タイトル『夜』 昨日のバイク事故ご報告2024年10月16日(水曜日)犯人逮捕

すずりはさくらの本棚

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感謝と勘当

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 今を生きる。ポイ活とPayPay。

 結婚した覚えはない。勝手に話が進んでいる。

 社宅に住む彼と実家から通う私。

 つきまといから始まった一方的な恋愛。

 いやだ…。やめてください…。

 ジェンダーがそれほど浸透していない世間という荒波。

 周囲がビールを飲めば、ビールを頼まなければならない社会という構図。

 しかも、安くはない。一杯760円もする…。

 安月給の作家という職業と月18万円の収益。収益というには悲しい。

 家賃に携帯費用などを支払えば、たいして残らない。

 それゆえのポイ活だ。その上につきまとい。

 にっちもさっちもいかない。

 なきたくなるような日々が続く。まるで婚約破棄された姫君の気分だ。

 と、ここまでは想像だが、

 安心という名の生活と勘当という名のバランスシート。

 リバランスな生活が心を苛んでいる。

 何も起きてはいないのに、かちかち山のような生活を強いられている。

 幸福とは不幸の中に見出される。書き続けることが勇者とは限らない。

 悪鬼に飲み込まれそうな自分が怖い。

 感謝と感動を忘れなければ…。小説家とは一体なんなのだろう。

 人に寄り添い生きたいと願う。しかし、気がつくとランキングを気にしている。
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