13 / 22
バドミントン初級編?いまさらすみません
しおりを挟む
こうしてみると、みんなの動きが私と全然違うのが判る。と言うか、何から何まで違うような気がして、どこを修正すればあの動きになるの?
「そうか、すごく上手い人見ても、レベルが違いすぎるんだから仕方が無い見るならサチかコウメよね」
コウメの位置は、この場所からだと良く見えない。
なら、見るべきはサチの練習だ。
いつも一緒に練習しているときのサチは、なんか身が軽くて体重が私の半分以下なの?って思うくらいに飛び跳ね回っている。
スタミナもあるのか、同じ練習してるくせにヘバるのはいつも私のが先だ。
お、あんなシャトルにも追いつくのか、さすがサチ。
ネットぎりぎりに落とされたシャトルに対して、姿勢を低くして片足全てが床につきそうだけど、それでも上半身を精一杯伸ばして、ラケットを伸ばすサチ。
あれって、膝が肋骨に刺さってるんじゃ?
柔らかすぎでしょサチ。
そして意地悪にも、今度はコートの後方に上がるシャトル。
対してサチは、その伸ばしていた足の爪先を軸に後方に跳ねる。片足全部を使ったバネみたいだ。
その後もサチは上手く打ち返せてはいないけれど、シャトルに触る事は出来ていた。
う~んつまり、体が柔らかくなけりゃ駄目って事?
自慢じゃないが、私は体が堅い。前屈を必死でしても、中指がぎりぎり床につくぐらいの堅さだ。
サチから、次の順番だったんだろうタフィーちゃんがコートに入る。
「ん、んん?」
なんだろう、タフィちゃんの動き。
なんか、コートの真ん中からほとんど動いていないように見えるのに、シャトルには追いついている。
片足を残し、他の全身を限界まで伸ばしてラケットにシャトルを乗せているように見える。
小柄な筈なのに、動きにぶれが少なくて、見たこと無いけどバレエみたいだ。
「綺麗」
ぽろっと、つぶやいた自分の声に驚く。
バドミントン部に入ってから、上手い先輩のプレイを眼にした事はもちろん何度もある。部内最強と言われている副部長のハル先輩のもだ。
だけど、その誰のプレイも、ただ単にすごいな~とか、早いな~とは思ったけど、綺麗とは思ったことが無い。
奥が深すぎだろ、バドミントン!
そりゃ一流のスポーツには私が考えられないくらいの深みって奴があるんだろうけどさ、ここまで別次元?プロ選手とかじゃないんだよ、同級生より下だよタフィちゃん。それがこんなプレイするとかって、私やっぱり場違いなん?
いや、待て、たしかタフィちゃんは幼いころからバドミントンに慣れ親しんでいたって話だったよね。
いわばバドミントンエリートなんだ。
つい数ヶ月前に始めた私と比べるのが間違いって奴さ。ふ~諦めない諦めない。
しかし、その直後に、数年以上やっているはずの先輩方と比べてみても・・・。
そこまで考えそうになって、頭を振って頭を一回リセットする。
やろう。
練習。
ヒカガミ先輩に手を上げて、練習に復帰する。
「踵を上げて、爪先立ちで、前傾姿勢、体は柔らかく」
ぶつぶつと自分に言い聞かせながら練習する。効果は、あったのか無かったのか、あんまり実感は涌かなかったけど、タフィちゃんがたぶん見るに見かねてくれたアドバイス。
無駄にはしないからね~。
って気合だけはいれて練習に励みました。
結果?
まぁ目標って言うか、やるべき方向が見えたって事は重要よね、って感じだった。
「そうか、すごく上手い人見ても、レベルが違いすぎるんだから仕方が無い見るならサチかコウメよね」
コウメの位置は、この場所からだと良く見えない。
なら、見るべきはサチの練習だ。
いつも一緒に練習しているときのサチは、なんか身が軽くて体重が私の半分以下なの?って思うくらいに飛び跳ね回っている。
スタミナもあるのか、同じ練習してるくせにヘバるのはいつも私のが先だ。
お、あんなシャトルにも追いつくのか、さすがサチ。
ネットぎりぎりに落とされたシャトルに対して、姿勢を低くして片足全てが床につきそうだけど、それでも上半身を精一杯伸ばして、ラケットを伸ばすサチ。
あれって、膝が肋骨に刺さってるんじゃ?
柔らかすぎでしょサチ。
そして意地悪にも、今度はコートの後方に上がるシャトル。
対してサチは、その伸ばしていた足の爪先を軸に後方に跳ねる。片足全部を使ったバネみたいだ。
その後もサチは上手く打ち返せてはいないけれど、シャトルに触る事は出来ていた。
う~んつまり、体が柔らかくなけりゃ駄目って事?
自慢じゃないが、私は体が堅い。前屈を必死でしても、中指がぎりぎり床につくぐらいの堅さだ。
サチから、次の順番だったんだろうタフィーちゃんがコートに入る。
「ん、んん?」
なんだろう、タフィちゃんの動き。
なんか、コートの真ん中からほとんど動いていないように見えるのに、シャトルには追いついている。
片足を残し、他の全身を限界まで伸ばしてラケットにシャトルを乗せているように見える。
小柄な筈なのに、動きにぶれが少なくて、見たこと無いけどバレエみたいだ。
「綺麗」
ぽろっと、つぶやいた自分の声に驚く。
バドミントン部に入ってから、上手い先輩のプレイを眼にした事はもちろん何度もある。部内最強と言われている副部長のハル先輩のもだ。
だけど、その誰のプレイも、ただ単にすごいな~とか、早いな~とは思ったけど、綺麗とは思ったことが無い。
奥が深すぎだろ、バドミントン!
そりゃ一流のスポーツには私が考えられないくらいの深みって奴があるんだろうけどさ、ここまで別次元?プロ選手とかじゃないんだよ、同級生より下だよタフィちゃん。それがこんなプレイするとかって、私やっぱり場違いなん?
いや、待て、たしかタフィちゃんは幼いころからバドミントンに慣れ親しんでいたって話だったよね。
いわばバドミントンエリートなんだ。
つい数ヶ月前に始めた私と比べるのが間違いって奴さ。ふ~諦めない諦めない。
しかし、その直後に、数年以上やっているはずの先輩方と比べてみても・・・。
そこまで考えそうになって、頭を振って頭を一回リセットする。
やろう。
練習。
ヒカガミ先輩に手を上げて、練習に復帰する。
「踵を上げて、爪先立ちで、前傾姿勢、体は柔らかく」
ぶつぶつと自分に言い聞かせながら練習する。効果は、あったのか無かったのか、あんまり実感は涌かなかったけど、タフィちゃんがたぶん見るに見かねてくれたアドバイス。
無駄にはしないからね~。
って気合だけはいれて練習に励みました。
結果?
まぁ目標って言うか、やるべき方向が見えたって事は重要よね、って感じだった。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語
六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる