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終章 黒い爪
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スイが怯えていると、商人はあっと声を上げて自分の顔に触れた。
「そうかまだ変装したままだった」
商人はぼさぼさの黒髪の頭頂部に手を置くと髪をわしづかみにして引っ張った。すると髪がまるごとずるりと取れた。かつらだったようだ。
かつらを取った商人は不思議なことに顔が変わっていた。スイははっと息をのんだ。
「エリト……!」
そこにいたのはエリトだった。エリトが助けに来てくれたのだ。スイはエリトに再び会えた嬉しさで胸がいっぱいになった。
「来てくれたんだね……」
「遅くなって悪かった。逃げるぞ」
エリトはかつらを床に投げ捨ててスイに手を差し伸べた。スイはベッドの上で上半身を起こしたが、エリトの手を取ることはできなかった。
「早く起きろよ。時間がない」
周囲を警戒しながらエリトが急かすが、スイは布団を両手で握りしめてふるふると首を横に振った。
「……できない」
「は? なんでだよ」
「だって……ディリオムにここを動くなって言われてる」
スイは静かにそう告げた。ディリオムの許可がないとなにもしてはいけないのだ。
エリトは一瞬きょとんとしたあと、怒りと悲しみがないまぜになったような顔になった。
「スイ……やめてくれ……あのころのお前に戻るな」
エリトはしぼり出すように言うとスイの頬にそっと触れた。スイは表情のない顔でエリトを見つめるばかりでなにもしない。エリトはその人形のような姿にうめいた。
「スイ、お前はもうあいつのものじゃない。目を覚ませ。思い出してくれ」
エリトは整った顔を悲痛そうにゆがめて懇願する。
「悪かった、スイ。こんな目に遭わせて。辛かったよな。でももう絶対にこんな思いはさせねえから。だから一緒に行こう」
「……ありがとう、エリト。ここまで迎えに来てくれて」
スイは弱々しくほほ笑む。
「また会えたからもう十分だよ。おれはここにいるべきなんだ。おれがデアマルクトにいると、また精霊族狩りが現れてみんなに迷惑かけちゃうから」
「俺がついてるんだからもうあんなことは起きねえよ! そんな心配してここにとどまるだなんて馬鹿げてる! お前、なんのために守手に復帰したと思ってるんだ? お前が結界をはってるからデアマルクトは天災から守られてるんだぞ。お前はデアマルクトに必要なんだ!」
「必要としてくれる人がいるのはわかってる。でもおれのせいで被害を被った人たちがいるのも事実だろ。それに、おれが勝手に出て行ったらセドゥとカスパルが殺される……」
「……幼い兄弟が利用されてるって聞いたけどそのことか? なら心配するな、この屋敷は騎士団が包囲してる。ディリオムとその手下共がのさばっていられるのも今日限りだ」
エリトは身を乗り出してスイをぎゅっと抱きしめた。
「帰ろう、スイ。俺たちの家に」
「…………」
スイはエリトの広い背中にそっと両手をまわした。首筋に頬を寄せ、なつかしいエリトのにおいを感じる。この部屋での日々は永遠のようだった。それが急にデアマルクトに引き戻された気がした。スイはディリオムがいなくても生きていける。エリトと一緒なら。
でも。
「……エリト……」
「なんだ?」
「でも……おれはここから動けないんだ……」
エリトはスイを離して険しい表情でスイの体のあちこちに触れた。
「枷のたぐいはなさそうだけど、なにか魔法でもかけられたか?」
「魔法じゃなくて……玉紅草の実のジュースを飲まされたんだ」
「ジュース?」
「そう。精霊の力を奪う実で作られたジュース……。おれにとっては毒なんだ。それを知らずに飲んでたから、だから……もう、一人で歩くこともできないんだ」
スイは震える指でベッド脇に立てかけられた杖を指さす。
「最近は杖がないと立てもしない……体に力が入らないんだ」
言いながら声が震えてくるのを感じた。せっかくエリトと会えたのに、こんなことを告げなければいけないなんて。
「……精霊の力が切れかけてる。おれは精霊の力がないと生きていけない。だから、だから……」
スイはぽろぽろと泣きながら、あっけにとられるエリトに言った。
「おれ、もうすぐ死ぬんだ……」
またエリトと一緒に暮らせたらどんなにいいだろう。庭の花に水をやって、みんなで温かい食卓を囲んで、大きなベッドでエリトと一緒に眠れたら。
エリトは涙を流すスイを凍りついたように見つめていたが、不意に奥歯を噛みしめて眉尻をつり上げ、憤怒の表情に変わった。
「ふざけた真似しやがって……。冗談じゃねえ、絶対にお前を連れて帰るぞ! 毒なんか俺がなんとかしてやる! ここまで来たのに、お前を死なせてたまるか!」
エリトは憎悪に燃える目で吐き捨てるように言い、再びスイに手を差し伸べた。
「行くぞ、スイ。つかまってろ」
「……うん」
スイは袖で涙を拭ってエリトの手を取った。エリトはスイを横抱きにするときびすを返した。
そのとき、部屋の扉が静かに開いた。スイとエリトに鋭い緊張が走る。音もなくするりと部屋に入ってきたのはヨルマだった。闇に溶けこむような黒い服を着て、赤い眼でまっすぐエリトを見据える。
「……来たな」
エリトはヨルマから目を離さないままスイをそっと床におろした。
「下がってろ」
スイは四つんばいで壁際まで後退した。エリトはスイに背を向けて仁王立ちになる。
「それで? 今度こそ俺を殺す気か? ヨルマ」
「……ああ」
ヨルマは短い動作でナイフを取り出した。同時にエリトも長剣を鞘から引き抜きマントを脱ぎ捨てる。マントの下はいつもの騎士団の団服だった。
ヨルマはナイフを迷わずスイめがけて投げつけた。スイが反応するより早くエリトが動いてナイフを剣でたたき落とす。そのわずかな隙をついてヨルマはエリトに走り寄った。
ヨルマは姿勢を低くしてエリトに斬りかかった。エリトはその場を一歩も退かず、ヨルマの攻撃をすべて受け止めてはじき返した。一撃一撃が急所を狙った本気の斬り合いだ。スイにはときどき銀色のひらめきが見えるだけで、斬撃を目でとらえることすらできない。
ヨルマは本気でエリトを殺しに来ている。エリトはスイを背にかばって戦いながら怒鳴った。
「いい加減にしろ! あんなクズの味方なんかしやがって!」
しかしヨルマは答えない。鋭い一撃がエリトの頬をかすめる。
「ちっ……お前を殺したくない!」
エリトが叫ぶ。するとヨルマはかすかに口角を上げた。
「俺はお前をこの手で殺したい」
ヨルマは攻撃の手を緩めない。彼も鬼族なだけあってかなり強い。国一番の剣士と名高いエリトを相手にまったく譲らない。
しかしエリトは剣だけでなく魔法も得意だ。恐ろしい速度の斬り合いの中、エリトはヨルマに気づかれずに魔法を展開し、ヨルマの足を床にくっつかせて動きを止めて転ばせた。すかさずエリトは仰向けに倒れたヨルマに馬乗りになる。そのままヨルマの首に剣を突きつけようとしたが、ヨルマは素早くナイフを構えてエリトの剣を受け止めた。刃と刃がせめぎあい、ぎりぎりといやな音を奏でた。
エリトはヨルマを真上から見下ろし、ふっと笑った。
「そんなに俺が好きか。一回くらいなら抱いてやらんこともないけど?」
あざ笑うような冷たい言葉。ヨルマの目が怒りで真っ赤に染まる。ヨルマは牙をむきだしてエリトをにらみつけ、左手で予備のナイフを取り出してエリトに投げつけた。エリトはさっとそれをよける。
ヨルマはエリトを押しのけて再び立ち上がり、怒りにまかせてエリトに襲いかかった。もう彼の目にスイは映っていない。
ヨルマは凶暴なナイフを振るいながらエリトに罵声を浴びせた。エリトは彼の怨嗟の声を聞きながら勝負をつけにかかった。
「そうかまだ変装したままだった」
商人はぼさぼさの黒髪の頭頂部に手を置くと髪をわしづかみにして引っ張った。すると髪がまるごとずるりと取れた。かつらだったようだ。
かつらを取った商人は不思議なことに顔が変わっていた。スイははっと息をのんだ。
「エリト……!」
そこにいたのはエリトだった。エリトが助けに来てくれたのだ。スイはエリトに再び会えた嬉しさで胸がいっぱいになった。
「来てくれたんだね……」
「遅くなって悪かった。逃げるぞ」
エリトはかつらを床に投げ捨ててスイに手を差し伸べた。スイはベッドの上で上半身を起こしたが、エリトの手を取ることはできなかった。
「早く起きろよ。時間がない」
周囲を警戒しながらエリトが急かすが、スイは布団を両手で握りしめてふるふると首を横に振った。
「……できない」
「は? なんでだよ」
「だって……ディリオムにここを動くなって言われてる」
スイは静かにそう告げた。ディリオムの許可がないとなにもしてはいけないのだ。
エリトは一瞬きょとんとしたあと、怒りと悲しみがないまぜになったような顔になった。
「スイ……やめてくれ……あのころのお前に戻るな」
エリトはしぼり出すように言うとスイの頬にそっと触れた。スイは表情のない顔でエリトを見つめるばかりでなにもしない。エリトはその人形のような姿にうめいた。
「スイ、お前はもうあいつのものじゃない。目を覚ませ。思い出してくれ」
エリトは整った顔を悲痛そうにゆがめて懇願する。
「悪かった、スイ。こんな目に遭わせて。辛かったよな。でももう絶対にこんな思いはさせねえから。だから一緒に行こう」
「……ありがとう、エリト。ここまで迎えに来てくれて」
スイは弱々しくほほ笑む。
「また会えたからもう十分だよ。おれはここにいるべきなんだ。おれがデアマルクトにいると、また精霊族狩りが現れてみんなに迷惑かけちゃうから」
「俺がついてるんだからもうあんなことは起きねえよ! そんな心配してここにとどまるだなんて馬鹿げてる! お前、なんのために守手に復帰したと思ってるんだ? お前が結界をはってるからデアマルクトは天災から守られてるんだぞ。お前はデアマルクトに必要なんだ!」
「必要としてくれる人がいるのはわかってる。でもおれのせいで被害を被った人たちがいるのも事実だろ。それに、おれが勝手に出て行ったらセドゥとカスパルが殺される……」
「……幼い兄弟が利用されてるって聞いたけどそのことか? なら心配するな、この屋敷は騎士団が包囲してる。ディリオムとその手下共がのさばっていられるのも今日限りだ」
エリトは身を乗り出してスイをぎゅっと抱きしめた。
「帰ろう、スイ。俺たちの家に」
「…………」
スイはエリトの広い背中にそっと両手をまわした。首筋に頬を寄せ、なつかしいエリトのにおいを感じる。この部屋での日々は永遠のようだった。それが急にデアマルクトに引き戻された気がした。スイはディリオムがいなくても生きていける。エリトと一緒なら。
でも。
「……エリト……」
「なんだ?」
「でも……おれはここから動けないんだ……」
エリトはスイを離して険しい表情でスイの体のあちこちに触れた。
「枷のたぐいはなさそうだけど、なにか魔法でもかけられたか?」
「魔法じゃなくて……玉紅草の実のジュースを飲まされたんだ」
「ジュース?」
「そう。精霊の力を奪う実で作られたジュース……。おれにとっては毒なんだ。それを知らずに飲んでたから、だから……もう、一人で歩くこともできないんだ」
スイは震える指でベッド脇に立てかけられた杖を指さす。
「最近は杖がないと立てもしない……体に力が入らないんだ」
言いながら声が震えてくるのを感じた。せっかくエリトと会えたのに、こんなことを告げなければいけないなんて。
「……精霊の力が切れかけてる。おれは精霊の力がないと生きていけない。だから、だから……」
スイはぽろぽろと泣きながら、あっけにとられるエリトに言った。
「おれ、もうすぐ死ぬんだ……」
またエリトと一緒に暮らせたらどんなにいいだろう。庭の花に水をやって、みんなで温かい食卓を囲んで、大きなベッドでエリトと一緒に眠れたら。
エリトは涙を流すスイを凍りついたように見つめていたが、不意に奥歯を噛みしめて眉尻をつり上げ、憤怒の表情に変わった。
「ふざけた真似しやがって……。冗談じゃねえ、絶対にお前を連れて帰るぞ! 毒なんか俺がなんとかしてやる! ここまで来たのに、お前を死なせてたまるか!」
エリトは憎悪に燃える目で吐き捨てるように言い、再びスイに手を差し伸べた。
「行くぞ、スイ。つかまってろ」
「……うん」
スイは袖で涙を拭ってエリトの手を取った。エリトはスイを横抱きにするときびすを返した。
そのとき、部屋の扉が静かに開いた。スイとエリトに鋭い緊張が走る。音もなくするりと部屋に入ってきたのはヨルマだった。闇に溶けこむような黒い服を着て、赤い眼でまっすぐエリトを見据える。
「……来たな」
エリトはヨルマから目を離さないままスイをそっと床におろした。
「下がってろ」
スイは四つんばいで壁際まで後退した。エリトはスイに背を向けて仁王立ちになる。
「それで? 今度こそ俺を殺す気か? ヨルマ」
「……ああ」
ヨルマは短い動作でナイフを取り出した。同時にエリトも長剣を鞘から引き抜きマントを脱ぎ捨てる。マントの下はいつもの騎士団の団服だった。
ヨルマはナイフを迷わずスイめがけて投げつけた。スイが反応するより早くエリトが動いてナイフを剣でたたき落とす。そのわずかな隙をついてヨルマはエリトに走り寄った。
ヨルマは姿勢を低くしてエリトに斬りかかった。エリトはその場を一歩も退かず、ヨルマの攻撃をすべて受け止めてはじき返した。一撃一撃が急所を狙った本気の斬り合いだ。スイにはときどき銀色のひらめきが見えるだけで、斬撃を目でとらえることすらできない。
ヨルマは本気でエリトを殺しに来ている。エリトはスイを背にかばって戦いながら怒鳴った。
「いい加減にしろ! あんなクズの味方なんかしやがって!」
しかしヨルマは答えない。鋭い一撃がエリトの頬をかすめる。
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エリトが叫ぶ。するとヨルマはかすかに口角を上げた。
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ヨルマは攻撃の手を緩めない。彼も鬼族なだけあってかなり強い。国一番の剣士と名高いエリトを相手にまったく譲らない。
しかしエリトは剣だけでなく魔法も得意だ。恐ろしい速度の斬り合いの中、エリトはヨルマに気づかれずに魔法を展開し、ヨルマの足を床にくっつかせて動きを止めて転ばせた。すかさずエリトは仰向けに倒れたヨルマに馬乗りになる。そのままヨルマの首に剣を突きつけようとしたが、ヨルマは素早くナイフを構えてエリトの剣を受け止めた。刃と刃がせめぎあい、ぎりぎりといやな音を奏でた。
エリトはヨルマを真上から見下ろし、ふっと笑った。
「そんなに俺が好きか。一回くらいなら抱いてやらんこともないけど?」
あざ笑うような冷たい言葉。ヨルマの目が怒りで真っ赤に染まる。ヨルマは牙をむきだしてエリトをにらみつけ、左手で予備のナイフを取り出してエリトに投げつけた。エリトはさっとそれをよける。
ヨルマはエリトを押しのけて再び立ち上がり、怒りにまかせてエリトに襲いかかった。もう彼の目にスイは映っていない。
ヨルマは凶暴なナイフを振るいながらエリトに罵声を浴びせた。エリトは彼の怨嗟の声を聞きながら勝負をつけにかかった。
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