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第一話
美衣満足2
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第一話の半分から 美衣満足
チューチュー、チュチューー! チューチュチューー!! チュッチュっチャー!チャー!チューチューチューーー!!!
チューチュー、チュチューー! チューチュチューー!! チュッチュっチャー!チャー!チューチューチューーー!!!
チューチュー、チュチューー! チューチュチューー!! チュッチュっチャー!チャー!チューチューチューーー!!!
うるせーーーー!!!!
チューチュー、チュチューー! チューチュチューー!! チュッチュっチャー!チャー!チューチューチューーー!!!
ビカラちゃんの眷属はネズミ。
しかも7000匹。
頼んでおいて何だけど、いちいち報告に来るチューチューの大群にもう辟易だよ。
でも、少しわかってきたぜ、ビカラちゃんがちゅーちゅーを翻訳する所によると、地蔵くんは下界に降りてるみたい。何でも衆生の事を気にかけてるみたいって。 なにしにてんだろか?
薬師寺さま、ちょっと屈んでもらえまちゅ?
ビカラちゃんが話しかけてきた。
俺がしゃがむと丁度ビカラちゃんのおでことおでこがこっつんこ。
すると、びっくり!!
目の前に地蔵くんが現れた。
見つからないようにって約束なんだけど!!
あせった俺は叫んだ。
あれ、地蔵には聞こえてない?
てゆうか気がついてないみたい。
そりゃそうでちゅよ。今見てるのは眷属の目、私を通して薬師時さまも見えてるんでちゅ。
あーーごめん、でも便利だねーー
?? じゃあ、ネズミの報告は要らなかったんじゃ無い???
地蔵が立っている。
笑いもせず、泣きもせずに無表情。
草むらからネズミが見てるのは気づかれてないようだ。
面白みもない地蔵に衆生が話しかける。
お地蔵様、お地蔵様。
私は腰が痛くて痛くて毎日泣いております。
昔は元気に働いておりましたが、無理をしたせいか身体が言う事を聞きません。
こんなに頑張って働いたのに、嫁は愛想を尽かして出てゆき、子供も言う事を聞きません。
どうか、私の辛さを知って救って下さい。
衆生が地蔵に祈ると地蔵の腰が光り出した。
どこからともなく声が響く。
さすりなさい。
代わってあげるからさすりなさい。
最初はびっくりしていた衆生だったが、恐る恐る地蔵の光っている腰をさする。
するとどうだろう。
地蔵の腰の光が消えて、衆生の腰が光り出した。
もうだいじょうぶ。
また、頭の中に声が響く。
そして、それ以上なんど話しかけても何も起こらない。
だけど
ネズミの目は見逃さなかった。
地蔵の腰に小さなひび割れが入ったのが。
また違う場所…地蔵は立っている。
地蔵様、地蔵様
聞いて下さい。 私の夫は疲れた疲れたと言って私の話を聞いてくれません。
私は毎日毎日年老いた親の面倒と子供の子守りをするばかり。何のための人生でしょう。
私は心が折れそうです。
こすりなさい。
代わってあげるからこすりなさい…
何度も何度も身代わりになって、その度に地蔵の、身体に傷がつく。
ビカラちゃん。
もうわかったよ、何してたのかわかったよ。
地蔵は衆生の辛さや痛みの身代わりになる事で救おうとしてたんだね。
よーし、なにしてるかわかったから大日に報告しにいこーぜ。
ちょっと待って下さいね。
それならいい方法がありまちゅー!!
そしてまた、こっつんこ。
目の前で大日が神チャーハン食ってるのが見える。
さあ、お話ししてみるチュー。
えっと思ったけど、話してみた。
おーい大日ーー!!
ビクーーーー!!!
チャーハンのスプーンを放り投げて驚いている。 ネズミに驚いたのかネズミが喋っているのに驚いたのか。
今度はネズミの口も借りたみたい。ビカラちゃん凄いね!!
最初は驚いていたけど、さすがは菩薩
直ぐに状況を飲み込んで話も聞いてくれた。
そっか、それがあいつのやり方なのか。
不器用なあいつらしいぜ。
おいおい、納得してていいのかよ。
常識的な話をしても
ネズミの格好で喋る俺は滑稽だろうか?
ともかく、どうにかしないと甲子園どころじゃないぜ。と俺がいう。
でも。頑固な地蔵の事だから、一度決めた事はやめないと思うんだ。
じゃあ。どうするよ。
そうだなー、こんな時はクラスの知恵者、
文殊君に相談してみよう。
任せるちゅー!!
ビカラちゃんが大きな声でさけんだ。
今度は3人でこっつんこだね!!
違う場所。文殊くん熱心に読書中。
読んでるのは女体の神秘って本。
やっぱり出来る男は違うね!!
おーい文殊ーー!!
ネズミの大日が話しかける。
君は誰だい?
流石は文殊くん、少しも驚かず、本から目を離さない。
俺だよ、大日と薬師と12神将のビカラ。
ああ、ネズミ使いのビカラの力ね。
頭いいやつは話が早いぜ!!
でさ、まるまる三角なんだけどどうしたら良いかな?
うーん。答えは簡単だけど、見返りは何かな?
文殊は本からは一瞬も目を離さずニヤリと笑う。
チューチュー、チュチューー! チューチュチューー!! チュッチュっチャー!チャー!チューチューチューーー!!!
チューチュー、チュチューー! チューチュチューー!! チュッチュっチャー!チャー!チューチューチューーー!!!
チューチュー、チュチューー! チューチュチューー!! チュッチュっチャー!チャー!チューチューチューーー!!!
うるせーーーー!!!!
チューチュー、チュチューー! チューチュチューー!! チュッチュっチャー!チャー!チューチューチューーー!!!
ビカラちゃんの眷属はネズミ。
しかも7000匹。
頼んでおいて何だけど、いちいち報告に来るチューチューの大群にもう辟易だよ。
でも、少しわかってきたぜ、ビカラちゃんがちゅーちゅーを翻訳する所によると、地蔵くんは下界に降りてるみたい。何でも衆生の事を気にかけてるみたいって。 なにしにてんだろか?
薬師寺さま、ちょっと屈んでもらえまちゅ?
ビカラちゃんが話しかけてきた。
俺がしゃがむと丁度ビカラちゃんのおでことおでこがこっつんこ。
すると、びっくり!!
目の前に地蔵くんが現れた。
見つからないようにって約束なんだけど!!
あせった俺は叫んだ。
あれ、地蔵には聞こえてない?
てゆうか気がついてないみたい。
そりゃそうでちゅよ。今見てるのは眷属の目、私を通して薬師時さまも見えてるんでちゅ。
あーーごめん、でも便利だねーー
?? じゃあ、ネズミの報告は要らなかったんじゃ無い???
地蔵が立っている。
笑いもせず、泣きもせずに無表情。
草むらからネズミが見てるのは気づかれてないようだ。
面白みもない地蔵に衆生が話しかける。
お地蔵様、お地蔵様。
私は腰が痛くて痛くて毎日泣いております。
昔は元気に働いておりましたが、無理をしたせいか身体が言う事を聞きません。
こんなに頑張って働いたのに、嫁は愛想を尽かして出てゆき、子供も言う事を聞きません。
どうか、私の辛さを知って救って下さい。
衆生が地蔵に祈ると地蔵の腰が光り出した。
どこからともなく声が響く。
さすりなさい。
代わってあげるからさすりなさい。
最初はびっくりしていた衆生だったが、恐る恐る地蔵の光っている腰をさする。
するとどうだろう。
地蔵の腰の光が消えて、衆生の腰が光り出した。
もうだいじょうぶ。
また、頭の中に声が響く。
そして、それ以上なんど話しかけても何も起こらない。
だけど
ネズミの目は見逃さなかった。
地蔵の腰に小さなひび割れが入ったのが。
また違う場所…地蔵は立っている。
地蔵様、地蔵様
聞いて下さい。 私の夫は疲れた疲れたと言って私の話を聞いてくれません。
私は毎日毎日年老いた親の面倒と子供の子守りをするばかり。何のための人生でしょう。
私は心が折れそうです。
こすりなさい。
代わってあげるからこすりなさい…
何度も何度も身代わりになって、その度に地蔵の、身体に傷がつく。
ビカラちゃん。
もうわかったよ、何してたのかわかったよ。
地蔵は衆生の辛さや痛みの身代わりになる事で救おうとしてたんだね。
よーし、なにしてるかわかったから大日に報告しにいこーぜ。
ちょっと待って下さいね。
それならいい方法がありまちゅー!!
そしてまた、こっつんこ。
目の前で大日が神チャーハン食ってるのが見える。
さあ、お話ししてみるチュー。
えっと思ったけど、話してみた。
おーい大日ーー!!
ビクーーーー!!!
チャーハンのスプーンを放り投げて驚いている。 ネズミに驚いたのかネズミが喋っているのに驚いたのか。
今度はネズミの口も借りたみたい。ビカラちゃん凄いね!!
最初は驚いていたけど、さすがは菩薩
直ぐに状況を飲み込んで話も聞いてくれた。
そっか、それがあいつのやり方なのか。
不器用なあいつらしいぜ。
おいおい、納得してていいのかよ。
常識的な話をしても
ネズミの格好で喋る俺は滑稽だろうか?
ともかく、どうにかしないと甲子園どころじゃないぜ。と俺がいう。
でも。頑固な地蔵の事だから、一度決めた事はやめないと思うんだ。
じゃあ。どうするよ。
そうだなー、こんな時はクラスの知恵者、
文殊君に相談してみよう。
任せるちゅー!!
ビカラちゃんが大きな声でさけんだ。
今度は3人でこっつんこだね!!
違う場所。文殊くん熱心に読書中。
読んでるのは女体の神秘って本。
やっぱり出来る男は違うね!!
おーい文殊ーー!!
ネズミの大日が話しかける。
君は誰だい?
流石は文殊くん、少しも驚かず、本から目を離さない。
俺だよ、大日と薬師と12神将のビカラ。
ああ、ネズミ使いのビカラの力ね。
頭いいやつは話が早いぜ!!
でさ、まるまる三角なんだけどどうしたら良いかな?
うーん。答えは簡単だけど、見返りは何かな?
文殊は本からは一瞬も目を離さずニヤリと笑う。
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