穴あけたい

すずりはさくらの本棚

文字の大きさ
上 下
1 / 1

穴あけたい

しおりを挟む
 妻「ねっしんに、ふとんをほし、おせんたく。」

 (働く妻は大変です。)

 いっぽう、夫はといえば・・・・・・

 夫「ぎゃはははは・・・・・・。」

 (なにかをみながら、どうでもいいことで笑っています。)

 ・・・・・・・・・

 妻「あなた、てつだってくれませんか?」

 夫「そんなもんは、しゅふのしごとだろうに・・・。」

 (私の方が、年収高いのですが・・・。)

 (以前、それをいったらおおげんかに。)

 妻「さいきんは、どこのおたくでも、てつだうものだといっていました。」

 夫「そりゃあ、おまえがよくいう、よそはよそ!うちはうち!!だろうが。」

 (それをいわれると確かにーとしかいえません。)

 (しかし、この日の夫は少し違いました。)

 夫「どれ、かしてみろ。」

 妻「あら?どうしたのあなた。」

 夫「いいからよこせ!」

 (夫はズボンを受け取るとニヤリとして。おいはさみ。)

 (といったのです。私はいやな予感がしたのですが・・・。)

 妻「はい、はさみ。」

 (夫は鼻歌を歌いながら、ひもむすびがほどけた、ところをジョキリ。)

 (はあー・・・。それたかかったのに・・・。)

 そうして2本めもジョキリ・・・。

 ごまんえんつそうな顔をしながら。また、テレビをみはじめました。

 ・・・・・・・・・

 次の日・・・


 夫「なにしてるんだ?」

 妻「おはようございます。あなた。」

 夫「おい!ひとのずぼんをきるな!!」

 妻「だって、あなただって、きったじゃない?」

 ・・・・・・・・・

 ざまあーとおもいました。


しおりを挟む

この作品の感想を投稿する


処理中です...