけてきていた敵は、無理に炎の壁を越えようとはせずに、他の味方に向かって斬殺を開始していた。せっかくの勝ち戦で火傷など負いたくないと言う事か、倒して手柄を上げやすい相手を殺すことに決めたかどちらかだろう。
「お。おい、どうするよ、これじゃあ逃げる事も出来ないぞ」
「サテルスの決断が遅いからこうなったんだ、こうなったら時間稼ぎをして隙を探るしか・・・」
俺たち3人なら何とかなったかもしれないが、20人の悪魔。しかもその一人は領主の娘ともなればそう簡単逃げられるだろうか?今は混乱しているが、ここに逃げた領主の娘がいる事に気づかれれば、舌なめずりで皆殺しに来るだろう。
何か策はないだろうか?手持ちは20人の悪魔と術式返し、粉末にした10個分くらいの魔石の粉末。籠城戦用に用意した油、水、矢は結構な量がある。敵はどんどん増えて200~400と言った所。こちらは逃げ道の無い小さな柵の中。
「お手上げだろこれっ、あの炎の壁が消えたら皆で一斉に別々の方向に走って逃げるしかない、運が良ければ1人2人は生きて逃げれる」
代わりに残りの18人は囮となって死ぬだけだが。方法がない以上、むざむざと殺されるのを待つのも意味がない。インプは労働力だから殺されないと思っていたが、この混乱状況では白旗上げたって無視されて殺される。動く者は皆殺しの空間だ。
「ねぇちょっと・・・聞こえてる?この馬鹿弟子!なんで窮地に陥ってるのよ?黒猫と約束しているんでしょう?こんなとこで死なれると私の苦労が水の泡なんだけど?妖精王としてのあたしのメンツも丸つぶれになって、困るんだけど?」
空中を3色の光が奔り、その光が消えるころ、大手門側で爆発の音が響いた。それと同時に搦め手門を守る主力だった老練な将軍の部下が一塊になって門へと向かう。その波の中心には妹お嬢様悪魔が居て、その流れの端にはなんとか流されないようにする僅かな悪魔達が茫然とした顔で事態を飲み込めずにいた。下級悪魔サテルスもその一人で、近くまで来ていた長い付き合いのインプが深刻な顔でいるのを見て口を開いた。
「ん?ああ、サテルス、これはもうおしまいだ、砦は落ちる、味方は殺される、砦にいる将軍の片方が裏切ったんだから持つはずがない、後は旨く逃げられればいいんだけど・・・」
俺は焦りからか、薄笑いの表情のまま顔が固まっているサテルスにそう伝えてやった。
正直俺も焦っている、やっぱり外に出た時に逃げるのが正解だったか?何となく流れに乗って砦に帰ってきてしまったけど、期待した褒美も称賛もないままに、砦が落ちてしまう。
「逃げるってどこに?さっきの感じだと大手門側は術式で酷いことになっているだろうし、搦め手門だって裏切り者たちがすぐにでも開門する、敵がすぐい雪崩れ込んでくるぞ!」
そう、雄々しく戦って死ぬのなんてのはインプの役割じゃない。ここは逃げの一手なんだが、逃げ道が判らない・・・、いや一つあるか?
「サテルスも逃げるってんなら、方法はありますぜ、ってか一緒についこの前、砦の外に出たじゃないか、そっから逃げるしか道はない」
「俺たちだけで逃げるのか?裏切っていない味方だってまだいるんだぞ、それを見捨てて逃げるなんて」
「あ~うっさいうっさい、どう見たって逃げなきゃ殺されるだけだ、裏切った元味方に殺されるか、敵が中に入ってきて殺されるかだけの違いしかないんだ、死にたくなければ逃げの一手しかない」
「・・・わかった、逃げよう」
やっと逃げることに同意したサテルスだったが、すでにもう遅かった。搦め手門が老練な将軍の子飼いの悪魔によって大きく開かれて、そこから喊声を上げた敵が続々と砦の中に入ってくる。それを遮ろうとした僅かな悪魔はめった刺しにされて次々と絶命していく。ぼうぉっとしていただけのインプも同じ様に槍の一突きで殺されていく。四つ足悪魔が軽快なステップでその槍を逃れようとするが、大きく飛び上がった瞬間に矢で射られ、炎の術式で焼かれていく。
虐殺だ。その波はすぐそばまで迫っている。周囲にはまだ裏切っていない悪魔が少しいるが10人にも満たないその数で100を超える敵を相手にはできない。
逃げ道に向かって走ろうとしたが、そちらの方角から敵ではないこれまた10人ぐらいの集団が迫ってきた。ここは搦め手門脇の小さな柵の中だ。10人の悪魔が居るところにさらに10人が入ってきたら身動きが取れなくなる。
「誰だよ、まったくこんな時に」
誰もかれもが混乱して、おそろしあい程に無秩序のるつぼとなっている。
逃げ道への方向は、こちらに合流しようとする悪魔の背後に迫る敵が塞いでしまった。
「おおい、おおい、入れてくれっ、もうあっちもこっちも敵だらけだ」
柵の中に入ってきたのは本陣で働いていた、いつぞやの中級悪魔と彼に守られた姉お嬢様悪魔一行だった。背後には数倍の敵が迫っている。
「ええい面倒くさい!」
俺といつものインプ、サテルスの3人で用意してあった油壷を敵に投げつけて他の悪魔たちに目配せし火矢を遣わせる。本来であればインプや下級悪魔の命令なんか聞く事は無いのだが、混乱しているし、生き残るためには何かしなければいけないと思ったのか、10人全員で敵を迎え撃つ。
油壷が割れ、そこに火矢が射られたことで逃げる姉お嬢様悪魔の背後に炎の壁が出来、その隙をついて悪魔達は合流を果たした。
「サテルス、この先はどうするつもりなんだ?」
合流してすぐに中級悪魔がサテルスに迫る。迫られたサテルスは、ついさっき逃げる決断をしたばかりで、急展開に頭がついていっていない様で、首を左右に振るばかりで答えない。
「よしなさいオセ、誰もかれもが混乱しているの、私たちだってそう、下級悪魔を問い詰めても仕方がないわ」
先日の貧相なシーツにワンピースではなく、きちんと専用で作られたのであろう皮の簡易鎧を纏い、腰には細い剣をさした姉お嬢様悪魔が間に入る。
彼女たちを狙って追いかけてきていた敵は、無理に炎の壁を越えようとはせずに、他の味方に向かって斬殺を開始していた。せっかくの勝ち戦で火傷など負いたくないと言う事か、倒して手柄を上げやすい相手を殺すことに決めたかどちらかだろう。
「お。おい、どうするよ、これじゃあ逃げる事も出来ないぞ」
「サテルスの決断が遅いからこうなったんだ、こうなったら時間稼ぎをして隙を探るしか・・・」
俺たち3人なら何とかなったかもしれないが、20人の悪魔。しかもその一人は領主の娘ともなればそう簡単逃げられるだろうか?今は混乱しているが、ここに逃げた領主の娘がいる事に気づかれれば、舌なめずりで皆殺しに来るだろう。
何か策はないだろうか?手持ちは20人の悪魔と術式返し、粉末にした10個分くらいの魔石の粉末。籠城戦用に用意した油、水、矢は結構な量がある。敵はどんどん増えて200~400と言った所。こちらは逃げ道の無い小さな柵の中。
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代わりに残りの18人は囮となって死ぬだけだが。方法がない以上、むざむざと殺されるのを待つのも意味がない。インプは労働力だから殺されないと思っていたが、この混乱状況では白旗上げたって無視されて殺される。動く者は皆殺しの空間だ。
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