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たられば8

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 人間が、空しくも、虐げに遭う時。その空っぽな心が、何を感じるのかを知識として学び、遭遇する出来事に対して、どのような感性を抱くのかを知ることは非常に重要なことである。セカンドレイプが一番に功を奏したが、そのほかの事象に関しても述べておく必要があるだろう。

 人々が、むなしでで去らされた時、人は、毒づき、自分を呪い、逆境に対して生き続けるものは、半数を超えた。金銭を奪われたぐらいでは、人間は、自殺はしなかったのである。ではセカンドレイプはどうであるのか?これに対しては、ケアーが必要となるのだが、治癒を与えずに、放置しておくと、人は数年後に、自害したのである。みなが自害するわけではない。特に特筆すべき事柄は、令和以後の人間ほど、レイプ後に生き残る率は、高いと証明された。

 確実に殺す動機は、存在するのか?レイプ以外の惨劇とは、女性に対しても男性に対してもであるのだが、亡霊や奇遇、幻覚や幻聴、または、それらの事柄を組み合わせた、ホロコーストのような出来事が、一番、功を奏することが判明した。隔離された空間の中で、生きながらえるのは容易ではない。人間にとって孤独とは、孤独に慣れ親しんだものであっても、逆境に打ち勝つのは容易ではないようである。

 犬の遺体をベッドへ添えたり、他の犠牲者の遺体を眠っている脇に添えるだけで、人間とは、実に壊れやすい。ただの遺体を添えるだけで、過呼吸になり、喘息を持ち合わせていないものでも、自分がまるで殺害されるかのような、妄想や幻想に囚われていった。

 日本人と外国人でも、その差はあまりなかったと言えるであろう。人間とは、脆くて、壊れやすく、どこかしら輝くものがあるのだが、こと遺体に関していうならば、ただ遺体がそばにあると言うだけで、半狂乱の地獄のような悲鳴を起こすのである。実に頼もしい限りではないか。

 人間に対して一番不愉快な事柄は何かを思い巡らした。食事と水は与え続けている。それは餓死しないためであるが、栄養剤のみで過ごさせると、意外と簡単に脆くも儚く、人々は不健康へとなった。健康と不健康とは、夜の睡眠を多く取らせても、不健康にはなり得る。日中の動作を少し改良したプログラムを用意しただけでも、人間は、壊れるのが早くなった。

 では何もしなければどうなのか。実に面白いことであるのだが、人間は、女性に多いことであるのだが、ただ過ごしやすい環境があれば、独房内でも、良好な生活が送れるのかを試したが、数十年の間で、一番自殺率が高くなった。自分で自分を追い込む。人間とは、実に面白い生き物である。たらればは、存在しなかった。無作為に造られた環境依存が、功を奏したのか、それを取り上げると、人間とは何もしなくても、命を絶つものだと判明した。ホロコーストなどは必要なかったのである。カギ十字も必要はなく、それは、恐怖への依存であったが……。ナチスドイツにいた頃のような、独裁政権も必要なかった。人間に、特筆すべき内容は、既に何もないことを悟ると、快適な生活へと戻したが、全て命を絶つことにいたる。

 邪魔な遺体は全て、崩壊した死とハデスに投げ込んだ。年間、日本だけでも、消えてゆく人間の数は多い。この前例にならい、消えtも困らない数だけの人間を、捕虜として、虐げを与えたり、絶望を与えてきたが、そろそろ飽きてきた。次のステージへと進もうと思う。バイオテロなどは功を奏したが、皮膚が破けるようなエボラに比べて、人間は、比較的に、令和に入ってからの人物の方が、バイオテクノロジーには、生き残る可能性を示した。
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