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番外編
【あやかし狐1巻発売記念番外編】真夜中の困りごと
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※屋敷に来て少し経った頃の話
※ヒロインはトイレ行かないよ派の方は読むのをおやめください
すっかりこの狐屋敷にも慣れた頃。
私にはたった一つだけ困ったことがあった。いや、困ったことは多いのだけれど、直接的な困りごとというものである。
それは──例えばこんな真夜中のこと。
「……目が覚めちゃった」
私はひっそり、布団の中で目を覚まし、ひたすら困り果てていた。
何に困っているのか。乙女として非常に言いにくいアレである。
私は両脚をもぞもぞさせる。
「……御手水……」
手洗い、厠、雪隠、トイレット。呼び方はどうでもいい。ただ夜中に目が覚める理由は大抵これだ。
(──厠に行きたいっ!)
もちろんそんなこと大きな声では言えない。なにせ私は乙女なのだから。
行くなら勝手に行けと思うだろう。私もそう思う。
しかし、この狐屋敷はとにかく広い。そして夜中は廊下も真っ暗なのだ。
しかも扉を開け間違えれば変な妖が出る屋敷。こんな状況で妖と出くわしたら、食われる前に乙女としての尊厳の方がもたない。驚いたらその瞬間におそらく出てしまうだろうから。
かと言って、このままもう一度寝たとして朝まで我慢出来るだろうか。おねしょなんてもっての外だ。乙女として色々と失うものが多すぎる。
最後におねしょをしたのは確か十歳の頃で、もうするはずがないと自分でもたかをくくっていたから、失敗に大層恥ずかしい思いをしたのだ。それから父さんも腹を抱えて笑っていた。
恥ずかしさと、あんなに笑わなくてもいいじゃないかという苛立ちまで思い出して額を押さえる。
しかも父さんは近所の人にそのことを話してしまって、そのことで歳の近い男の子にまで揶揄われたのだ。あの時はお静さんが庇ってくれて、その男の子もつい最近おねしょをしたばかりだったと発覚し、それから揶揄われることはなくなったのだった。でも、さすがにこの年齢では笑いごとで済まない。
それなら朝まで耐えようか。せめて、朝日が出るまで。しかしそれまで耐えられるのか。立ち上がった瞬間、決壊したりはしないだろうか。
しかも今の時期は日の出が遅い。寝る前にお茶を飲んでしまったのが敗因だった。こんな日に限って麦もいないのだ。せめて麦がいれば一緒に行ってもらえたのに。
私はお腹を撫でながら布団の中で小さく丸まる。朝が来るまでは我慢が出来ない気がする。
今すぐ庭に飛び出した方がいっそ楽になれるかもしれない。そんな危険思想で頭がいっぱいになる。
ひたすらどうするべきか、頭をぐるぐると悩ませていた。
「──小春さん」
「ひゃっ!」
不意にそんな声がかけられて、私は寝床の中だというのに飛び上がりそうなほど驚いた。
「どうかしましたか? 唸ってますけど、具合でも悪いんですか?」
いつの間にやら無意識に唸っていたらしい。
続きの間にいる玄湖がほんの少しだけ襖を開け、隙間から狐の面が覗いている。暗くて何も見えないはずなのに、狐の面だけがぼんやり浮かび上がって見えた。
「開けない約束なのにすみません。でも魘されてるのかと思いまして。具合が悪いならお楽を呼びましょうか?」
その声は本当に私を心配しているようだ。
「い、いえ……あの、具合悪いとかじゃなくて……」
我慢をしている私はしどろもどろで玄湖に説明する。
「でも、なんだか様子がおかしいですよ。あ、もしかして厠に行きたいとか?」
玄湖に私の心を見透かされたみたいで、恥ずかしさに顔が熱くなり、頬を押さえた。
「……小春さん、もしかして、本当に?」
玄湖はカマをかけただけだったようだ。しかし私は本当に限界だったのだ。
「……はい」
赤くなったまま小さく頷く。羞恥で涙が出そうだ。
「……あーうん、じゃあ、厠に行きましょうか」
玄湖はそう言って襖を開けた。
「え、で、でも……」
「小春さん、厠に行きたいけど、まだ屋敷の構造を覚えてないんでしょう。それに妖が出るかもしれないって怖いのかなって。それなら私が送りますよ。そろそろ我慢の限界なんでしょう? 小春さんは人間だし、我慢は毒ですよ」
「う……ううう……」
私は恥ずかしさに身悶えするが、小さな声で「お願いします」と呟くしか出来なかった。
玄湖は当たり前のように私の手を握る。真っ暗な中、スタスタと歩き始めた。狐面まで被っているのに、どうやってこんな風に歩けるのだろう。
「あれ、もしかして廊下の行燈も消えてますかね」
玄湖は呑気な声を出す。
「……ええ、だから真っ暗で……」
廊下に幾つか置いてある行燈が全て消えてしまっていた。掃き出し窓のそばは月が出ていれば薄明かりがあるけれど、これだけ暗くては歩くのもおぼつかない。
「うーん、じゃあ明日からは一つくらい朝まで保つようにしてもらいましょうか。小春さんは夜目が利かないでしょう」
「そ、そうですね……お願いします」
「あと、怖かったら毎回起こして構わないですよ」
「でも……」
「起こしたら悪いとか、そういうのは気にしない。催すのも生きてるんだから仕方がないですよ。お腹が空いたって言うたび咎められちゃ困るのと一緒です」
玄湖はへらへらと笑いながら言うけれど、今の恥ずかしさでいっぱいの私にはとても優しい言葉に聞こえたのだった。
「はい、着きましたよ。その突き当たりです。うーんと、近くに妖もいる感じはないですね。安心していってらっしゃい」
「あ、あの、玄湖さんは戻っていて……」
「帰り道で迷ったら困るでしょう。あ、大丈夫。私はこのまま十歩下がって待ってますからね。終わったら声かけてください」
「は、はい……」
玄湖は「いーち、にーい」と声に出しながら一歩ずつ下がっていく。おかげで私は安心して厠に行くことができた。
「お、お待たせしました」
用を済ませ、手水鉢で手も洗い終わって出た私は、真っ暗な廊下に声をかける。
玄湖が下がってしまうと本当に真っ暗で、とても恐ろしい。一人なら一歩も歩けない。
「はいはい」
玄湖がトテトテとやってきて、また私の手を握った。この屋敷に来る時はあんなに嫌だったのに、玄湖の手に今はこんなにも安心してしまう。
「あの……玄湖さん。ありがとうございます」
「いえいえ。なんだか可愛らしい小春さんもたまにはいいですよ」
そんなことを不意打ちで言うものだから、また頬が熱くなる。
その熱い頬に、ピタリと玄湖の手が当てられた。
「ふふ、小春さん、顔が真っ赤になってますね。こんなに頬が熱い」
「も、もう……」
「乙女というやつですねぇ」
ぼうっと浮かび上がって見える狐の面がニンマリと笑って見えた。
「ああ、本当に可愛いなぁ……」
そうしみじみと呟かれて、私の頬は布団に戻ってからも全然冷めてくれなかった。
期間限定の身代わり花嫁なのに、玄湖に大切にされるここはこんなにも居心地が良くて、何故だか胸のドキドキも治らないのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
おかげさまで『あやかし狐の身代わり花嫁』が発売になりました。
お手にとっていただけたら嬉しいです。
公式漫画にて迦国のコミカライズも始まってますので、そちらも応援していただけると助かります!
※ヒロインはトイレ行かないよ派の方は読むのをおやめください
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私にはたった一つだけ困ったことがあった。いや、困ったことは多いのだけれど、直接的な困りごとというものである。
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「……目が覚めちゃった」
私はひっそり、布団の中で目を覚まし、ひたすら困り果てていた。
何に困っているのか。乙女として非常に言いにくいアレである。
私は両脚をもぞもぞさせる。
「……御手水……」
手洗い、厠、雪隠、トイレット。呼び方はどうでもいい。ただ夜中に目が覚める理由は大抵これだ。
(──厠に行きたいっ!)
もちろんそんなこと大きな声では言えない。なにせ私は乙女なのだから。
行くなら勝手に行けと思うだろう。私もそう思う。
しかし、この狐屋敷はとにかく広い。そして夜中は廊下も真っ暗なのだ。
しかも扉を開け間違えれば変な妖が出る屋敷。こんな状況で妖と出くわしたら、食われる前に乙女としての尊厳の方がもたない。驚いたらその瞬間におそらく出てしまうだろうから。
かと言って、このままもう一度寝たとして朝まで我慢出来るだろうか。おねしょなんてもっての外だ。乙女として色々と失うものが多すぎる。
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今すぐ庭に飛び出した方がいっそ楽になれるかもしれない。そんな危険思想で頭がいっぱいになる。
ひたすらどうするべきか、頭をぐるぐると悩ませていた。
「──小春さん」
「ひゃっ!」
不意にそんな声がかけられて、私は寝床の中だというのに飛び上がりそうなほど驚いた。
「どうかしましたか? 唸ってますけど、具合でも悪いんですか?」
いつの間にやら無意識に唸っていたらしい。
続きの間にいる玄湖がほんの少しだけ襖を開け、隙間から狐の面が覗いている。暗くて何も見えないはずなのに、狐の面だけがぼんやり浮かび上がって見えた。
「開けない約束なのにすみません。でも魘されてるのかと思いまして。具合が悪いならお楽を呼びましょうか?」
その声は本当に私を心配しているようだ。
「い、いえ……あの、具合悪いとかじゃなくて……」
我慢をしている私はしどろもどろで玄湖に説明する。
「でも、なんだか様子がおかしいですよ。あ、もしかして厠に行きたいとか?」
玄湖に私の心を見透かされたみたいで、恥ずかしさに顔が熱くなり、頬を押さえた。
「……小春さん、もしかして、本当に?」
玄湖はカマをかけただけだったようだ。しかし私は本当に限界だったのだ。
「……はい」
赤くなったまま小さく頷く。羞恥で涙が出そうだ。
「……あーうん、じゃあ、厠に行きましょうか」
玄湖はそう言って襖を開けた。
「え、で、でも……」
「小春さん、厠に行きたいけど、まだ屋敷の構造を覚えてないんでしょう。それに妖が出るかもしれないって怖いのかなって。それなら私が送りますよ。そろそろ我慢の限界なんでしょう? 小春さんは人間だし、我慢は毒ですよ」
「う……ううう……」
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玄湖は当たり前のように私の手を握る。真っ暗な中、スタスタと歩き始めた。狐面まで被っているのに、どうやってこんな風に歩けるのだろう。
「あれ、もしかして廊下の行燈も消えてますかね」
玄湖は呑気な声を出す。
「……ええ、だから真っ暗で……」
廊下に幾つか置いてある行燈が全て消えてしまっていた。掃き出し窓のそばは月が出ていれば薄明かりがあるけれど、これだけ暗くては歩くのもおぼつかない。
「うーん、じゃあ明日からは一つくらい朝まで保つようにしてもらいましょうか。小春さんは夜目が利かないでしょう」
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「でも……」
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玄湖はへらへらと笑いながら言うけれど、今の恥ずかしさでいっぱいの私にはとても優しい言葉に聞こえたのだった。
「はい、着きましたよ。その突き当たりです。うーんと、近くに妖もいる感じはないですね。安心していってらっしゃい」
「あ、あの、玄湖さんは戻っていて……」
「帰り道で迷ったら困るでしょう。あ、大丈夫。私はこのまま十歩下がって待ってますからね。終わったら声かけてください」
「は、はい……」
玄湖は「いーち、にーい」と声に出しながら一歩ずつ下がっていく。おかげで私は安心して厠に行くことができた。
「お、お待たせしました」
用を済ませ、手水鉢で手も洗い終わって出た私は、真っ暗な廊下に声をかける。
玄湖が下がってしまうと本当に真っ暗で、とても恐ろしい。一人なら一歩も歩けない。
「はいはい」
玄湖がトテトテとやってきて、また私の手を握った。この屋敷に来る時はあんなに嫌だったのに、玄湖の手に今はこんなにも安心してしまう。
「あの……玄湖さん。ありがとうございます」
「いえいえ。なんだか可愛らしい小春さんもたまにはいいですよ」
そんなことを不意打ちで言うものだから、また頬が熱くなる。
その熱い頬に、ピタリと玄湖の手が当てられた。
「ふふ、小春さん、顔が真っ赤になってますね。こんなに頬が熱い」
「も、もう……」
「乙女というやつですねぇ」
ぼうっと浮かび上がって見える狐の面がニンマリと笑って見えた。
「ああ、本当に可愛いなぁ……」
そうしみじみと呟かれて、私の頬は布団に戻ってからも全然冷めてくれなかった。
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