44 / 97
四章 吸血鬼の噂
10
しおりを挟む
「……こいつを病院に運べ」
エリトが憲兵に向かって言った。憲兵は敬礼すると応援を呼びに走っていった。
憲兵が去ると静寂が訪れた。ヨルマは心外そうに眉をひそめる。
「……助けてくれだなんて言ってないだろ……」
「こんなところで死なせるか。お前にはいろいろと聞くことがある」
「いやだよ、生きのびて監獄に入れられるのなんか……。いっそお前の手で殺してくれよ」
「断る」
ヨルマは憎しみのこもった目でエリトをにらんだ。右腕を動かそうとしたが、身じろぎしただけで体に激痛が走ったらしく、悲痛そうな声を上げて顔をしかめた。
ヨルマは動くのをあきらめ、横たわったまま顔をこてんと傾けた。スイはヨルマと目が合った。ヨルマは光の灯らない目でスイを見た。
「……お前、には、エリトを引きつけるなにかが、あるんだろうか……スイ・ファリンガー……」
スイは息をのんだ。今、彼は知るはずのない名前を口にした。スイは四年前からずっと「スイ・ハインレイン」を名乗っている。ファリンガー姓を名乗ったのは、オビングのエリトの家でエリトに名前を聞かれたときの一回きりだ。スイがファリンガー家の養子だったことは、エリトとフラインしか知り得ないはず。
エリトはフラインと顔を見合わせ、膝をついてヨルマの肩をつかんだ。
「なんでその名前を知ってる!? 誰に聞いた? おい!」
だがヨルマはすでに気を失っていた。エリトが何度呼びかけて体を揺すっても、なんの反応もない。
そのうちに憲兵が馬車を連れて戻ってきて、ヨルマは荷台に乗せられて病院に搬送されていった。かなりひどい怪我だったが助かるだろうか。
「フライン、なんであいつおれの名前を知ってるんだ? おれのこと誰かに喋ったのか?」
スイはフラインの腕をつかんでたずねた。フラインは首を横に振る。
「まさか。誰にも話すもんか」
「じゃあなんであいつが知ってるんだよ? ありえない、おかしいよ」
「そうだな……ヨルマが目を覚ましたら聞き出そう」
フラインは唇まで真っ青になっているスイの肩に手を置いた。なだめるように肩をさすられるが、スイは最悪の想像が頭をよぎってそれどころではなかった。
「表通りまで送っていこう。あとは自分で帰れるな?」
フラインが言い、スイは黙ってうなずいた。フラインはスイの背中に手を置いて歩きだした。エリトはしゃがみこんでヨルマが寝ていたところをじっと見ている。そこにはヨルマの血がこびりついている。
スイはエリトに声をかけてやりたかった。きみのせいではないと言いたかった。だが、なにも言うことができなかった。
その日の夜、スイはいつまで経っても眠ることができなかった。ヨルマに襲われて殺されかけたことも衝撃的だったが、ヨルマがスイの本名を知っていたことのほうがさらに衝撃的だった。
スイはベッドに仰向けになり、天井を見上げながら考えた。いくら考えても、ヨルマがスイの名前を知ることができる可能性は一つしかない。
スイはがばりと跳ね起き、棚からウイスキーの瓶を取り出すとそのまま口をつけて一気に流しこんだ。喉が焼けるほど熱くなり、頭がぼうっとかすむ。スイは瓶をテーブルに置き、どさりとベッドに倒れこんだ。
目を閉じると、義兄の顔が暗闇に浮かんだ。スイはまだ、ディリオムから完全に逃れられていないのかもしれない。
◆
「お前、具合悪いんじゃねーの?」
結局、一睡もできないまま翌朝を迎えた。夕食も朝食もとらずげっそりしたまま仕事に向かったが、たちまちガルヴァに見とがめられてしまった。
「そうかな?」
「絶対そうだろ。顔ひどいぞ。朝ちゃんと鏡見たか?」
「見てないかも」
「見ろよ」
「大丈夫だって、ちょっと風邪気味なだけだよ」
そう言って歩きだしたが、足がふらついてなにもないところでべしゃっと転んでしまった。
「ほらあ! お前もう帰れよ! 絶対熱あるってそれ!」
「でも仕事があるし……」
「そんなの俺がやっといてやるよ! そんな状態で怪我でもされたら困るから、とっとと帰れ帰れ」
スイは半ばガルヴァに追い出されるようにして守手本部をあとにした。ガルヴァは普段面倒くさがりだが、こういうときは進んで仕事を肩代わりしてくれるらしい。スイはガルヴァの優しさに感謝してアパートに戻った。
生姜のスープを作って飲むと少し体調が改善した。スイは部屋の中で一日ゆっくりと過ごした。だが、いやな想像が頭の中から離れなくて、どうしても眠ることができなかった。
夜になり、スープの残りにパンを浸して夕食を済ませる。とくになにもする気になれず、椅子の上で膝を抱えてぼんやり座っていた。
窓の外でガタンと音がして、スイははじかれたように立ち上がった。ヨルマがまた襲ってきたのだと思ったが、窓を開けて部屋に入ってきたのはエリトだった。スイは拍子抜けして倒れこむように椅子に座った。
「……なんで?」
「なにが?」
「だって……もうお前はここには来ないものだと思ってたのに……」
「え? そんなわけないだろ?」
エリトはスイの前に立ち、スイのあごをつかんで上を向かせた。まじまじと顔を見つめられ、スイの体温が急激に上昇した。
「……昨日は眠れなかったのか?」
スイが黙ってうなずくと、エリトはスイのあごを人差し指ですっとなでた。
「そっか……。そりゃ、不安になるよな……」
「ヨルマは?」
「まだ目を覚まさない。治癒師はがんばってるけど、助かるかどうかは五分五分だとさ」
「そうか……」
「目を覚ましたらお前にも教えるから、それまでこのことを考えるのはやめろよ。一人で考えたってどうしようもないんだし。だろ?」
「うん……。エリトはどう思う? どうしてヨルマがおれの名前を知ってたんだと思う?」
スイが聞くと、エリトは渋い表情で、さあな、とだけ言った。スイはエリトが自分を不安がらせないようにはぐらかしているような気がした。
「おれは、グリーノ一派にディリオムがいるんだと思う。ヨルマはきっとディリオムにおれのことを聞いたんだ。ディリオムは少し前に釈放されたんだろ? なら、そうとしか思えない」
エリトは目を丸くした。
「お前、ディリオムが釈放されたこと知ってんのか……」
「うん。少し前に治安維持部隊の人が言ってたんだ。グリーノ一派の人さらいのところに潜入したあと、ゾールに報告したときに聞いた」
そういえば、あのときに捕縛したグリーノ一派の男たちはどうなったのだろう。地下牢に囚われていたとき、薄ぼんやりと聞いたあれは本当にディリオム・ファリンガーのことだったのだろうか。ゾールはディリオムのことも吐かせると言っていたが、なにか聞き出せたのだろうか。
「グリーノ一派に入れば、デアマルクトに出入りできるんだろ? ……ディリオムはおれを探しにデアマルクトに来てるんじゃないか?」
この一日、ずっとそのことだけを考えていた。スイが声を震わせて言うと、エリトはスイを抱きしめた。
「大丈夫だ。お前は俺が守ってやる。二度とあの男とは会わせない。だから心配すんな」
スイはエリトの分厚い胸板に顔を押しつけてこくりとうなずいた。エリトの声を聞いていると、不安に押しつぶされそうだった心が凪いでいく。
エリトが憲兵に向かって言った。憲兵は敬礼すると応援を呼びに走っていった。
憲兵が去ると静寂が訪れた。ヨルマは心外そうに眉をひそめる。
「……助けてくれだなんて言ってないだろ……」
「こんなところで死なせるか。お前にはいろいろと聞くことがある」
「いやだよ、生きのびて監獄に入れられるのなんか……。いっそお前の手で殺してくれよ」
「断る」
ヨルマは憎しみのこもった目でエリトをにらんだ。右腕を動かそうとしたが、身じろぎしただけで体に激痛が走ったらしく、悲痛そうな声を上げて顔をしかめた。
ヨルマは動くのをあきらめ、横たわったまま顔をこてんと傾けた。スイはヨルマと目が合った。ヨルマは光の灯らない目でスイを見た。
「……お前、には、エリトを引きつけるなにかが、あるんだろうか……スイ・ファリンガー……」
スイは息をのんだ。今、彼は知るはずのない名前を口にした。スイは四年前からずっと「スイ・ハインレイン」を名乗っている。ファリンガー姓を名乗ったのは、オビングのエリトの家でエリトに名前を聞かれたときの一回きりだ。スイがファリンガー家の養子だったことは、エリトとフラインしか知り得ないはず。
エリトはフラインと顔を見合わせ、膝をついてヨルマの肩をつかんだ。
「なんでその名前を知ってる!? 誰に聞いた? おい!」
だがヨルマはすでに気を失っていた。エリトが何度呼びかけて体を揺すっても、なんの反応もない。
そのうちに憲兵が馬車を連れて戻ってきて、ヨルマは荷台に乗せられて病院に搬送されていった。かなりひどい怪我だったが助かるだろうか。
「フライン、なんであいつおれの名前を知ってるんだ? おれのこと誰かに喋ったのか?」
スイはフラインの腕をつかんでたずねた。フラインは首を横に振る。
「まさか。誰にも話すもんか」
「じゃあなんであいつが知ってるんだよ? ありえない、おかしいよ」
「そうだな……ヨルマが目を覚ましたら聞き出そう」
フラインは唇まで真っ青になっているスイの肩に手を置いた。なだめるように肩をさすられるが、スイは最悪の想像が頭をよぎってそれどころではなかった。
「表通りまで送っていこう。あとは自分で帰れるな?」
フラインが言い、スイは黙ってうなずいた。フラインはスイの背中に手を置いて歩きだした。エリトはしゃがみこんでヨルマが寝ていたところをじっと見ている。そこにはヨルマの血がこびりついている。
スイはエリトに声をかけてやりたかった。きみのせいではないと言いたかった。だが、なにも言うことができなかった。
その日の夜、スイはいつまで経っても眠ることができなかった。ヨルマに襲われて殺されかけたことも衝撃的だったが、ヨルマがスイの本名を知っていたことのほうがさらに衝撃的だった。
スイはベッドに仰向けになり、天井を見上げながら考えた。いくら考えても、ヨルマがスイの名前を知ることができる可能性は一つしかない。
スイはがばりと跳ね起き、棚からウイスキーの瓶を取り出すとそのまま口をつけて一気に流しこんだ。喉が焼けるほど熱くなり、頭がぼうっとかすむ。スイは瓶をテーブルに置き、どさりとベッドに倒れこんだ。
目を閉じると、義兄の顔が暗闇に浮かんだ。スイはまだ、ディリオムから完全に逃れられていないのかもしれない。
◆
「お前、具合悪いんじゃねーの?」
結局、一睡もできないまま翌朝を迎えた。夕食も朝食もとらずげっそりしたまま仕事に向かったが、たちまちガルヴァに見とがめられてしまった。
「そうかな?」
「絶対そうだろ。顔ひどいぞ。朝ちゃんと鏡見たか?」
「見てないかも」
「見ろよ」
「大丈夫だって、ちょっと風邪気味なだけだよ」
そう言って歩きだしたが、足がふらついてなにもないところでべしゃっと転んでしまった。
「ほらあ! お前もう帰れよ! 絶対熱あるってそれ!」
「でも仕事があるし……」
「そんなの俺がやっといてやるよ! そんな状態で怪我でもされたら困るから、とっとと帰れ帰れ」
スイは半ばガルヴァに追い出されるようにして守手本部をあとにした。ガルヴァは普段面倒くさがりだが、こういうときは進んで仕事を肩代わりしてくれるらしい。スイはガルヴァの優しさに感謝してアパートに戻った。
生姜のスープを作って飲むと少し体調が改善した。スイは部屋の中で一日ゆっくりと過ごした。だが、いやな想像が頭の中から離れなくて、どうしても眠ることができなかった。
夜になり、スープの残りにパンを浸して夕食を済ませる。とくになにもする気になれず、椅子の上で膝を抱えてぼんやり座っていた。
窓の外でガタンと音がして、スイははじかれたように立ち上がった。ヨルマがまた襲ってきたのだと思ったが、窓を開けて部屋に入ってきたのはエリトだった。スイは拍子抜けして倒れこむように椅子に座った。
「……なんで?」
「なにが?」
「だって……もうお前はここには来ないものだと思ってたのに……」
「え? そんなわけないだろ?」
エリトはスイの前に立ち、スイのあごをつかんで上を向かせた。まじまじと顔を見つめられ、スイの体温が急激に上昇した。
「……昨日は眠れなかったのか?」
スイが黙ってうなずくと、エリトはスイのあごを人差し指ですっとなでた。
「そっか……。そりゃ、不安になるよな……」
「ヨルマは?」
「まだ目を覚まさない。治癒師はがんばってるけど、助かるかどうかは五分五分だとさ」
「そうか……」
「目を覚ましたらお前にも教えるから、それまでこのことを考えるのはやめろよ。一人で考えたってどうしようもないんだし。だろ?」
「うん……。エリトはどう思う? どうしてヨルマがおれの名前を知ってたんだと思う?」
スイが聞くと、エリトは渋い表情で、さあな、とだけ言った。スイはエリトが自分を不安がらせないようにはぐらかしているような気がした。
「おれは、グリーノ一派にディリオムがいるんだと思う。ヨルマはきっとディリオムにおれのことを聞いたんだ。ディリオムは少し前に釈放されたんだろ? なら、そうとしか思えない」
エリトは目を丸くした。
「お前、ディリオムが釈放されたこと知ってんのか……」
「うん。少し前に治安維持部隊の人が言ってたんだ。グリーノ一派の人さらいのところに潜入したあと、ゾールに報告したときに聞いた」
そういえば、あのときに捕縛したグリーノ一派の男たちはどうなったのだろう。地下牢に囚われていたとき、薄ぼんやりと聞いたあれは本当にディリオム・ファリンガーのことだったのだろうか。ゾールはディリオムのことも吐かせると言っていたが、なにか聞き出せたのだろうか。
「グリーノ一派に入れば、デアマルクトに出入りできるんだろ? ……ディリオムはおれを探しにデアマルクトに来てるんじゃないか?」
この一日、ずっとそのことだけを考えていた。スイが声を震わせて言うと、エリトはスイを抱きしめた。
「大丈夫だ。お前は俺が守ってやる。二度とあの男とは会わせない。だから心配すんな」
スイはエリトの分厚い胸板に顔を押しつけてこくりとうなずいた。エリトの声を聞いていると、不安に押しつぶされそうだった心が凪いでいく。
1
お気に入りに追加
353
あなたにおすすめの小説
【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。
獅子帝の宦官長
ごいち
BL
皇帝ラシッドは体格も精力も人並外れているせいで、夜伽に呼ばれた側女たちが怯えて奉仕にならない。
苛立った皇帝に、宦官長のイルハリムは後宮の管理を怠った罰として閨の相手を命じられてしまう。
強面巨根で情愛深い攻×一途で大人しそうだけど隠れ淫乱な受
R18:レイプ・モブレ・SM的表現・暴力表現多少あります。
2022/12/23 エクレア文庫様より電子版・紙版の単行本発売されました
電子版 https://www.cmoa.jp/title/1101371573/
紙版 https://comicomi-studio.com/goods/detail?goodsCd=G0100914003000140675
単行本発売記念として、12/23に番外編SS2本を投稿しております
良かったら獅子帝の世界をお楽しみください
ありがとうございました!
【完結】【R18BL】清らかになるために司祭様に犯されています
ちゃっぷす
BL
司祭の侍者――アコライトである主人公ナスト。かつては捨て子で数々の盗みを働いていた彼は、その罪を清めるために、司祭に犯され続けている。
そんな中、教会に、ある大公令息が訪れた。大公令息はナストが司祭にされていることを知り――!?
※ご注意ください※
※基本的に全キャラ倫理観が欠如してます※
※頭おかしいキャラが複数います※
※主人公貞操観念皆無※
【以下特殊性癖】
※射精管理※尿排泄管理※ペニスリング※媚薬※貞操帯※放尿※おもらし※S字結腸※
【R18】ギルドで受付をやっている俺は、イケメン剣士(×2)に貞操を狙われています!
夏琳トウ(明石唯加)
BL
「ほんと、可愛いな……」「どっちのお嫁さんになりますか?」
――どっちのお嫁さんも、普通に嫌なんだけれど!?
多少なりとも顔が良いこと以外は普通の俺、フリントの仕事は冒険者ギルドの受付。
そして、この冒険者ギルドには老若男女問わず人気の高い二人組がいる。
無愛想剣士ジェムと天然剣士クォーツだ。
二人は女性に言い寄られ、男性に尊敬され、子供たちからは憧れられる始末。
けど、そんな二人には……とある秘密があった。
それこそ俺、フリントにめちゃくちゃ執着しているということで……。
だけど、俺からすれば迷惑でしかない。そう思って日々二人の猛アピールを躱していた。しかし、ひょんなことから二人との距離が急接近!?
いや、普通に勘弁してください!
◇hotランキング 最高19位ありがとうございます♡
◇全部で5部くらいある予定です(詳しいところは未定)
――
▼掲載先→アルファポリス、エブリスタ、ムーンライトノベルズ、BLove
▼イラストはたちばなさまより。有償にて描いていただきました。保存転載等は一切禁止です。
▼エロはファンタジー!を合言葉に執筆している作品です。複数プレイあり。
▼BL小説大賞に応募中です。作品その③
【完結】売れ残りのΩですが隠していた××をαの上司に見られてから妙に優しくされててつらい。
天城
BL
ディランは売れ残りのΩだ。貴族のΩは十代には嫁入り先が決まるが、儚さの欠片もない逞しい身体のせいか完全に婚期を逃していた。
しかもディランの身体には秘密がある。陥没乳首なのである。恥ずかしくて大浴場にもいけないディランは、結婚は諦めていた。
しかしαの上司である騎士団長のエリオットに事故で陥没乳首を見られてから、彼はとても優しく接してくれる。始めは気まずかったものの、穏やかで壮年の色気たっぷりのエリオットの声を聞いていると、落ち着かないようなむずがゆいような、不思議な感じがするのだった。
【攻】騎士団長のα・巨体でマッチョの美形(黒髪黒目の40代)×【受】売れ残りΩ副団長・細マッチョ(陥没乳首の30代・銀髪紫目・無自覚美形)色事に慣れない陥没乳首Ωを、あの手この手で囲い込み、執拗な乳首フェラで籠絡させる独占欲つよつよαによる捕獲作戦。全3話+番外2話
【完結】人形と皇子
かずえ
BL
ずっと戦争状態にあった帝国と皇国の最後の戦いの日、帝国の戦闘人形が一体、重症を負って皇国の皇子に拾われた。
戦うことしか教えられていなかった戦闘人形が、人としての名前を貰い、人として扱われて、皇子と幸せに暮らすお話。
性表現がある話には * マークを付けています。苦手な方は飛ばしてください。
第11回BL小説大賞で奨励賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。
おっさん家政夫は自警団独身寮で溺愛される
月歌(ツキウタ)
BL
妻に浮気された上、離婚宣告されたおっさんの話。ショックか何かで、異世界に転移してた。異世界の自警団で、家政夫を始めたおっさんが、色々溺愛される話。
☆表紙絵
AIピカソとAIイラストメーカーで作成しました。
聖女召喚!……って俺、男〜しかも兵士なんだけど?
バナナ男さん
BL
主人公の現在暮らす世界は化け物に蹂躙された地獄の様な世界であった。
嘘か誠かむかしむかしのお話、世界中を黒い雲が覆い赤い雨が降って生物を化け物に変えたのだとか。
そんな世界で兵士として暮らす大樹は突然見知らぬ場所に召喚され「 世界を救って下さい、聖女様 」と言われるが、俺男〜しかも兵士なんだけど??
異世界の王子様( 最初結構なクズ、後に溺愛、執着 )✕ 強化された平凡兵士( ノンケ、チート )
途中少々無理やり的な表現ありなので注意して下さいませm(。≧Д≦。)m
名前はどうか気にしないで下さい・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる