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最後に言いたい事
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正夢を見てすぐ店に行く支度をし豹と共に店に向かった。
カランッ…
店内に入ると接客席のソファに仰向けになって寝ている隆二さんの姿があった。
「隆二さん!起きてください!」
「んっ…せな?何でこんな所にいるんだ?」
「俺の事はいいんです!とにかく一緒に来てくださいっ!」
「えっ!?お、おいっ…」
言語道断とばかりに隆二の腕を引っ張り半ば無理矢理に連れ出し外で待機してくれていたタクシーに無理矢理押し込む。
「運転手さん!空港まで最速でお願いします!」
「お、おい!せなにそれに豹までいったい何なんだ?」
「今から隆二さんには真希さんに会ってしっかり話してもらいます!拒否は許しません!」
「なっ…!?俺は絶対会わないって言っただろ!」
「隆二さんは真希さんの本当の気持ち聞いたことあるんですか?今も昔もどんな事を思ってたのか聞いた事あるんですか?」
「そんなの分かりきってる…あいつは俺の事を愛してはいないかっただから…」
「勝手に人の気持ち決めつけんなっ!阿呆っ!!」
パシッ!
「っ…」
勢いあまって隆二の頬に平手打ちを食らわせるとその状況に周りの運転手さんや豹までもが静まり返った。
「人の本当の気持ちなんてな、本人に直接聞いてみないと分かんねぇだよ!勝手に決めつけて誤解してすれ違ってバッカじゃねーの!今言わなきゃ真希さんアメリカに行っちゃうんですよ?もう会えないかもしれないんですよ?少しでも後悔があるんなら…言いたい事があるんなら今言わなくてどうするんですか!男なら泣きながら頼む女性の願いぐらい聞かなきゃ男として…いや、ホストとして失格です!!」
「っ……」
星那の言葉を黙って聞いていた豹が付け加えるように口を開いた。
「せなはまだガキで経験も大人の隆二さん達からしたら浅いですけど誰よりもホストの本質を分かっており女性の事をよく分かってると思います。だから今星那がいった事は隆二さんだけではなくホストとして女性の真希さんの気持ちを分かっているからこその発言だと思います。だけど、一番真希さんのことを理解しているのは隆二さんじゃないんですか?」
「そうだな…お前らの言う通りだ。俺は真希の気持ちを聞こうとしなかった。勝手に思い込み真希の事を理解してるつもりが自分のために自ら真希を遠ざけ避けていたのかもしれない…もう一度チャンスがあるのなら会えなくなる前にちゃんと真希と話して本当の気持ちを知りたい…!」
「そう来なくっちゃ!運転手さん、あとどれくらいで着きますか?」
「あと十五分ぐらいだね」
時計を見ると十三時ちょうどを回っていた。
何とか間に合いそう…早く!もっと早く…!
*
「はぁ…はぁ…真希さんはどこ!?」
「もう改札口かもしれない…!行くぞ!」
「うん!」
空港に着き走って真希さんを探すがどこにもおらず既に改札口にいるかもしれないと思い改札口に走った。
「真希さん…真希さん…いた!!」
改札口付近にて列に並ぶ真希さんの姿を見つけ慌てて向かう。
「真希っ…!!」
隆二さんは真希さんに向かって叫ぶとそれに気づいた真希さんが驚いた顔で振り向き列から離れ近づいた。
「隆二…?」
「ずっと遠ざけて悪かった…会って話したい事があって来たんだ」
「私もずっと隆二に話したい事があったの…!」
ようやく会えた二人を横目に私は改札口にいるキャビンアテンダントさんに駆け寄った。
「あの!この十三時三十分のアメリカ行きの飛行機をもう一度確かめて貰えませんかっ!?」
「急に何ですか?このアメリカ行きの飛行機は整備士さんの人達がしっかりと確かめた上で飛びます。不備はありません」
「それでも大勢の命がかかってるんです!一般市民の言葉でも少しでも危ない可能性があるのなら見るべきじゃないんですか!?」
どうしても見てもらわなければ真希さんを乗せた飛行機は墜落して乗客全員死亡するかもしれない…もしそうなれば今止めなかった私自身を後悔する事になる!
「ですから私どもがしっかりと点検したおりで…」
「君、ちょっといいかな…?」
するとその様子を見ていたらしいパイロット男性が横から入ってきた。
「何でしょうか…?」
「その話に根拠はあるのかい?君はどうみても一般市民だ…そんな君の言葉一つで我々が整備士を含めキャビンアテンダントやお客様に迷惑をかけるかもしれないのに簡単には動けないんだ。確実な根拠があるのなら話は別だが…?」
「根拠はないです!それでも正夢で見たんです!この十三時三十分のアメリカ行きの飛行機の片方の翼が停止して機内にいる乗客全員が恐怖の顔を浮かべ最後には海の上に飛行機の破片が飛び散り海が赤い液体で染まる夢を…そんな夢をみて何もせず起こってしまった後に止めなかった事を後悔したくないんです!もしもが起こってからじゃ遅いんです!そんな1パーセントの危険を回避してこその整備士でしょ!?乗客を安全に飛ばす事は空港で働く人々の役目じゃないんですか!?」
必死に泣きながら叫ぶ星那にパイロット男性はただ真っ直ぐに見つめ意を決してかのように持っている無線で何かを話し始めた。
「…十三時三十分のアメリカ行きだけでいい、もう一度不備がないか点検してくれ」
「川澄機長…!?」
「私が全部の責任を請け負う。この少年の言う通り乗客全員を安全に飛ばすために私たちはいる…1パーセントでも危険があるのならそれを回避してこその私達の役目だろ?」
「あ、ありがとうございますっ!」
深々と頭を下げ話を聞いてくれたパイロット男性にお礼を言った。
その後、星那の言う通り十三時三十分のアメリカ行きの飛行機にはエンジンに不備がありこのまま行けば上空にて片方の翼が停止し墜落して誰も助からない状況に陥っていた事実に知らせた星那の事は伏せ整備士を動かした川澄機長の対応がニュースになっていた。
*
「何か言ったのか…?」
真希さんと隆二さんの様子を伺う為、豹の側に戻るとパイロット男性とキャビンアテンダントさんに何か言っていた様子を遠目で見ていた豹が問いかける。
「別に少し飛んでもらうのを遅らせてもらっただけ…それより二人はどうなったの?」
「今ちょうど隆二さんが真希さんに愛していた事や遠ざけた理由を言い終わったとこだ…」
「…そうだったのね、私達お互いに誤解してすれ違ってただけだったんだ」
「真希は俺の事本気で愛してはいないと思ってたからこそ俺だけの気持ちで真希を振り回すわけにわいかなかった…」
「それは違うわ…!私も隆二の事愛していた!でも私も隆二と同じように隆二は本当に愛してはいないと思っていたし、隆二との恋を貫いてしまえば親が隆二に何するか分からなくてお見合いから逃げる事も結婚から逃げる事も出来なかったの…でも何も言わずに隆二の前から姿を消した事は私の身勝手だったわ…本当にごめんなさいっ!」
泣きながら謝る真希さんの姿に隆二さんは何とも言えないような辛そうな顔をすると涙を流す真希さんの頬に優しく触れた。
「謝らないでくれ…謝らなければならないのは俺の方だ。俺は真希の事を愛していたのに…誰よりも理解してるつもりだったのに…真希の本心を聞こうとしなかった。挙句の果てには自ら真希を遠ざけ勝手に思い込んで真希を悲しませてしまった…本当にごめんな?」
その言葉に真希さんは首を横に振ると頬を伝う涙を拭った。
「お互いに誤解しあってすれ違ったせいでこうなってしまったの…これも運命よ。それに今隆二が幸せなら私は悔いはないわ」
「俺も真希が幸せなら悔いはない…今幸せか?」
「幸せよ…すっごく幸せ…!」
その言葉通りに本当に幸せそうな笑みを浮かべる真希さんに隆二さんは笑顔を向けた。
「よかった…いつかまた、会うことが出来たらその時は結婚のお祝いに真希が好きだった白い薔薇の花束を贈る」
「ううん、それは私にじゃないわ…隆二の大切な人に贈ってあげて?」
そう言うと真希さんは後ろで遠目で見ていた星那に視線を向ける。
ん?私…?
キョトンとする星那にクスリと笑うと隆二さんに向き直り耳元に何やら呟いた。
「…今度は離しては駄目よ?」
謎の言葉に隆二はキョトンとした顔をするとその顔を見た真希さんはクスリと小さく笑い笑顔で旅立っていった。
カランッ…
店内に入ると接客席のソファに仰向けになって寝ている隆二さんの姿があった。
「隆二さん!起きてください!」
「んっ…せな?何でこんな所にいるんだ?」
「俺の事はいいんです!とにかく一緒に来てくださいっ!」
「えっ!?お、おいっ…」
言語道断とばかりに隆二の腕を引っ張り半ば無理矢理に連れ出し外で待機してくれていたタクシーに無理矢理押し込む。
「運転手さん!空港まで最速でお願いします!」
「お、おい!せなにそれに豹までいったい何なんだ?」
「今から隆二さんには真希さんに会ってしっかり話してもらいます!拒否は許しません!」
「なっ…!?俺は絶対会わないって言っただろ!」
「隆二さんは真希さんの本当の気持ち聞いたことあるんですか?今も昔もどんな事を思ってたのか聞いた事あるんですか?」
「そんなの分かりきってる…あいつは俺の事を愛してはいないかっただから…」
「勝手に人の気持ち決めつけんなっ!阿呆っ!!」
パシッ!
「っ…」
勢いあまって隆二の頬に平手打ちを食らわせるとその状況に周りの運転手さんや豹までもが静まり返った。
「人の本当の気持ちなんてな、本人に直接聞いてみないと分かんねぇだよ!勝手に決めつけて誤解してすれ違ってバッカじゃねーの!今言わなきゃ真希さんアメリカに行っちゃうんですよ?もう会えないかもしれないんですよ?少しでも後悔があるんなら…言いたい事があるんなら今言わなくてどうするんですか!男なら泣きながら頼む女性の願いぐらい聞かなきゃ男として…いや、ホストとして失格です!!」
「っ……」
星那の言葉を黙って聞いていた豹が付け加えるように口を開いた。
「せなはまだガキで経験も大人の隆二さん達からしたら浅いですけど誰よりもホストの本質を分かっており女性の事をよく分かってると思います。だから今星那がいった事は隆二さんだけではなくホストとして女性の真希さんの気持ちを分かっているからこその発言だと思います。だけど、一番真希さんのことを理解しているのは隆二さんじゃないんですか?」
「そうだな…お前らの言う通りだ。俺は真希の気持ちを聞こうとしなかった。勝手に思い込み真希の事を理解してるつもりが自分のために自ら真希を遠ざけ避けていたのかもしれない…もう一度チャンスがあるのなら会えなくなる前にちゃんと真希と話して本当の気持ちを知りたい…!」
「そう来なくっちゃ!運転手さん、あとどれくらいで着きますか?」
「あと十五分ぐらいだね」
時計を見ると十三時ちょうどを回っていた。
何とか間に合いそう…早く!もっと早く…!
*
「はぁ…はぁ…真希さんはどこ!?」
「もう改札口かもしれない…!行くぞ!」
「うん!」
空港に着き走って真希さんを探すがどこにもおらず既に改札口にいるかもしれないと思い改札口に走った。
「真希さん…真希さん…いた!!」
改札口付近にて列に並ぶ真希さんの姿を見つけ慌てて向かう。
「真希っ…!!」
隆二さんは真希さんに向かって叫ぶとそれに気づいた真希さんが驚いた顔で振り向き列から離れ近づいた。
「隆二…?」
「ずっと遠ざけて悪かった…会って話したい事があって来たんだ」
「私もずっと隆二に話したい事があったの…!」
ようやく会えた二人を横目に私は改札口にいるキャビンアテンダントさんに駆け寄った。
「あの!この十三時三十分のアメリカ行きの飛行機をもう一度確かめて貰えませんかっ!?」
「急に何ですか?このアメリカ行きの飛行機は整備士さんの人達がしっかりと確かめた上で飛びます。不備はありません」
「それでも大勢の命がかかってるんです!一般市民の言葉でも少しでも危ない可能性があるのなら見るべきじゃないんですか!?」
どうしても見てもらわなければ真希さんを乗せた飛行機は墜落して乗客全員死亡するかもしれない…もしそうなれば今止めなかった私自身を後悔する事になる!
「ですから私どもがしっかりと点検したおりで…」
「君、ちょっといいかな…?」
するとその様子を見ていたらしいパイロット男性が横から入ってきた。
「何でしょうか…?」
「その話に根拠はあるのかい?君はどうみても一般市民だ…そんな君の言葉一つで我々が整備士を含めキャビンアテンダントやお客様に迷惑をかけるかもしれないのに簡単には動けないんだ。確実な根拠があるのなら話は別だが…?」
「根拠はないです!それでも正夢で見たんです!この十三時三十分のアメリカ行きの飛行機の片方の翼が停止して機内にいる乗客全員が恐怖の顔を浮かべ最後には海の上に飛行機の破片が飛び散り海が赤い液体で染まる夢を…そんな夢をみて何もせず起こってしまった後に止めなかった事を後悔したくないんです!もしもが起こってからじゃ遅いんです!そんな1パーセントの危険を回避してこその整備士でしょ!?乗客を安全に飛ばす事は空港で働く人々の役目じゃないんですか!?」
必死に泣きながら叫ぶ星那にパイロット男性はただ真っ直ぐに見つめ意を決してかのように持っている無線で何かを話し始めた。
「…十三時三十分のアメリカ行きだけでいい、もう一度不備がないか点検してくれ」
「川澄機長…!?」
「私が全部の責任を請け負う。この少年の言う通り乗客全員を安全に飛ばすために私たちはいる…1パーセントでも危険があるのならそれを回避してこその私達の役目だろ?」
「あ、ありがとうございますっ!」
深々と頭を下げ話を聞いてくれたパイロット男性にお礼を言った。
その後、星那の言う通り十三時三十分のアメリカ行きの飛行機にはエンジンに不備がありこのまま行けば上空にて片方の翼が停止し墜落して誰も助からない状況に陥っていた事実に知らせた星那の事は伏せ整備士を動かした川澄機長の対応がニュースになっていた。
*
「何か言ったのか…?」
真希さんと隆二さんの様子を伺う為、豹の側に戻るとパイロット男性とキャビンアテンダントさんに何か言っていた様子を遠目で見ていた豹が問いかける。
「別に少し飛んでもらうのを遅らせてもらっただけ…それより二人はどうなったの?」
「今ちょうど隆二さんが真希さんに愛していた事や遠ざけた理由を言い終わったとこだ…」
「…そうだったのね、私達お互いに誤解してすれ違ってただけだったんだ」
「真希は俺の事本気で愛してはいないと思ってたからこそ俺だけの気持ちで真希を振り回すわけにわいかなかった…」
「それは違うわ…!私も隆二の事愛していた!でも私も隆二と同じように隆二は本当に愛してはいないと思っていたし、隆二との恋を貫いてしまえば親が隆二に何するか分からなくてお見合いから逃げる事も結婚から逃げる事も出来なかったの…でも何も言わずに隆二の前から姿を消した事は私の身勝手だったわ…本当にごめんなさいっ!」
泣きながら謝る真希さんの姿に隆二さんは何とも言えないような辛そうな顔をすると涙を流す真希さんの頬に優しく触れた。
「謝らないでくれ…謝らなければならないのは俺の方だ。俺は真希の事を愛していたのに…誰よりも理解してるつもりだったのに…真希の本心を聞こうとしなかった。挙句の果てには自ら真希を遠ざけ勝手に思い込んで真希を悲しませてしまった…本当にごめんな?」
その言葉に真希さんは首を横に振ると頬を伝う涙を拭った。
「お互いに誤解しあってすれ違ったせいでこうなってしまったの…これも運命よ。それに今隆二が幸せなら私は悔いはないわ」
「俺も真希が幸せなら悔いはない…今幸せか?」
「幸せよ…すっごく幸せ…!」
その言葉通りに本当に幸せそうな笑みを浮かべる真希さんに隆二さんは笑顔を向けた。
「よかった…いつかまた、会うことが出来たらその時は結婚のお祝いに真希が好きだった白い薔薇の花束を贈る」
「ううん、それは私にじゃないわ…隆二の大切な人に贈ってあげて?」
そう言うと真希さんは後ろで遠目で見ていた星那に視線を向ける。
ん?私…?
キョトンとする星那にクスリと笑うと隆二さんに向き直り耳元に何やら呟いた。
「…今度は離しては駄目よ?」
謎の言葉に隆二はキョトンとした顔をするとその顔を見た真希さんはクスリと小さく笑い笑顔で旅立っていった。
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