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12.寝具

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(スララとリトルのステータスも確認しておこう)

 レベルは800まで上げられるようになった。
 特に問題なさそうなので今回からマックスまで上げることにする。

 まずはスララだ。

 **************************
 名前:スララ(神の従魔)
 種族:スライムラッシュ

 LⅤ :800
 HP :24000/24000
 MP :24000/24000
 攻撃力:24000
 防御力:12000
 魔力 :12000
 俊敏 :8400
 
 ―スキル―
 『突進』『発光』『風牙』『音弾』『回復』
 『風弾』『風刃』『風纏』

 ―特別スキル―
 『分裂』
 ************************** 
     
 きっちりと倍の強さになった。
 スキルも風系が3つ増えている。
 さらに『分裂』も20匹までなら同じスペックで分裂可能となった。

 有用なスララが増えるのは頼もしい。

 次はリトルだ。

 **************************
 名前:リトル(神の従魔)
 種族:ソリッドタートル

 LⅤ :800
 HP :40000/40000
 MP :16000/16000
 攻撃力:20000
 防御力:36000
 魔力 :8000
 俊敏 :12000
 
 ―スキル―
 『回転』『突進』『炎纏』『炎弾』
 『分身』『炎刃』『反射』『光弾』

 ―特別スキル―
 『浮遊』
 **************************
    
 リトルもきっちり倍化されている。
 スキルも『炎刃』『反射』『光弾』が増えた。
 スララとリトルにはスキルを、どんどん使っていってもらおう。

 そして『分身』の数も4匹から8匹となった。

 死角もさらになくなり防御力アップだな。
 従魔たちも強くなった。
 
 だが今回、飛躍的に伸びたのは俺だろう。
 やっと従魔たちの主として面目躍如ってところか。

 そういえば魔核を『ハコニワ』にあげているときに気が付いたことがあった。
 『ハコニワ』を発動すると中の小人さんの様子がみえる。
 魔核をあげると活動中の小人さん達が喜ぶ。
 飛び跳ねている者やガッツポーズをしている者など色々だ。
 
 『ハコニワ』の魔核取り込みは二つある。
 スララ達魔獣からの直接納入。
 そして俺が手であげる方法だ。
 後者の方が小人さん達の喜こんでいる姿も見られるし、成長や恩恵が大きい気がする。

 感覚的なものだけど多分そうだろう。
 時間がある時に実験してみるのもいいかもしれない。

 さて大量に魔獣も狩ったことだし今日は休むとしよう。

 『ハコニワ』に頼んでいた寝具を試したいと思う。
 これは以前に色々と頼んでいた物の一つだ。 
 完成品がインベントリにあるので出してみる。
 球状の透明な物体だ。

(うん。いいね)

 これをウイングボードの上に乗せると溶け始める。
 溶け出た物が流れだし全体を覆う。
 コーティングされた様に全体に光沢が広がる。
 そして光は消えた。

 これで完成だ。
 見た目は今までのウイングボードとなんら変わりない。

 ボードに乗り魔力を流すと足から中に吸い込まれる。
 入るとその中は6畳程の空間だ。
 中央にはベッドが一台と必要な寝具が備え付けてあり椅子と机もある。

 これが『ハコニワ』に頼んでいた寝具だ。
 まあ寝具というより小部屋かな。

 できるか不安だったけど上手くいったみたいで良かった。
 簡単に言うとインベントリの応用版だ。
 インベントリの中は時間経過しないけれど、この空間は経過する。

 つまり生物も入れる。実際に入れたから成功だ。
 さらに空気の循環もできているので息苦しいことはない。
 明かりも問題なく点灯でき消灯もできる。

 そして外界を見る事もできる優れものだ。
 寝ながら外を見れてしまう。もちろん外から中は見れない。

 インベントリがある世界ならできるかなと思って頼んでみて良かった。
 完璧です! 『ハコニワ』職人さん。
 
    今は気候がいいので温度管理は必要ないけど、機能は付いている。

 さらにさらに、外壁は押しのけた障害物を一旦インベントリに移す。
 移動すると押しのけた障害物がインベントリから元の位置に戻される。
 これを繰り返すことで地面の中に潜り移動できるようになった。

 ただ地中では暗くて先が見えない等、問題があるので当面は移動はしない。
 ウイングボードが隠れる程度、潜れればいいと思う。
 これで寝ている間に魔獣に襲われることはないだろう。
 
 見張りを付けなくても寝ることができる。
 まあスララは分体を配置しておくよと言っているのでお願いしておこう。

 さすがに色々な機能を付けたので時間がかかった。
 できるかは別にして思いついたら早めに依頼しておいた方がいいだろう。

(よろしく頼みます! 『ハコニワ』職人さん)
 
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