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第1章 最低最悪って、つまりは今の事だよな
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お嬢様の襲来から数日後、俺のチームはインプ2匹と下級悪魔1人の弱小チームになっていた。それまでは周りから比較すると割と仕事が出来る方のチームだったけれど、今やお荷物扱いもはっきりしている。他の農奴たちの足手まといでしかなかった。
それでも俺としては、やれることをやるしかなかったわけで、それ以上の何もできないほど毎日毎日、気絶するぐらいい頑張っていた。なにせそれ以外出来ることも無かったから。無謀な逃亡を企てても、殺される未来しか見えなかったから。
そんなある日、下級悪魔が上司に呼び出されたとかで作業が中止になった。あの日以来下級悪魔はそれまでの傍若無人な態度はなりを潜め、積極的に作業に参加する好感度上昇上司に変貌していた。噂では周囲の監督役な下級悪魔達から嫌がらせを受けて立場が急落し、今は解雇に怯えながらも成果を出すしか方法がないらしい。今までは好成績を収めていたチームを率いてたのだから、それなりに威張っても居たのだろう。
それが偶然とは言え、視察に来たお嬢様にたてついて、罰を受けチームの大半を殺されたなんて噂が広まる状態になれば、復讐とまでは行かないまでも意趣返しくらいは当然としてあるんだろう。人の世界も悪魔の世界も変わらない。人間関係は大事にとか言うやつ程、こうやって足を引っ張る事しか考えていない。そう考えれば今の下級悪魔には同情できなくもない。
下級悪魔の癖してインプと一緒になって農奴やるって、実は器がデカいのかもな。
「おい、指示が出た、俺たちは異動だ」
「へい、所でどこへ?」
「お優しい領主様が、農奴の数が揃うまで俺たちは警備小屋に詰めろとのお達しだ、俺たちが担当する警備小屋は西の尾根沿いにある砦の近くだ、すぐに行くぞ!」
なんかテンションが高い。想像するに今の仕事を続けるプレッシャーよりは心機一転頑張ろうって気持ちなのかもしれないな。後、敬愛する領主様から命令があったと言う事で見捨てられてないと思うことが出来たのかも?
「いいか、お前らは知らないだろうが、今この辺りは大騒ぎ一歩手前の状態なんだ、特に西にいる領主とうちの領主様は元から仲が悪かったんだが、近く西の領主が中央の魔王様から引き立てられる噂がある、もし魔王様の直属となれば向こうの方が立場が上になる、そうなるとな、今まで小競り合いをしていたのが、大規模になるって寸法だ」
「へぇ、そうですか?」
なんでそんなインプには関係ない話を、この下級悪魔はしているんだろう?大体勢力がどうの、領主がどうのなんて話は、使いっ走りに毛の生えた様な下級悪魔でも関り無い話だ。底辺も底辺、使い捨てなインプにはさらに関係のない話で、それを自慢げに話すこいつはどういうつもりなんだろうか?
なんか嫌な予感がする。いじめが始まる前に、軽く一当てして相手の反応次第で態度を決める時の様な空気感がある。
「だからな、今警備小屋を任されるって事はどういうことか?少し考えればわかるんだが、つまり一気に出世できる機会を貰ったって話になる」
「それは、つまり、どういう事なんです?」
「本当にお前らの頭には脳が入っているのか?小競り合いが激しくなる時に警備小屋に回されるって事は、戦で活躍できるって事じゃないか!」
「ほえ~、戦で活躍と?」
「ああ、そうだ、戦で活躍すれば小悪魔だって下級を飛び越して中級悪魔になるのだって夢じゃない」
「ですが、悪魔の階級は絶対じゃないんですかい?」
「ああ、本来はそうだ、普通にしていたら小悪魔は一生小悪魔のまま、下級にも上がるこたぁ出来ない、だがなぁ領主様が教えてくれたんだが方法はあるんだ、階級を決めるのは魔力の量だ、その魔力量が高いと上級、低いと下級、そこまでは判るな?」
「へぇ、なんとなくは・・・」
強い者が偉いと言う世界で、毎回戦って強さを競っていると毎日戦う羽目になり生活もままならない。強さの基準を魔力量に置き、そこから階級を作ったらしい。しかしこの下級悪魔、同格の悪魔からハブられてるせいか、喋る相手が居ないらしく、インプ相手に多弁だ。
「なら階級を上げるにはどうすればいい?答えはな、悪魔を倒すんだ、倒した悪魔の魂が結晶化する、それは魔力の塊と一緒でな、それを身に着ける事で魔力の底上げが出来るって事だ」
つまりは、悪魔を殺すとその中から電池が出てくる。電池を一杯持てば自分の持つ電力が増えるってことだろうか?でもそれって電池を奪われたら、元に戻る危険はないのかな
「それはすごいことですなぁ」
インプの分際で、それ格上の悪魔を戦で殺すという可能性がまず考えられない。言っているこの下級悪魔だって悪魔の中では下級なのだから、そう簡単に上位の悪魔を殺すことは難しい。相手だって殺されに来るわけじゃないんだから、インプと下級悪魔が束になっても敵うはずがない。
これは、昔聞いたことがある。左遷って奴だ。
忠誠心だけ多量な無能者を体よく最前線に放り込んで、夢だけ持たせて捨てるんだろう。
可哀そうな話だけれど、それに付き合わされる俺も大概可哀そうだ。インプなんかが戦場に居たら、とりあえず邪魔だから殺すだろう。可能性としては弱すぎて稼ぎにならないから、放置しておくってのもあるかもしれないけど、甘い期待な気もする。
この世界が、俺に対して甘いと思い込む事は出来ない。
そんな話を聞きながら歩くこと半日。
徒歩で移動した事を考えると30キロくらいは歩いたのかな?戦場がそんな距離にあるなんて知らなかった。下手に逃げて、監視をかいくぐったとしても、すぐ近くが戦場と知らなければ危なかった。
やっぱり最弱なインプは知恵を磨くしかない。磨かなければ気まぐれで殺されるだけの存在なのだから。
「これが、見張り小屋なのか?」
一行が到着した場所は、鬱蒼と木々が空を隠すような森の中。
目の前にあるのは辛うじて3人が中に入れるくらいの崩れかけ、廃屋と言われても疑問を持ちようがない小屋だった。
「まぁな、こうあからさまな石造りの見張り小屋なんかよりは、敵に見つかりにくいからこれは戦略って奴だ、どっちにせよここが俺たちの仕事場だって事に代わりがない、これから役割を説明するから、よぉく聞け!俺たちはここで敵の動きを監視する、敵が現れた背後の、あのあたりにある砦に走って報告する、敵が来た方向とその数を忘れずに伝える、いいか?」
「へぇ」
ある国が戦争中はほぼ国是としていたと、授業で習った見敵必殺ではなく、情報を発すると言う斥候みたいな役割と言う事かな?
あの中立て中年だった歴史のおじさん教師は、今何をしているだろう?生徒の一人が自殺して、何かしらの面倒にまきこまれていなければいいなとは思う。それ以外大多数の奴らは家族も含めて、俺以上の地獄に落ちていればいいと思うけど。
「じゃあ、まずは外観を変えずに、準備を整えるぞ、かかれ!」
俺と、もう1匹のインプがノロノロと動き出す。農場だろうが見張り小屋だろうが、インプの動きが変わる事は無い。
けど、相手を攻める時ってのは敵の斥候は最初に殺されるよなぁ。ゲームでもそれは必須だった。敵の場所が判らなければ戦い自体がうまく行かない。
俺って自業自得の部分もあるけれど、長生き出来ない星の元に生まれて来たのかもしれない…。
それでも俺としては、やれることをやるしかなかったわけで、それ以上の何もできないほど毎日毎日、気絶するぐらいい頑張っていた。なにせそれ以外出来ることも無かったから。無謀な逃亡を企てても、殺される未来しか見えなかったから。
そんなある日、下級悪魔が上司に呼び出されたとかで作業が中止になった。あの日以来下級悪魔はそれまでの傍若無人な態度はなりを潜め、積極的に作業に参加する好感度上昇上司に変貌していた。噂では周囲の監督役な下級悪魔達から嫌がらせを受けて立場が急落し、今は解雇に怯えながらも成果を出すしか方法がないらしい。今までは好成績を収めていたチームを率いてたのだから、それなりに威張っても居たのだろう。
それが偶然とは言え、視察に来たお嬢様にたてついて、罰を受けチームの大半を殺されたなんて噂が広まる状態になれば、復讐とまでは行かないまでも意趣返しくらいは当然としてあるんだろう。人の世界も悪魔の世界も変わらない。人間関係は大事にとか言うやつ程、こうやって足を引っ張る事しか考えていない。そう考えれば今の下級悪魔には同情できなくもない。
下級悪魔の癖してインプと一緒になって農奴やるって、実は器がデカいのかもな。
「おい、指示が出た、俺たちは異動だ」
「へい、所でどこへ?」
「お優しい領主様が、農奴の数が揃うまで俺たちは警備小屋に詰めろとのお達しだ、俺たちが担当する警備小屋は西の尾根沿いにある砦の近くだ、すぐに行くぞ!」
なんかテンションが高い。想像するに今の仕事を続けるプレッシャーよりは心機一転頑張ろうって気持ちなのかもしれないな。後、敬愛する領主様から命令があったと言う事で見捨てられてないと思うことが出来たのかも?
「いいか、お前らは知らないだろうが、今この辺りは大騒ぎ一歩手前の状態なんだ、特に西にいる領主とうちの領主様は元から仲が悪かったんだが、近く西の領主が中央の魔王様から引き立てられる噂がある、もし魔王様の直属となれば向こうの方が立場が上になる、そうなるとな、今まで小競り合いをしていたのが、大規模になるって寸法だ」
「へぇ、そうですか?」
なんでそんなインプには関係ない話を、この下級悪魔はしているんだろう?大体勢力がどうの、領主がどうのなんて話は、使いっ走りに毛の生えた様な下級悪魔でも関り無い話だ。底辺も底辺、使い捨てなインプにはさらに関係のない話で、それを自慢げに話すこいつはどういうつもりなんだろうか?
なんか嫌な予感がする。いじめが始まる前に、軽く一当てして相手の反応次第で態度を決める時の様な空気感がある。
「だからな、今警備小屋を任されるって事はどういうことか?少し考えればわかるんだが、つまり一気に出世できる機会を貰ったって話になる」
「それは、つまり、どういう事なんです?」
「本当にお前らの頭には脳が入っているのか?小競り合いが激しくなる時に警備小屋に回されるって事は、戦で活躍できるって事じゃないか!」
「ほえ~、戦で活躍と?」
「ああ、そうだ、戦で活躍すれば小悪魔だって下級を飛び越して中級悪魔になるのだって夢じゃない」
「ですが、悪魔の階級は絶対じゃないんですかい?」
「ああ、本来はそうだ、普通にしていたら小悪魔は一生小悪魔のまま、下級にも上がるこたぁ出来ない、だがなぁ領主様が教えてくれたんだが方法はあるんだ、階級を決めるのは魔力の量だ、その魔力量が高いと上級、低いと下級、そこまでは判るな?」
「へぇ、なんとなくは・・・」
強い者が偉いと言う世界で、毎回戦って強さを競っていると毎日戦う羽目になり生活もままならない。強さの基準を魔力量に置き、そこから階級を作ったらしい。しかしこの下級悪魔、同格の悪魔からハブられてるせいか、喋る相手が居ないらしく、インプ相手に多弁だ。
「なら階級を上げるにはどうすればいい?答えはな、悪魔を倒すんだ、倒した悪魔の魂が結晶化する、それは魔力の塊と一緒でな、それを身に着ける事で魔力の底上げが出来るって事だ」
つまりは、悪魔を殺すとその中から電池が出てくる。電池を一杯持てば自分の持つ電力が増えるってことだろうか?でもそれって電池を奪われたら、元に戻る危険はないのかな
「それはすごいことですなぁ」
インプの分際で、それ格上の悪魔を戦で殺すという可能性がまず考えられない。言っているこの下級悪魔だって悪魔の中では下級なのだから、そう簡単に上位の悪魔を殺すことは難しい。相手だって殺されに来るわけじゃないんだから、インプと下級悪魔が束になっても敵うはずがない。
これは、昔聞いたことがある。左遷って奴だ。
忠誠心だけ多量な無能者を体よく最前線に放り込んで、夢だけ持たせて捨てるんだろう。
可哀そうな話だけれど、それに付き合わされる俺も大概可哀そうだ。インプなんかが戦場に居たら、とりあえず邪魔だから殺すだろう。可能性としては弱すぎて稼ぎにならないから、放置しておくってのもあるかもしれないけど、甘い期待な気もする。
この世界が、俺に対して甘いと思い込む事は出来ない。
そんな話を聞きながら歩くこと半日。
徒歩で移動した事を考えると30キロくらいは歩いたのかな?戦場がそんな距離にあるなんて知らなかった。下手に逃げて、監視をかいくぐったとしても、すぐ近くが戦場と知らなければ危なかった。
やっぱり最弱なインプは知恵を磨くしかない。磨かなければ気まぐれで殺されるだけの存在なのだから。
「これが、見張り小屋なのか?」
一行が到着した場所は、鬱蒼と木々が空を隠すような森の中。
目の前にあるのは辛うじて3人が中に入れるくらいの崩れかけ、廃屋と言われても疑問を持ちようがない小屋だった。
「まぁな、こうあからさまな石造りの見張り小屋なんかよりは、敵に見つかりにくいからこれは戦略って奴だ、どっちにせよここが俺たちの仕事場だって事に代わりがない、これから役割を説明するから、よぉく聞け!俺たちはここで敵の動きを監視する、敵が現れた背後の、あのあたりにある砦に走って報告する、敵が来た方向とその数を忘れずに伝える、いいか?」
「へぇ」
ある国が戦争中はほぼ国是としていたと、授業で習った見敵必殺ではなく、情報を発すると言う斥候みたいな役割と言う事かな?
あの中立て中年だった歴史のおじさん教師は、今何をしているだろう?生徒の一人が自殺して、何かしらの面倒にまきこまれていなければいいなとは思う。それ以外大多数の奴らは家族も含めて、俺以上の地獄に落ちていればいいと思うけど。
「じゃあ、まずは外観を変えずに、準備を整えるぞ、かかれ!」
俺と、もう1匹のインプがノロノロと動き出す。農場だろうが見張り小屋だろうが、インプの動きが変わる事は無い。
けど、相手を攻める時ってのは敵の斥候は最初に殺されるよなぁ。ゲームでもそれは必須だった。敵の場所が判らなければ戦い自体がうまく行かない。
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