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4章 衰亡の風と救いの光
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屋島。
讃岐の海にぽっかりと浮かぶこの島は、一の谷で敗戦した平家が次の根拠として駐屯している小さな島だ。島とは言いながらも讃岐と細い道で地続きであり、地域の水軍と連携している平家にとってこの島は難攻不落の要塞とも言える。
守るに容易く、攻めるに難い。
安徳天皇の行宮もあるこの島は、事実数度の源氏を名乗る地方武士が攻めてきたが、難なく撃退している。都で敗れ、一の谷でも敗れ、それでも平家は数万の勢力を盛り返して屋島にある。
別働隊として平知盛率いる数千の部隊が、今は周防周辺から九州へと食指をのばしているが、こちらは地元の土豪との小さい戦が頻発し、支配するところまでは行っていない。
意気揚々と京を進発した鎌倉軍、源範頼率いる数万の武士は現在山陽道を九州へ向かっているが、水軍を持たない部隊であるために兵糧が足りず、もはや軍と呼べる状況にないと聞く。
略奪を行おうとも、沿岸の平家方の武士は瀬戸内に逃れ、山間の村々は略奪を恐れて山陰へと走る。
残されるのは飢えた武士と、廃墟のみ。
土地は押さえても、人を抑えていない鎌倉軍は知盛の軍と相対した瞬間に溶けて消えていく事だろう。
「ふぅ」
宗盛は今の状況に満足している。
元々名乗りを上げての一騎打ちなどを下卑た行いと彼は思っている。
父清盛や、その好敵手であった源義朝の時代ではないのだ。
平家は位人臣を極めており、あまねく日の本の七割は平家の物なのだ。
たかが鎌倉の反乱軍等に目くじら立てての大戦など必要ない。戦わずして勝つ、それが重要なのではないか。父より授かった兵法書では、古来中国の名将であった孫子も言っている。
「それが何故にわからんのだ、皆は」
平家一門の数は多く、兄弟一族相克しあい、血の濃さは恨みの濃さともいえる位に殺し合いをしている源氏とは大きく違う。
それは父清盛の性格上の問題もあっただろうが、宗盛の知る限り平家は親子兄弟で殺しあった事はない。
枝葉末節では少なくともあるかもしれないが、最終的には語り合って裁断を下し、それで落着。反目が決着すれば、馬と船を並べて共に敵に立ち向かう。
それが平家であり、源氏とは違うのだ。
だが、今それが崩れようとしている。
屋島にて、源氏が立ち枯れるのを待つ宗盛の考えを甘いと指摘して、都への進撃を主張する武士たちが多く出てきている。
一時は一の谷の敗戦で衝撃を受けていた皆だったが、現在は都に大軍は居ない、という事を知り進撃を主張している。
それならば伊賀、伊勢から挙兵の知らせが来たときに動けば良かったのではないかと宗盛は言いたい。
あの時とは、状況が違いすぎると皆は言う。
しかしだ。
あの時に、福原から京へ進めば簡単に勝利する事ができた、と宗盛は見ている。
屋島と京の間には、距離はそれほどではないとは言え、瀬戸内海が広がっており
いかな平家といえども、一度に渡せる武士の数は一万に届かない。
翻って福原は距離はあれど、それでも京まで地続きだ。
あの時福原に集まった平家方三万の武士が雪崩れを打って進撃すれば、源氏を追い詰めることは容易かった。
ましてや一番の難敵である義経は、伊賀山中で平田家雅が足止めしていたのだ。
範頼の軍勢など、今山陽道で見る限り、物の数ではなかったのだ。
それを、あたら数と坂東武者を恐れるばかりに、福原と屋島に逼塞してしまった。
それに、もう一つ問題がある。
安徳天皇の事だ。
三種の神器を奉じ、正当な天皇である事疑いないが、幼児には勅も出せない。勅を出すには天皇と太政大臣、もしくは関白等の高位な公家が必要だが、今ここに居る公家は宗盛の内大臣を含めても少数しかいない。
さらにもし勅を出してしまえば、都の実質的な支配者である後白川法皇と決定的な対立となってしまう可能性がある。それは源氏を利するばかりでなく、官位社会に組み込まれた平家にとっても悪夢だ。
無理に勅も出せないならば、どこか安全な場所に宮を建てるべきなのだが、それは安徳天皇を擁する女房衆、とりわけ二位の尼が先頭にたって反対している。天皇の行宮は京をおいて他に無しと。
彼女は亡き平清盛の正室で、平家全体の精神的手中ともなっており、宗盛も公然と非難する事も、強権を発動させて無理に行動することもできない。
そんな彼女らは、なぜか伊勢平家本軍と行動を共にし、自分達が足手まといになっている事にも気づいていない。
「頭の痛い事だ、女房衆を連れての戦など、唐天竺でも聞かぬ話だというに」
外向きで戦の方針があわず、内向きでは女房衆がそれと意識せずに足を引っ張る。
もともと戦好きでもなく、人と争う事自体が得意ではない宗盛だったから、平家の持つ力を結集出来ずに、圧倒的有利な状況がここまで押し込まれている。
「正直な事を申しまして、宗盛殿は如何したいのでしょうか?」
それまで一人だと思っていた天幕の中に老人特有のしわがれた、それでいて誰より力強く聞こえる声が空気を振動させた。
「おお、吉次か?いつの間に都から屋島まで来たのじゃ?そちの砂金など今は力にもならぬ時、そなたに何が出来ようか?」
宗盛は、突然現れた吉次を見つめる。
実は何度か訪いを従者が入れていたが、考え事をしていた宗盛が気づかなかっただけだ。吉次は清盛から、往来御免の書付を貰っている為、平家のいる所ならば遮られる事はない。
「いや何、奥州から都、都からここまでと長い商いの旅をしてきました中で、色々とこの爺にもできることがあるように思いましてな」
「出来る事か、吉次よ、それならばそちははや奥州へと戻り、奥州の牙を持って鎌倉を攻め滅ぼすように画策せい、そうなればこの様な島で逼塞する事もないのじゃ」
元々平家が奥州藤原氏を優遇し鎮守府将軍まで授けたのは、まさにこの様な時に力を出させる為であった。
しかし、鎌倉に源氏が起ち、都も源氏に占領されているというのに、奥州からは一兵も助けは来ていない。
「確かにそれができれば話は、はようございますな、しかし宗盛殿は本当にそれでよろしいと?」
言われて宗盛は嫌な顔をする。
恩賞の件を言っている事が判ったからだ。
現在の鎌倉を奥州が襲えば、主力を都からさらに西へ進めている鎌倉方は抗することも出来ずに勝利は自然と奥州のものとなる。
鎌倉に集った源氏の武士たちは過去と同じように雲散霧消し、てんでばらばらに兄弟、一族で相克を始める事だろう。
都も平家の手に戻る。
しかしだ。
奥州を手中にする藤原氏はどうなる?
鎌倉を手に入れ、あわよくばその勢力圏を都の喉元あたりまで伸ばすかもしれない。
それを掣肘する力は、誰にもないのだ。
つまり、虎を殺して狼を呼び寄せるだけの結果になる。
もうひとつ言えば、宗盛だけでなくこの当時の鎌倉以西の人々は、奥州人を蛮族と認識しており、存在自体を恐怖している者も少なくない。
名目だけの恩賞ならばいざ知らず、日の本の半分の支配権を渡す事など、宗盛が認めても平家一家一門、また都の後白河法皇も認めはしないだろう。
仮に認めると宣言してしまえば、宗盛は暗殺されてしまう可能性さえある。
ならばと名目だけの官位を与えたところで、納得できないと言われれば、また戦となり勝者は奥州となるだろう。
「食えぬ男よな吉次、それならばそちに何ができるというのじゃ、意味のある策を持ってきたのだろうな?」
「それはもちろんです宗盛殿、この吉次いつでも価値ある物を届けてきた実績がございます、そこでじゃ、宗盛殿、屋島を捨てなされ」
「なんと!」
讃岐の海にぽっかりと浮かぶこの島は、一の谷で敗戦した平家が次の根拠として駐屯している小さな島だ。島とは言いながらも讃岐と細い道で地続きであり、地域の水軍と連携している平家にとってこの島は難攻不落の要塞とも言える。
守るに容易く、攻めるに難い。
安徳天皇の行宮もあるこの島は、事実数度の源氏を名乗る地方武士が攻めてきたが、難なく撃退している。都で敗れ、一の谷でも敗れ、それでも平家は数万の勢力を盛り返して屋島にある。
別働隊として平知盛率いる数千の部隊が、今は周防周辺から九州へと食指をのばしているが、こちらは地元の土豪との小さい戦が頻発し、支配するところまでは行っていない。
意気揚々と京を進発した鎌倉軍、源範頼率いる数万の武士は現在山陽道を九州へ向かっているが、水軍を持たない部隊であるために兵糧が足りず、もはや軍と呼べる状況にないと聞く。
略奪を行おうとも、沿岸の平家方の武士は瀬戸内に逃れ、山間の村々は略奪を恐れて山陰へと走る。
残されるのは飢えた武士と、廃墟のみ。
土地は押さえても、人を抑えていない鎌倉軍は知盛の軍と相対した瞬間に溶けて消えていく事だろう。
「ふぅ」
宗盛は今の状況に満足している。
元々名乗りを上げての一騎打ちなどを下卑た行いと彼は思っている。
父清盛や、その好敵手であった源義朝の時代ではないのだ。
平家は位人臣を極めており、あまねく日の本の七割は平家の物なのだ。
たかが鎌倉の反乱軍等に目くじら立てての大戦など必要ない。戦わずして勝つ、それが重要なのではないか。父より授かった兵法書では、古来中国の名将であった孫子も言っている。
「それが何故にわからんのだ、皆は」
平家一門の数は多く、兄弟一族相克しあい、血の濃さは恨みの濃さともいえる位に殺し合いをしている源氏とは大きく違う。
それは父清盛の性格上の問題もあっただろうが、宗盛の知る限り平家は親子兄弟で殺しあった事はない。
枝葉末節では少なくともあるかもしれないが、最終的には語り合って裁断を下し、それで落着。反目が決着すれば、馬と船を並べて共に敵に立ち向かう。
それが平家であり、源氏とは違うのだ。
だが、今それが崩れようとしている。
屋島にて、源氏が立ち枯れるのを待つ宗盛の考えを甘いと指摘して、都への進撃を主張する武士たちが多く出てきている。
一時は一の谷の敗戦で衝撃を受けていた皆だったが、現在は都に大軍は居ない、という事を知り進撃を主張している。
それならば伊賀、伊勢から挙兵の知らせが来たときに動けば良かったのではないかと宗盛は言いたい。
あの時とは、状況が違いすぎると皆は言う。
しかしだ。
あの時に、福原から京へ進めば簡単に勝利する事ができた、と宗盛は見ている。
屋島と京の間には、距離はそれほどではないとは言え、瀬戸内海が広がっており
いかな平家といえども、一度に渡せる武士の数は一万に届かない。
翻って福原は距離はあれど、それでも京まで地続きだ。
あの時福原に集まった平家方三万の武士が雪崩れを打って進撃すれば、源氏を追い詰めることは容易かった。
ましてや一番の難敵である義経は、伊賀山中で平田家雅が足止めしていたのだ。
範頼の軍勢など、今山陽道で見る限り、物の数ではなかったのだ。
それを、あたら数と坂東武者を恐れるばかりに、福原と屋島に逼塞してしまった。
それに、もう一つ問題がある。
安徳天皇の事だ。
三種の神器を奉じ、正当な天皇である事疑いないが、幼児には勅も出せない。勅を出すには天皇と太政大臣、もしくは関白等の高位な公家が必要だが、今ここに居る公家は宗盛の内大臣を含めても少数しかいない。
さらにもし勅を出してしまえば、都の実質的な支配者である後白川法皇と決定的な対立となってしまう可能性がある。それは源氏を利するばかりでなく、官位社会に組み込まれた平家にとっても悪夢だ。
無理に勅も出せないならば、どこか安全な場所に宮を建てるべきなのだが、それは安徳天皇を擁する女房衆、とりわけ二位の尼が先頭にたって反対している。天皇の行宮は京をおいて他に無しと。
彼女は亡き平清盛の正室で、平家全体の精神的手中ともなっており、宗盛も公然と非難する事も、強権を発動させて無理に行動することもできない。
そんな彼女らは、なぜか伊勢平家本軍と行動を共にし、自分達が足手まといになっている事にも気づいていない。
「頭の痛い事だ、女房衆を連れての戦など、唐天竺でも聞かぬ話だというに」
外向きで戦の方針があわず、内向きでは女房衆がそれと意識せずに足を引っ張る。
もともと戦好きでもなく、人と争う事自体が得意ではない宗盛だったから、平家の持つ力を結集出来ずに、圧倒的有利な状況がここまで押し込まれている。
「正直な事を申しまして、宗盛殿は如何したいのでしょうか?」
それまで一人だと思っていた天幕の中に老人特有のしわがれた、それでいて誰より力強く聞こえる声が空気を振動させた。
「おお、吉次か?いつの間に都から屋島まで来たのじゃ?そちの砂金など今は力にもならぬ時、そなたに何が出来ようか?」
宗盛は、突然現れた吉次を見つめる。
実は何度か訪いを従者が入れていたが、考え事をしていた宗盛が気づかなかっただけだ。吉次は清盛から、往来御免の書付を貰っている為、平家のいる所ならば遮られる事はない。
「いや何、奥州から都、都からここまでと長い商いの旅をしてきました中で、色々とこの爺にもできることがあるように思いましてな」
「出来る事か、吉次よ、それならばそちははや奥州へと戻り、奥州の牙を持って鎌倉を攻め滅ぼすように画策せい、そうなればこの様な島で逼塞する事もないのじゃ」
元々平家が奥州藤原氏を優遇し鎮守府将軍まで授けたのは、まさにこの様な時に力を出させる為であった。
しかし、鎌倉に源氏が起ち、都も源氏に占領されているというのに、奥州からは一兵も助けは来ていない。
「確かにそれができれば話は、はようございますな、しかし宗盛殿は本当にそれでよろしいと?」
言われて宗盛は嫌な顔をする。
恩賞の件を言っている事が判ったからだ。
現在の鎌倉を奥州が襲えば、主力を都からさらに西へ進めている鎌倉方は抗することも出来ずに勝利は自然と奥州のものとなる。
鎌倉に集った源氏の武士たちは過去と同じように雲散霧消し、てんでばらばらに兄弟、一族で相克を始める事だろう。
都も平家の手に戻る。
しかしだ。
奥州を手中にする藤原氏はどうなる?
鎌倉を手に入れ、あわよくばその勢力圏を都の喉元あたりまで伸ばすかもしれない。
それを掣肘する力は、誰にもないのだ。
つまり、虎を殺して狼を呼び寄せるだけの結果になる。
もうひとつ言えば、宗盛だけでなくこの当時の鎌倉以西の人々は、奥州人を蛮族と認識しており、存在自体を恐怖している者も少なくない。
名目だけの恩賞ならばいざ知らず、日の本の半分の支配権を渡す事など、宗盛が認めても平家一家一門、また都の後白河法皇も認めはしないだろう。
仮に認めると宣言してしまえば、宗盛は暗殺されてしまう可能性さえある。
ならばと名目だけの官位を与えたところで、納得できないと言われれば、また戦となり勝者は奥州となるだろう。
「食えぬ男よな吉次、それならばそちに何ができるというのじゃ、意味のある策を持ってきたのだろうな?」
「それはもちろんです宗盛殿、この吉次いつでも価値ある物を届けてきた実績がございます、そこでじゃ、宗盛殿、屋島を捨てなされ」
「なんと!」
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