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第27話 回復薬も色々とあるのですね
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「素晴らしい品質ですね。これでしたら、高値で取引させていただきます」
サムエルから紹介して貰った商人は良い金額を提示した。
元手がただ同然なので十分過ぎる金額だとレイナはほくそ笑む。
これがお金になってしまうなんて少し怖いと思ってしまう様な金額。
でもこの薬草で回復薬が作れるなら、誰かの助けになるはず。
そう思う事にしようとレイナは思考を持っていく。
「個数はどれぐらいお持ちなのでしょうか?」
商人は期待した目でレイナに話しかける。
「そうですね、30ぐらいはお渡し出来ます」
レイナは笑みを返す。
「ほう、そんなにですか。是非全て引き取らせていただきたい」
全部引き取って貰えるなんて思っていなかったレイナは、商人の乗り気に驚く。
30と言っても今回収穫できた全てでは無いので【インベントリ】にまだ残っている。
回復薬の材料として効果がどれぐらいになるのか分からないので、レイナはお試しで30を渡す事にする。
これが後々問題となるのだが、この時レイナは特に考えていなかった。
「薬草で回復薬が作れるのですよね?」
「はい。この薬草なら上質な回復薬が出来ると思います」
「楽しみですね。そういえば回復薬って飲むタイプなのでしょうか?」
リーネが用意して【インベントリ】に入っている物は飲むタイプだった。
他にもあるのかと思いレイナは商人に確認する。
「そうですね。この様な感じですね」
商人さんは袋から回復薬を取り出してテーブルに置く。
リーネが持っていた物と同じで緑色の液体が瓶に入っている。
回復薬は魔力を込めながら薬草を煎じて作るらしい。
だからなのか完成した物も魔力を帯びている。
この魔力のお陰で、飲むだけで傷が瞬時に治るなんて超常現象を起こしている。
やはり魔法の世界であり前世では考えられない効果にレイナは感心してしまう。
「綺麗な色ですね」
「上質な物になると色が変化いたします」
「何色に変化するのですか?」
「緑、青、金色に変化していって最上級の物は七色に光ると言われています」
「七色ですか」
「ええ、私も見た事がないのですが、そう言われています。部位欠損でも治してしまうらしいです」
「凄い物なんですね!」
部位欠損の修復とは、無くなった体の一部が再生されるという事だ。
そんな事が可能なのだろうか?
前世では考えられない力であり、魔力の万能さにレイナは驚きを隠せない。
「良い薬草と最高の調薬師でないと作れない代物です。市場には滅多に出回りません」
やはり、この世界でも最高級の回復薬は希少な物である。
効果を発揮する物を作る為には、材料と腕が両方無いと作れないのは当然の事なのだろう。
「調薬師の方がいらっしゃるんですね」
「調薬に興味があるのでしたら、ご紹介いたしましょうか」
レイナはサムエルの方を見る。
自分の一存では決められないと確認を促す。
「問題ありませんよ」
サムエルは頷き、許可を出す。
「ええ、でしたら是非お願いしたいです」
「分かりました。話を通しておきましょう」
「ありがとうございます」
「結果のご報告と調薬師の手配をしておきます」
「よろしくお願いします」
商人も良質な薬草だといっていたので、良い回復薬が出来るだろうとレイナは思っている。
元手もそれ程掛かっていないので問題ない。
レイナは結果を楽しみに待つことにする。
サムエルから紹介して貰った商人は良い金額を提示した。
元手がただ同然なので十分過ぎる金額だとレイナはほくそ笑む。
これがお金になってしまうなんて少し怖いと思ってしまう様な金額。
でもこの薬草で回復薬が作れるなら、誰かの助けになるはず。
そう思う事にしようとレイナは思考を持っていく。
「個数はどれぐらいお持ちなのでしょうか?」
商人は期待した目でレイナに話しかける。
「そうですね、30ぐらいはお渡し出来ます」
レイナは笑みを返す。
「ほう、そんなにですか。是非全て引き取らせていただきたい」
全部引き取って貰えるなんて思っていなかったレイナは、商人の乗り気に驚く。
30と言っても今回収穫できた全てでは無いので【インベントリ】にまだ残っている。
回復薬の材料として効果がどれぐらいになるのか分からないので、レイナはお試しで30を渡す事にする。
これが後々問題となるのだが、この時レイナは特に考えていなかった。
「薬草で回復薬が作れるのですよね?」
「はい。この薬草なら上質な回復薬が出来ると思います」
「楽しみですね。そういえば回復薬って飲むタイプなのでしょうか?」
リーネが用意して【インベントリ】に入っている物は飲むタイプだった。
他にもあるのかと思いレイナは商人に確認する。
「そうですね。この様な感じですね」
商人さんは袋から回復薬を取り出してテーブルに置く。
リーネが持っていた物と同じで緑色の液体が瓶に入っている。
回復薬は魔力を込めながら薬草を煎じて作るらしい。
だからなのか完成した物も魔力を帯びている。
この魔力のお陰で、飲むだけで傷が瞬時に治るなんて超常現象を起こしている。
やはり魔法の世界であり前世では考えられない効果にレイナは感心してしまう。
「綺麗な色ですね」
「上質な物になると色が変化いたします」
「何色に変化するのですか?」
「緑、青、金色に変化していって最上級の物は七色に光ると言われています」
「七色ですか」
「ええ、私も見た事がないのですが、そう言われています。部位欠損でも治してしまうらしいです」
「凄い物なんですね!」
部位欠損の修復とは、無くなった体の一部が再生されるという事だ。
そんな事が可能なのだろうか?
前世では考えられない力であり、魔力の万能さにレイナは驚きを隠せない。
「良い薬草と最高の調薬師でないと作れない代物です。市場には滅多に出回りません」
やはり、この世界でも最高級の回復薬は希少な物である。
効果を発揮する物を作る為には、材料と腕が両方無いと作れないのは当然の事なのだろう。
「調薬師の方がいらっしゃるんですね」
「調薬に興味があるのでしたら、ご紹介いたしましょうか」
レイナはサムエルの方を見る。
自分の一存では決められないと確認を促す。
「問題ありませんよ」
サムエルは頷き、許可を出す。
「ええ、でしたら是非お願いしたいです」
「分かりました。話を通しておきましょう」
「ありがとうございます」
「結果のご報告と調薬師の手配をしておきます」
「よろしくお願いします」
商人も良質な薬草だといっていたので、良い回復薬が出来るだろうとレイナは思っている。
元手もそれ程掛かっていないので問題ない。
レイナは結果を楽しみに待つことにする。
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