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自業自得の孤独でしょうか
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そんな日々が続き、私は泉を避け続けた。
それでも同じ会社の中にいるのだ。
意図せず泉と遭遇する事までは避けられない。
今日もそう。
廊下を出た瞬間、入ってこようとしていた泉と向き合う形になった私は内心引き攣った。
「莉子先輩っ…」
真剣な声で呼び止められる。
「少しだけ、お話させてください」
「あっ…、ごっ、ゴメン、私は、今急いでるから!」
「ちょっ、待って下さい、少しだけでいいですから…」
「莉子先輩…」
そう言って私を呼び止める泉を、振り切った。
こうして、行きたくもないトイレに駆け込んだこともあれから一度や二度ではない。
本当に心臓に悪い。
一人トイレに篭っている私は、どうすればいいのかと居た堪れなくて頭を抱える。
いつまでこんな事を繰り返すのか。
これではビリケンさんでは無くトイレの花子さんだ。
(何やってんだかなぁ…)
ため息をつく。
そこに三人くらいだろうか、女の子たちの声が聞こえてきた。
「ね、聞いた?営業二部の泉くん、マチタニ自動車の部品受注したって!」
「ほんとに!?」
(ええっ?、そうなんだ!すごいよ、泉、それは凄いことだよ?!)
私は目を瞬かせ、トイレの中で無言で会話に食いついた。
「マチタニでしょ?あの会社の車って、ひとつ決まっても生産台数が半端ないから、ひょっとして社長賞ものじゃない?」
だよね…
「そうかも!」
女の子達の声のトーンが上がる。
「今期は三丸との業務提携も進んでるし、この会社もかなり利益上がるんじゃない?」
「うそ、じゃ、じゃあさ、もしかしてボーナスも上がるかな?」
「えっ、マジで?期待しちゃう!」
「あたし、新しいバッグ欲しいんだよね!」
「泉くん、西海建材もいい感じらしいし、最近勢い凄いよね?」
「へぇ、じゃあさ、一つ飛び越えて昇進あるかもね?」
「ある、ありえるね、確か私のいっこ下だから、25だよね?あの若さでかぁ」
(飛び級…?たしかにあり得る話かも…)
私には犬みたいに甘える泉。
だけど奴は営業職として、目を見張る成長をしていた。
「ねね、泉くんてさ、いいよね?大きくて、強そうなのに、すっごい大らかそうで…」
「うんうん、ちっさい事気にしなさそう。前は大きい割にどこか可愛い感じも良かったけど、入社三年目にもなると落ち着きと男らしさもでてくるよね?」
「えっ、千夏さんもそう思ってた?実は私も……」
少しトーンが変わった声に眉を寄せる。
泉の良さも努力も今は私だけが知るものではない。
皆にもちゃんと伝わっている。それは嬉しい事なのに、何故か少し自分を寂しくさせる。
「えっ、そう、って何?もしかして結構本気?なら、誘っちゃえば?」
「千夏は元カレと復縁したばっかだもんね?推しちゃえ、案外押しに弱いかもよ、泉くん、人が良さそうだし?」
「…ははっ、実はもう誘ってみたんだよ、何度かね」
「そうなの?」
「うん、でも、いっつもあの笑顔でかわされちゃうんだよね、脈なしかな?彼女は、いないと思うんだけどな…」
「えっ?そうなんだ、でも、総務部の莉子先輩とはよく食事だって行ってるみたいなのにね?」
「…泉くんって、もしかしてだけど、莉子先輩の事好きなのかな?」
その言葉に目を見開く。
「え…、違うでしょ?さすがに、だって莉子先輩だよ?ないない!」
「そうだよね。…莉子先輩に恋愛なんてね」
「私も、そう思うよ、あれが恋愛感情だったら不憫過ぎるって…」
(無い無い、莉子先輩に恋愛なんてね……)
(あれが恋愛感情だったら不憫過ぎるよ…)
そんな言葉と遠ざかる足音を聞きながら、私はその場から動けなかった。
「そうだよね……」
無いよ……
泉と私の恋愛なんて…
あるはずなんてない。
今更、こんな言葉で傷付く自分なんていらない。
きっとあの日のあれは、理由は分からないけど、とても辛そうだった泉の気の迷い。
好きだと言われた。
そういう意味で、好きなのだとも。
(莉子先輩と恋愛なんてね…)
泉は故意に誰かを傷つけるような事をする奴じゃない。それも分かる。
でも、やっぱり勘違いをしてはいけない。
その場の勢いと熱を鵜呑みに出来るほど、リアルでは若くはない。
誰かに縋りたい日があっただけ。
それがあの夜だっただけ。
そう思おう。
それが一番しっくりくる。
翔に昔、そんな夜があって、私でない誰かに一時期引き寄せられたように…
——泉にも、私がいただけ
たまたま、その視界にいつも私がいただけ。
ただ、それだけ…、それだけの事。
なのに、何で泣いてるんだろう、私。
最後に泣いたのはいつだろう。
ずっと昔に乗り越えたはずのこんな涙はもう必要ない。
(もう。ほんと、やだな……。)
ほんと、やだ…。
☆
そう自覚したら、一人になった。
厳密に言えばそれは大袈裟で、相変わらず多くの同僚や後輩に囲まれて多忙な日々を過ごしている。
あの日から泉とは挨拶程度の会話しかしていない。
メッセージは毎日のように届いていて、何度か話したいと言われていた。
そのメッセージには一度だけ「お気になさらず」のビリケンさんスタンプで返信だけいれた。「あんまりしつこいと怒るよ」とのコメントを添えた。
夜になるとかかってくる電話にもでていない。
あの後は、メッセージも敢えて見ない事にしている。
どんな声で、どんな話をすればいいのか分からない。
ただそれだけなのに、やはり自分の中で上手く消化できない。最近無性に生き辛さを感じる。
こんなのは気のせいだと思いたい。
私は何も変わらない。
「莉子先輩?一緒にランチいかがですか?」
後輩の飛鳥ちゃんと瀬奈ちゃんが誘ってくれる。
あんまり食欲が無くて、それを理由にやんわり断り、会社をでる。
最近体がだる重い。
少し風邪気味なのかも知れない。
あの倉庫室の温度もよくなかった。
少しは何かお腹に入れなきゃと、義務的に買ったコンビニのおにぎりとサラダ、チキンを公園のベンチで一人広げて溜息を吐く。
以前だったら、こんな何気ない日にも泉は纏わりつくように隣にいて、きっとしつこいくらい食べ物の感想聞いてきて、強請るように手元を見つめられて、仕方なく食べるもの交換したりしてたっけ…
そのくせ、何処に隠してるのか謎のスイーツを取り出した泉は「もう、太るからやめとくって言ってるのに!」って言う私の言い分を完全に無視して「大丈夫ですって、絶対美味しいから食べてみてくださいよ、莉子先輩」って無理強いされたりして…
(賑やかだったな、泉一人がいるだけで…)
毎日が楽しかったのだと思う。
だからこそ、恨めしい気持ちにもなる。
「はぁ、」
再び溜息を吐く。
(どうして、あぁいうこと、しちゃうんだよ?馬鹿泉、私、あのまま居たかったよ?あんたと、ずっと変わらずに、ああしていたかった)
多分、そういう事なのだ。
ずっと一緒にいたかった。
ずっと笑っていたかった。
居心地のいい時間だけを切り取るように、何の不安もなく泉と二人でいたかった。
年齢にも
格差にも
嫉妬や不安にも
恐れからくる恋愛特有の打算に溺れる自分の醜さや執着からも…
そして、時は無常であると言う当たり前の事実にも…
あらゆる柵に囚われず、ただ今を楽しんでいたかった。
そんな事、叶うはずもないのに…
これは妄想ではない。
リアルだから…
私はもう、リアルの恋は卒業したのだから。
ううん、逃げ出したのだから。
執着を捨てたと言えば体裁はいい。
でも、結局は努力する事も放棄して生きてきた。
これ以上、自分を傷つけないように。
そんな自分の大き過ぎるペナルティーは、誰でもなく自分が一番よく分かっている。
それでも同じ会社の中にいるのだ。
意図せず泉と遭遇する事までは避けられない。
今日もそう。
廊下を出た瞬間、入ってこようとしていた泉と向き合う形になった私は内心引き攣った。
「莉子先輩っ…」
真剣な声で呼び止められる。
「少しだけ、お話させてください」
「あっ…、ごっ、ゴメン、私は、今急いでるから!」
「ちょっ、待って下さい、少しだけでいいですから…」
「莉子先輩…」
そう言って私を呼び止める泉を、振り切った。
こうして、行きたくもないトイレに駆け込んだこともあれから一度や二度ではない。
本当に心臓に悪い。
一人トイレに篭っている私は、どうすればいいのかと居た堪れなくて頭を抱える。
いつまでこんな事を繰り返すのか。
これではビリケンさんでは無くトイレの花子さんだ。
(何やってんだかなぁ…)
ため息をつく。
そこに三人くらいだろうか、女の子たちの声が聞こえてきた。
「ね、聞いた?営業二部の泉くん、マチタニ自動車の部品受注したって!」
「ほんとに!?」
(ええっ?、そうなんだ!すごいよ、泉、それは凄いことだよ?!)
私は目を瞬かせ、トイレの中で無言で会話に食いついた。
「マチタニでしょ?あの会社の車って、ひとつ決まっても生産台数が半端ないから、ひょっとして社長賞ものじゃない?」
だよね…
「そうかも!」
女の子達の声のトーンが上がる。
「今期は三丸との業務提携も進んでるし、この会社もかなり利益上がるんじゃない?」
「うそ、じゃ、じゃあさ、もしかしてボーナスも上がるかな?」
「えっ、マジで?期待しちゃう!」
「あたし、新しいバッグ欲しいんだよね!」
「泉くん、西海建材もいい感じらしいし、最近勢い凄いよね?」
「へぇ、じゃあさ、一つ飛び越えて昇進あるかもね?」
「ある、ありえるね、確か私のいっこ下だから、25だよね?あの若さでかぁ」
(飛び級…?たしかにあり得る話かも…)
私には犬みたいに甘える泉。
だけど奴は営業職として、目を見張る成長をしていた。
「ねね、泉くんてさ、いいよね?大きくて、強そうなのに、すっごい大らかそうで…」
「うんうん、ちっさい事気にしなさそう。前は大きい割にどこか可愛い感じも良かったけど、入社三年目にもなると落ち着きと男らしさもでてくるよね?」
「えっ、千夏さんもそう思ってた?実は私も……」
少しトーンが変わった声に眉を寄せる。
泉の良さも努力も今は私だけが知るものではない。
皆にもちゃんと伝わっている。それは嬉しい事なのに、何故か少し自分を寂しくさせる。
「えっ、そう、って何?もしかして結構本気?なら、誘っちゃえば?」
「千夏は元カレと復縁したばっかだもんね?推しちゃえ、案外押しに弱いかもよ、泉くん、人が良さそうだし?」
「…ははっ、実はもう誘ってみたんだよ、何度かね」
「そうなの?」
「うん、でも、いっつもあの笑顔でかわされちゃうんだよね、脈なしかな?彼女は、いないと思うんだけどな…」
「えっ?そうなんだ、でも、総務部の莉子先輩とはよく食事だって行ってるみたいなのにね?」
「…泉くんって、もしかしてだけど、莉子先輩の事好きなのかな?」
その言葉に目を見開く。
「え…、違うでしょ?さすがに、だって莉子先輩だよ?ないない!」
「そうだよね。…莉子先輩に恋愛なんてね」
「私も、そう思うよ、あれが恋愛感情だったら不憫過ぎるって…」
(無い無い、莉子先輩に恋愛なんてね……)
(あれが恋愛感情だったら不憫過ぎるよ…)
そんな言葉と遠ざかる足音を聞きながら、私はその場から動けなかった。
「そうだよね……」
無いよ……
泉と私の恋愛なんて…
あるはずなんてない。
今更、こんな言葉で傷付く自分なんていらない。
きっとあの日のあれは、理由は分からないけど、とても辛そうだった泉の気の迷い。
好きだと言われた。
そういう意味で、好きなのだとも。
(莉子先輩と恋愛なんてね…)
泉は故意に誰かを傷つけるような事をする奴じゃない。それも分かる。
でも、やっぱり勘違いをしてはいけない。
その場の勢いと熱を鵜呑みに出来るほど、リアルでは若くはない。
誰かに縋りたい日があっただけ。
それがあの夜だっただけ。
そう思おう。
それが一番しっくりくる。
翔に昔、そんな夜があって、私でない誰かに一時期引き寄せられたように…
——泉にも、私がいただけ
たまたま、その視界にいつも私がいただけ。
ただ、それだけ…、それだけの事。
なのに、何で泣いてるんだろう、私。
最後に泣いたのはいつだろう。
ずっと昔に乗り越えたはずのこんな涙はもう必要ない。
(もう。ほんと、やだな……。)
ほんと、やだ…。
☆
そう自覚したら、一人になった。
厳密に言えばそれは大袈裟で、相変わらず多くの同僚や後輩に囲まれて多忙な日々を過ごしている。
あの日から泉とは挨拶程度の会話しかしていない。
メッセージは毎日のように届いていて、何度か話したいと言われていた。
そのメッセージには一度だけ「お気になさらず」のビリケンさんスタンプで返信だけいれた。「あんまりしつこいと怒るよ」とのコメントを添えた。
夜になるとかかってくる電話にもでていない。
あの後は、メッセージも敢えて見ない事にしている。
どんな声で、どんな話をすればいいのか分からない。
ただそれだけなのに、やはり自分の中で上手く消化できない。最近無性に生き辛さを感じる。
こんなのは気のせいだと思いたい。
私は何も変わらない。
「莉子先輩?一緒にランチいかがですか?」
後輩の飛鳥ちゃんと瀬奈ちゃんが誘ってくれる。
あんまり食欲が無くて、それを理由にやんわり断り、会社をでる。
最近体がだる重い。
少し風邪気味なのかも知れない。
あの倉庫室の温度もよくなかった。
少しは何かお腹に入れなきゃと、義務的に買ったコンビニのおにぎりとサラダ、チキンを公園のベンチで一人広げて溜息を吐く。
以前だったら、こんな何気ない日にも泉は纏わりつくように隣にいて、きっとしつこいくらい食べ物の感想聞いてきて、強請るように手元を見つめられて、仕方なく食べるもの交換したりしてたっけ…
そのくせ、何処に隠してるのか謎のスイーツを取り出した泉は「もう、太るからやめとくって言ってるのに!」って言う私の言い分を完全に無視して「大丈夫ですって、絶対美味しいから食べてみてくださいよ、莉子先輩」って無理強いされたりして…
(賑やかだったな、泉一人がいるだけで…)
毎日が楽しかったのだと思う。
だからこそ、恨めしい気持ちにもなる。
「はぁ、」
再び溜息を吐く。
(どうして、あぁいうこと、しちゃうんだよ?馬鹿泉、私、あのまま居たかったよ?あんたと、ずっと変わらずに、ああしていたかった)
多分、そういう事なのだ。
ずっと一緒にいたかった。
ずっと笑っていたかった。
居心地のいい時間だけを切り取るように、何の不安もなく泉と二人でいたかった。
年齢にも
格差にも
嫉妬や不安にも
恐れからくる恋愛特有の打算に溺れる自分の醜さや執着からも…
そして、時は無常であると言う当たり前の事実にも…
あらゆる柵に囚われず、ただ今を楽しんでいたかった。
そんな事、叶うはずもないのに…
これは妄想ではない。
リアルだから…
私はもう、リアルの恋は卒業したのだから。
ううん、逃げ出したのだから。
執着を捨てたと言えば体裁はいい。
でも、結局は努力する事も放棄して生きてきた。
これ以上、自分を傷つけないように。
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