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「感謝の中で生きる」

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### 随筆:「感謝の中で生きる」

初日から運がよいのか、悪いのかはわかりませんが、「まったく知らない方々から声を掛けられました」。段差で困った時や段差で転んだ時、猛暑で意識障害が起こり、気が付いたら反対の歩道に乗り上げていた時など、多くの方が「だいじょうぶですか?」と声をかけてくれました。

ある日、段差で車椅子が動かなくなった時、たまたま通りかかった方が助けてくれました。猛暑の日には、意識が朦朧として反対の歩道に乗り上げていた時も、通りすがりの方々が助けてくれました。

日によっては十数人が立ち止まり、車椅子を押してくださることもあります。感謝という言葉では表しきれないほどの助けをいただいています。中には車を降りて反対側まで走ってきてくださる方もいました。

この経験を通して、「ひとりは、みんなのために生きているんだな」と強く感じました。私たちは、他者の善意と支えの中で生きています。この随筆を通して、同じように車椅子で生活している方々に少しでも希望を届けたいと思います。

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### 追記:岸田総理のバリアフリー演説に感動して

2024年8月現在、岸田総理のバリアフリー演説を国会審議案で見ました。この演説に感動し、車椅子生活になった途端に政府が迅速に動いていることに驚きました。バリアフリーへの取り組みが進むことで、私たち車椅子利用者にとっても生活がさらに快適になり、多くの人々の優しさに支えられながら、より良い社会を築いていけると感じています。

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