先生と遺書

すずりはさくらの本棚

文字の大きさ

大中小

4 / 5

こころの推論【読書感想文】

こころ　夏目漱石　【読書感想文】.4

しおりを挟む

六の句～八の句

正岡子規の影響「歌人」

私という書生「人の気持ちが理解できない」

先生「他人と一緒に墓参りには行きたくないのです。」

概念：無知とは罪である　

研究材料としてしか見られない先生

理論：ストーカー

結果：人の傷みが理解できない

「経験のないわたくし（書生）」「予言」「明白な意義」

転がり込む生活　「自然の情愛の欠如」

「自然の結果？計算し尽くされた妻（さい）との口利き」

・姦淫　・淫行

書生は妻（さい）くんに興味があった。見続けて罪にいたる？

「私の興味は往来で出合う知りもしない女性」であった。

また、「女に対して冷淡ではなかった。」「年の若い私」という表現。

通常は他人の家で「食事をすることはしない。」いいえ、結構ですが言えない人間性。

親しき仲にも礼儀あり。道徳上、他人の妻を美しいとは思わない。

思っても文章にはしない。少なくとも文豪ならばしない。

大正の時代背景を考慮すると、アンニョイやハイカラでさえも罪であった。

ならば、他妻をみて美しいは罪である。

交際を申し込んだことはない。交際を申し込まなくても女性との関係はあった。

女性に対して交際を申し込むほど興味が結婚にはなかった。

SEXはするが、交際は申し込まない。現代でいう、出来レースが描かれている。

【聖書の見解】

「困窮している兄弟を見続けて、その兄弟に対して何もしないならば、それは罪である。」

書生「普通の人間」として。「普通であるならば遭えて普通の人間とは書かない。」

普通ではない場合に限り、「普通の人間と用いる。」

ある時私は先生の宅（うち）で酒を飲まされた。

（感謝がない男。私ならば、追い出しているだろう。）

通常は、飲まされたではなくて、ご馳走になったである。

なまめかしい、妻の酒の飲み方。色っぽさが伝わる。

（官能小説を学んだがゆえに解る文章体。）

しかし、私の心には「何の同情も起こらなかった。」

（子供に興味がない。不感症、無感覚。）

先生が大切であれば、ここまで無感覚ではない。

子供を授からない理由　天罰だという先生

しおりを挟む