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第21話 薬草いいですね
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栄養塊(吸収)を他の作物にも使用してみたら、やっぱり良い物が出来る事をレイナは発見する。
美味しいのは当たり前で鮮度が良くて、腐りにくい。
結構な効果が出ている事にレイナは満足する。
鮮度が長持ちするのは予想以上の成果だ。
屋敷の人達にも食べて貰って概ね好評。
更に体調が良くなったみたいな事を聞いたけれど、それはどうなんだろう。
医食同源みたいな言葉もあるので、あながち嘘ではないのかもしれない。
美味しくて体にいい食べ物は健康の源だからとレイナは考える。
「という感じで今は野菜を作っています」
レイナは剣の素振りをしながら答える。
「最近食卓にあがる野菜が美味しくなったのはレイナが作ったからなのですか」
日課である剣の稽古をつけてくれているのは執事長のサムエルだ。
剣の師匠である彼は昔は戦場で戦っていたらしい。
だからレイナに教えるのはバリバリの実践剣技だ。
打ち込みの練習でレイナは何度も剣を弾かれた。
魔力を纏っていないならまだしも、最近は魔力循環のおかげでレイナは剣に魔力を帯びさせる事が出来る様になった。
それにもかかわらず簡単に弾かれる。
地の筋力が足りないのか。
たぶん技術も違うってことなんだろうとレイナは考える。
自分に才能が無いと言われればそれまでだが、強くはなりたい。
レイナは盗賊相手でも倒せなくても無事に逃げ切れるぐらいの強さは欲しいと思っている。
そんな事を言うとサムエルは大丈夫、順調ですよとレイナに言う。
初めが弱すぎたから多少は強くはなっていると言う意味だろうと、レイナは受け取っておく。
「サムエル師匠は何か食べたい野菜はありますか?」
どうせ畑で作るなら師匠が好きな物を作るのもいいかもしれないと、レイナは休憩時間にサムエルに聞いてみた。
「そうですね。野菜もいいのですが、薬草を作るのはどうでしょう」
「薬草ですか?」
「ええ、回復薬の材料になりますし、質が良ければ出来る回復薬のレベルも上がります。将来商売をするつもりならいいのではないでしょうか?」
「なるほど!」
パンっと思わず手を合わせてしまうレイナ。
質の良い物が出来れば高く売れそうだし、怪我が治る薬が作れるなんて素晴らしいだろう。
それが畑で育てられるなら最高だ。
庭師のおじさんに相談してみようとレイナは気持ちが早やる。
「分かりました、薬草育ててみます!」
「ええ、完成品楽しみにしていますよ」
庭師に相談してみると、あっさりと許可がおりる。
これだけの敷地なら畑として使える所は多いので問題ないとの事。
とりあえずリーネがインベントリに入れていた薬草の苗と種があるのでレイナは並べて植える。
薄めた栄養塊も一緒に注入して、あとは水をあげて終了。
ここら辺は野菜でやっていたのでレイナとしては手慣れた感じだ。
「明日には出来るかな?」
誰に言う訳でもなくレイナは呟く。
種からは無理でも苗の方はいけるのではないか。
等間隔に並んだ小さな苗が明日には大きくなっているはず。
どんな効果が得られるのかレイナは期待を膨らませる。
美味しいのは当たり前で鮮度が良くて、腐りにくい。
結構な効果が出ている事にレイナは満足する。
鮮度が長持ちするのは予想以上の成果だ。
屋敷の人達にも食べて貰って概ね好評。
更に体調が良くなったみたいな事を聞いたけれど、それはどうなんだろう。
医食同源みたいな言葉もあるので、あながち嘘ではないのかもしれない。
美味しくて体にいい食べ物は健康の源だからとレイナは考える。
「という感じで今は野菜を作っています」
レイナは剣の素振りをしながら答える。
「最近食卓にあがる野菜が美味しくなったのはレイナが作ったからなのですか」
日課である剣の稽古をつけてくれているのは執事長のサムエルだ。
剣の師匠である彼は昔は戦場で戦っていたらしい。
だからレイナに教えるのはバリバリの実践剣技だ。
打ち込みの練習でレイナは何度も剣を弾かれた。
魔力を纏っていないならまだしも、最近は魔力循環のおかげでレイナは剣に魔力を帯びさせる事が出来る様になった。
それにもかかわらず簡単に弾かれる。
地の筋力が足りないのか。
たぶん技術も違うってことなんだろうとレイナは考える。
自分に才能が無いと言われればそれまでだが、強くはなりたい。
レイナは盗賊相手でも倒せなくても無事に逃げ切れるぐらいの強さは欲しいと思っている。
そんな事を言うとサムエルは大丈夫、順調ですよとレイナに言う。
初めが弱すぎたから多少は強くはなっていると言う意味だろうと、レイナは受け取っておく。
「サムエル師匠は何か食べたい野菜はありますか?」
どうせ畑で作るなら師匠が好きな物を作るのもいいかもしれないと、レイナは休憩時間にサムエルに聞いてみた。
「そうですね。野菜もいいのですが、薬草を作るのはどうでしょう」
「薬草ですか?」
「ええ、回復薬の材料になりますし、質が良ければ出来る回復薬のレベルも上がります。将来商売をするつもりならいいのではないでしょうか?」
「なるほど!」
パンっと思わず手を合わせてしまうレイナ。
質の良い物が出来れば高く売れそうだし、怪我が治る薬が作れるなんて素晴らしいだろう。
それが畑で育てられるなら最高だ。
庭師のおじさんに相談してみようとレイナは気持ちが早やる。
「分かりました、薬草育ててみます!」
「ええ、完成品楽しみにしていますよ」
庭師に相談してみると、あっさりと許可がおりる。
これだけの敷地なら畑として使える所は多いので問題ないとの事。
とりあえずリーネがインベントリに入れていた薬草の苗と種があるのでレイナは並べて植える。
薄めた栄養塊も一緒に注入して、あとは水をあげて終了。
ここら辺は野菜でやっていたのでレイナとしては手慣れた感じだ。
「明日には出来るかな?」
誰に言う訳でもなくレイナは呟く。
種からは無理でも苗の方はいけるのではないか。
等間隔に並んだ小さな苗が明日には大きくなっているはず。
どんな効果が得られるのかレイナは期待を膨らませる。
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